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タイトル

5月23日

一昨年後半からシャンプーとトリミングが嫌いになってしまったダイダイ。もともとブラッシングも嫌いなので、今やお手入れ全般が不可になってしまった。今日は半年ぶりの美容院。またトリマーさんにご負担かけることは確実。「やはり無理であれば、ノータッチでダイダイを帰してくださって構いません」とトリマーさんに伝えて預ける。祈るような気持ち。
2時間後、トリマ一さんから連絡。案の定、今日も大荒れの模様。トリマ一さんがダイダイ掛かりつけの獣医さんにまで電話でご相談してくださったところ、まさか鎮静剤までは打てないということに。今日はシャンプーもせず、お尻まわりを少しだけトリミングしていただいた状態でご帰還となった。…まぁ想定内だったけれど。
トリマ一さんいわく「そもそもシャンプーやトリミングが好きなコってほとんどいなくて。ダイダイちゃんもこれまでは耐えてたけど、高齢になってイヤなものはイヤ!って限界が来たのかも」
たしかに。シャンプーやトリミングを喜んでいるのは人間のほう。本人(本犬)たちにはど一でもいいことだもんね。今まで我慢してくれて、ありがとうね、ダイダイ。
さて、これからどうしよう。ビビリで神経質で人見知りの暴走老婆犬、今さら他店に依頼できないし。カリスマならぬ、かりそめトリマ一=カンザワの素人トリミングで乗りき るしかなかろう。どうなることやら~(泣)。

6月6日

ダイダイのお薬を買いに動物病院へ。3年ほど前から飲んでいる心臓と腎臓のサポート薬(幸いお薬の量は最初から全く増えていない)と、毎年恒例のフィラリア予防薬。
フィラリア予防のほうは、本来ならまずは血液検査を受けなければいけないけれど、この暑いのにハイシニアのダイダイは来院しなくてもOKとの獣医さんのご配慮で、昨年から検査ナシでお薬をいただいている。子犬の頃から確実に予防してきたので、ダイダイちゃんなら大丈夫!という特例扱い。ありがたいことです。
話題はダイダイの『シャンプー&トリミングが嫌いになってしまった問題』へ。獣医さんのエピソード「以前ポメラニアンを飼ってたけど、生涯一度もシャンプーしなかったよ」に驚愕しつつ(笑)大いに勇気づけられた。たしかに、皮膚アレルギーにでもならない限り、シャンプーは必ずしも必要ない…のかも??「ケモノ臭はするけどね」と獣医さん。それは大丈夫、ケモノ臭が嫌で動物と暮らせるか~!シャンプーしなくちゃのコダワリから解放されたような気分になった。獣医さん、ありがとうございます。

6月9日

ソファに座るカンザワの膝を狙うダイダイと王太郎。代わりばんこに膝に乗っては、同じポーズで甘えてる。手放しで仲良しではないけれど、影響を受け合い与え合うマネッコ同士。ふたりとも可愛いぞ(笑)。

6月17日

深夜未明。王太郎が枕元にやってきてゴロゴロゴロゴロ甘えはじめた。カンザワの顔に貼りつき、ほっぺたに触り、ザラザラと舐めつづけ…暑さと湿気でオデコから汗が吹きだした。オーちゃん、ゴメン!も少し距離を置こうよ。あまりのしつこさに辟易してリビングのソファに避難。するとすかさず追ってきて膝の上にジャンプの構え。いったい何?しばらく眠れなくなった…
朝になり何となく理由が判明。廊下に大きな毛玉の吐き跡。「吐いたよ~」という報告か?もしくは吐く前に気持ち悪くて訴えに来ていたか?(たぶん後者)
スッキリしたのか王太郎、カンザワの枕で気持ちよさそうに二度寝していた。

カンザワファミリー劇場

パウなヤツら

おきらく研究所

ゲッくんダイぽん 299日和

プロフィール

絵と文/神沢礼江

人間/♀
イラストレーター。
犬猫歴30数年。
ファミリーのボス
兼パシリ(?)

王太郎

ノルウェージャン/♂
’14年初夏生まれ。体重5.8キロ。
去勢済みの箱入り息子猫。
キュ~ン♪と鳴く甘ったれ。

ダイダイ

ミックス(コッカプー)/♀
’08年真夏生まれ。体重6.8キロ。
所長実家から所長兄宅に転居。
文字通りのお転婆な婆さん犬。

ルッカ

ミケトラ猫/♀
’10年真夏生まれ。体重3.2キロ。
所長兄宅のアンチ箱入り娘猫。
地元では喧嘩最強のアネゴ。

ゲッペイ

オシキャット/♂
’95年元旦生まれ。体重3.8kg。
去勢ズミの完全室ニャイ猫。通称「ゲッくん」。

バニラ

キャバリア/♀
'08年夏休み、
天国リゾートへ旅立つ。お空で悠々バカンス中。

マル

ヨークシャーテリア/♀
’94年秋生まれ。所長の実家を仕切る、箱入り娘。食と食事作法にこだわるグルメ犬。