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タイトル

11月7日

夏の終わり頃から、首回りに小さなプツプツができて、パタパタ掻いていた王太郎。今回が初めてではない。4年前、カンザワ母が他界し、実家でダイダイとふたり(1人と1匹)暮らしになった父の見守りでバタバタしていた時期にも同じことがあった。原因はストレス。幸い当時はすぐに自然治癒したが、今回は長い。
それにしても王太郎のストレスって何?カンザワから言わせれば、ストレスフリーなお気楽ライフにしか見えないけど。
そんな話を獣医さんにしたところ、どうやらカンザワが日中の数時間、兄宅にいるダイダイと過ごすことが不満=ストレスなんじゃないかということに。う~ん…それを言うなら、王太郎よりダイダイのほうがお留守番が長いのに。
とにかく家にいるときは王太郎をかまってかまって(文字通り)ネコ可愛がりしてあげて!…という獣医さんからのアドバイスに従い、皮膚に良いサプリを与えながら『王太郎チヤホヤ作戦』を続けること2ヶ月余り。やっとプツプツもなくなり、痒みも治ってきた様子。
まだときどきカンザワの前に来て、これ見よがしにパタパタと首回りを掻くことがあるが、本当に痒いのだろうか?ここ2ヶ月、王太郎がパタパタするたびに「まだ痒い?困ったね」とカンザワが心配そうに反応するのに味をしめて、仮病でパタパタしているようにも見えなくもない。王太郎なら…あり得る!(笑)

11月8日

ダイダイ、シャンプー&トリミングの日。大好きなトリマーさんが今日も車で迎えに来てくれた。ダイダイを抱き上げ、車内に設置されたクレートに入れようとしたら…あれ?…クイッと上げたアゴが突っかかって入らない。「あ、拒否してますね」とトリマーさん。え?何で?いつもはサッサと入るのに。
理由が判明。お隣りのクレートに先客のペキニーズちゃんがいたのだ。いつもはおひとりさまで乗車することが多いので、相乗りに緊張したのね。お婆ワンなのに、どんだけ犬見知りなのよダイダイ?

11月11日

ダイダイが待つ兄宅へ。日中なのに珍しく兄がいて、キューブカステラのお裾分け。猫ちゃんの焼き印入り。可愛い~!箱ごと手渡されたカンザワ分を覗きながら、ふと視線を落とすとダイダイが何やらガツガツ。え?カステラ…いつの間に!?
カンザワ分は無事。兄の分を台所からくわえてきたらしい。キューブ型とはいえ、結構なボリュームをペロッと完食。しかも直前にルッカ(兄宅の猫)のフードも盗み食いしていたと兄が言う。またーー?
先月、動物病院に行ったら、この1年で体重500g増えたことが判明したばかり。今夜は晩ごはん抜きっ!…だと食欲の秋に可哀想なので半分っ!さぁ今から散歩でカステラを消化消化。

11月19日

『王太郎チヤホヤ作戦』がすっかりルーティン化した我が家。晩ごはんのあとは指圧タイム。カンザワの膝の上でヘソ天になった王太郎の両肩の内側を親指でぐりぐり。気持ち良さそうに半目でうつらうつらする表情の可愛いこと。 思えば先代猫ゲッペイはカンザワの膝の上はおろか、室内でも滅多にヘソ天ポーズなどしないクール男子だった。そんなゲッペイに接するのと同じ調子で接してきたから、甘えん坊な王太郎的には不満がくすぶっていたのかもしれない。 一時期ほとほと悩まされたソファでのお粗相も、王太郎の抗議の表れだったことが今になるとよくわかる。あの頃は両親の介護などでいっぱいいっぱいだったとはいえ、もう少し努力して王太郎に寄り添うべきでした。 今は心に刻んでいる。甘ったれ猫との暮らしには覚悟が必要!(笑)

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カンザワファミリー劇場

パウなヤツら

おきらく研究所

ゲッくんダイぽん 299日和

プロフィール

絵と文/神沢礼江

人間/♀
イラストレーター。
犬猫歴30数年。
ファミリーのボス
兼パシリ(?)

王太郎

ノルウェージャン/♂
’14年初夏生まれ。体重5.8キロ。
去勢済みの箱入り息子猫。
キュ~ン♪と鳴く甘ったれ。

ダイダイ

ミックス(コッカプー)/♀
’08年真夏生まれ。体重6.8キロ。
所長実家から所長兄宅に転居。
文字通りのお転婆な婆さん犬。

ルッカ

ミケトラ猫/♀
’10年真夏生まれ。体重3.2キロ。
所長兄宅のアンチ箱入り娘猫。
地元では喧嘩最強のアネゴ。

ゲッペイ

オシキャット/♂
’95年元旦生まれ。体重3.8kg。
去勢ズミの完全室ニャイ猫。通称「ゲッくん」。

バニラ

キャバリア/♀
'08年夏休み、
天国リゾートへ旅立つ。お空で悠々バカンス中。

マル

ヨークシャーテリア/♀
’94年秋生まれ。所長の実家を仕切る、箱入り娘。食と食事作法にこだわるグルメ犬。