役に立ったらシェア！
１２月１１日
ダイダイの生活拠点が実家→兄宅だった頃、散歩コースはのどかな畑道がメインだった。今は我が家近辺の駅前広場と遊歩道。人通りも多く、ダイダイと散歩中に見知らぬ通行人から話しかけられることも格段に増えた。とはいえ、せっかく近寄ってくれる人たちのほとんどを吠えて追い返してしまうアンチ・フレンドリーなダイダイ。１４歳にもなると、この気質は一生変わらないだろうなぁ（追い払われた皆さん、ごめんなさい）。
ところが今日は違った。「かわいいですねぇ」と近づいてきたシニア女性に、普段は警戒心の強いダイダイが珍しく吠えない。どころか気持ち良さそうに撫でてもらっている。聞けば以前にヨーキーを飼っていたという女性、「１７歳まで長生きしてくれたし、とても親孝行なコだったんですよ」と。ダンナさんが宝くじを買ってワンちゃんの誕生日の数字を選んだら４０数万円当たったとか。
すご～い♪カンザワもやってみようかな～。ダイダイと王太郎の誕生日の数字で。親孝行はドッチだ～！？
１月３日
今朝はビックリした。目覚めたら掛布団が重い。両脇に重しが乗ったよう。顔を上げて見ると、左側にダイダイ、右側に王太郎がスヤスヤ。２匹の同居生活が始まって３か月余り、こんなことは初！記念写真を撮りたい…けど真ん中にいる自分が動いたら２匹を起こしてしまう。特に王太郎がベッドに近づくことすらヨシとしないダイダイは起こしたくない。２匹に挟まれて固唾を飲みながらウキウキ悶々…
そんな挙動が伝わったのか、まず王太郎が目を覚まし、それに気づいたダイダイも起きだして例により唸り始め、王太郎が去り…至福の時間は呆気なくジ・エンド。
過去の犬猫同居では２匹に挟まれて目覚めることを「幸せサンドウィッチ状態」と呼んでいたことを思い出す。また体験できるとは夢にも思わなかった。いや、昨日の朝の初夢がパッとしなかった分、今朝の現実のほうが夢見心地だった。こんな朝が今年は増えますように。
１月１１日
ダイダイが我が家に来て以来、就寝前に必ず一悶着する２匹にホトホト疲れていた。カンザワにベッタリで王太郎を寝室にすら寄せつけないダイダイの頑固さに、以前はカンザワと一緒に寝んねしていた王太郎が悔しくないわけがない。ゆえに夜毎はじまる激しいバトル。響き渡るダイダイの激吠え。コレいつまで続くの？２匹が元気な間ずっと？それは困る！何とかしなくては！！
で、今年に入り解決策を編み出した。
これまではダイダイを膝に乗せて（乗せたくなくてもソファに座るとすぐさま飛び乗ってくる）リビングにいたカンザワが、さてそろそろ寝るかとダイダイと一緒に寝室に移動するせいで、バトルが勃発していた。これをやめなければいけない。
まずはダイダイを膝から下ろしてリビングの明かりを消し、王太郎が待つダイダイ立入禁止の台所へ。ダイダイに後追いされても奥の死角に身を隠す（ちょっと可哀想だけど）。諦めてひとり真っ暗なリビングのソファに引き返すダイダイ。もともと眠いのを我慢しているため、あっさり眠りにつく。カンザワと王太郎、抜き足差し足で寝室へ。パッと消灯、サクッと就寝。
この作戦で一晩中ソファで寝てくれる夜もあるダイダイ。王太郎もカンザワと眠れてご満悦。２匹への愛は公平に。ひとまずめでたしめでたし？
１月１５日
厚い曇り空の薄暗い朝。誰かが吐いてる音が聞こえる。リビングに行くと茶色い吐しゃ物が数ヶ所。吐いたのダイダイ？当の本犬はカーテンの陰でモゴモゴ。王太郎が至近距離で見ているのに、珍しく唸りもせず、様子がおかしい。どーしたダイダイ！？
するとカーテンから出て来てカーペット敷きの廊下へ。カーペットの端から飛び出している糸をムシャムシャ引っ張って食べはじめた。止めようとダイダイの体を掴んだら、振り向いてガウ！（怖）
次は寝室へ。またも敷物の端っこを噛み始める。いったい何？ 悪夢でも見ているような光景。
やがてダイダイが落ち着いてきたので、やっとリビングの吐しゃ物の掃除に着手。何やら細かい枝のようなブツが混ざっている。その後、玄関でブツの正体が判明。しゅろぼうきの「しゅろ」がズタズタに散らばっていた。
まだお腹に異物が詰まってるかも…場合によっては病院行き？…そんなカンザワの心配をよそに、何事もなかったようにゴハンをツガツ食べ、ウンチもモリモリ。隙を狙って王太郎の食べ残しまで平らげたダイダイ。よほど空腹だったのか？
我が家に慣れてきたせいか、最近のダイダイ婆ワン、子犬返りしたように、やりたい放題だ。元気で何よりだが、今朝の異様な行動は年齢的なものもあるのかなぁ？考えても仕方ない。とりあえず敷物からほつれた糸を始末して、ほうきを買い換えよう。
