役に立ったらシェア!

タイトル

3月14日

ダイダイ、美容院へ。昨年から急激にガンコ婆ワンと化し、子犬の頃から懐いているトリマ一さんをも手こずらせ困らせる事態になっている。もともと被毛にチラッとブラシが引っかかるだけで歯がムキッとなる怒りん坊ではあったけれど、今やガウガウ状態に? 
トリマ一さんが言うには、年齢と共に気難しくなるコもいれば、その逆に若い頃は気が荒くてもシニアになり落ち着くコもいるそうだが…ダイダイは生来の短気がますます際立ってゆくパターン。そんな問題児ならぬ問題婆に辛抱強く付き合ってくださるトリマ一さんには感謝しかない。
さらに帰宅後の行動にも、やはり昨年から変化が見られるダイダイ。疲れているはずなのに、ソワソワウロウロと家中を落ち着きなく動き回るのだ。今夜は家中の電気を早めに消して、みんなでサッサと寝よう。全てがダイダイ・ファ一ストな我が家。

3月24日

何やら頬ばってニチャニチャ噛みながら走ってきたダイダイ、ソファに座っていたカンザワめがけてジャンプしながら、腕にペッ!(ドヤ顔)
ん?何?…王太郎のトイレ砂!? ちょっと~!!
我が家の生活にすっかり慣れたのは良いけれど、やりたい放題のダイダイ。子犬返りしてる14歳8ヶ月。

3月26日

自宅マンションの水道管清掃日。業者さんが複数名、洗浄道具や床や廊下に敷きつめるロールシートを持って順番に回ってくる。ダイダイにとっては初めての体験。怯えて興奮して吠えまくること確実。
我が家の順番が近づいた頃、作業の邪魔をさせないために、ダイダイにそっとリードを付ける。異変を察知したのかガタブル震え始めたが、「大丈夫大丈夫!一緒にいるから」と撫でてなだめて落ち着かせる。無事に仕事を終えた業者さんたちが我が家を後にしてホッ。しかし直後に思わぬ事態が…
このところ不具合だった玄関ドアの鍵が、ついに壊れてしまった。急きょ鍵屋さんに連絡。シリンダ一ごと交換と相なった。
水道管清掃後で吠え疲れ気味のダイダイも、普段ならお昼寝タイムの午後4時。今度はリードを付けず、カンザワと一緒にリビングで待機することに。それでも玄関から響いてくる交換作業のガチャガチャ音に反応し、わざわざ吠えに行くダイダイ。その都度、鍵屋さんに詫びるカンザワ。新しい鍵が付いた頃には、もう日が暮れ始めていた。ダイちゃん、お疲れ。にわか番犬ぶりっこ、ご苦労さま。
一方、王太郎は日がな一日、家庭内隠れ家(押入れ?納戸?)で息を潜めてくれて世話なしだった。ダイダイ同居前なら、こんな日はウロチョロ動き回って、作業の邪魔をして、カンザワをヤキモキさせたものだけど…お株をすっかりダイダイに奪われたね(笑)。

4月18日

ダイダイ・ファースト生活にも慣れてきた我が家。夜8時頃、ダイダイがソファで爆睡したのを見計らい、リビングの電気を消して真っ暗に…
それから王太郎とカンザワ、ふたりの時間が始まる。家の中で唯一、ダイダイ立入禁止の場所、、、台所にて(哀)。
ダイダイが来る以前なら、王太郎を膝に乗せ、リビングでまったりテレビ鑑賞タイムだったけれど、今は台所の床に座り、フタ付きゴミ箱に乗せたタブレットでネットの見逃し配信を視聴している。膝の上の王太郎はカンザワの腕や手を舐めたり、伸び上がって鼻チュウをしたり…こんな甘ったれが、日中はカンザワにベッタリ貼り付きっぱなしのダイダイをどんな気持ちで見ているのかと思うと…「不憫」の一言。
オーちゃん、いつもありがとね。ダイダイが元気なのは、オーちゃんのおかげでもあるよ。…オーちゃんの元気も意外とダイダイ効果だったりするけどね(笑)。

カンザワファミリー劇場

パウなヤツら

おきらく研究所

ゲッくんダイぽん 299日和

プロフィール

絵と文/神沢礼江

人間/♀
イラストレーター。
犬猫歴30数年。
ファミリーのボス
兼パシリ(?)

王太郎

ノルウェージャン/♂
’14年初夏生まれ。体重5.8キロ。
去勢済みの箱入り息子猫。
キュ~ン♪と鳴く甘ったれ。

ダイダイ

ミックス(コッカプー)/♀
’08年真夏生まれ。体重6.8キロ。
所長実家から所長兄宅に転居。
文字通りのお転婆な婆さん犬。

ルッカ

ミケトラ猫/♀
’10年真夏生まれ。体重3.2キロ。
所長兄宅のアンチ箱入り娘猫。
地元では喧嘩最強のアネゴ。

ゲッペイ

オシキャット/♂
’95年元旦生まれ。体重3.8kg。
去勢ズミの完全室ニャイ猫。通称「ゲッくん」。

バニラ

キャバリア/♀
'08年夏休み、
天国リゾートへ旅立つ。お空で悠々バカンス中。

マル

ヨークシャーテリア/♀
’94年秋生まれ。所長の実家を仕切る、箱入り娘。食と食事作法にこだわるグルメ犬。