

6月7日
夕方5時半、ダイダイと散歩中、『夕焼け小焼け』のメロディーをバックに、市内の防災アナウンスが響き渡る。
「良い子の皆さん、もうすぐ日が暮れます。車に気をつけて、おうちへ帰りましょう」
毎日流れるアナウンスなのに、今日は突然、遠吠えをはじめたダイダイ。救急車のサイレンにはよく吠えてるけど、このパターンは初めて。何か心境の変化?

6月8日
毎年この時期恒例、ワクチン・フィラリア予防・血液検査で動物病院へ。
この夏10歳になるので、血液検査の結果が心配だったけれど、獣医さんにも感心されるほど、何も異状なしの健康体だった。ほっ。
同居していたじいやん&ばあやん(カンザワ両親)を昨年から立て続けに亡くし、波乱の犬生になってしまったダイダイの心理的ストレスたるや、カンザワ的には察するに余りある。が、慌てず騒がず順応し、元気に生活している様子には本当に励まされ、頭が下がる。ダイダイ偉いぞ!
そういえば、以前なら診療台に乗るたびにお粗相していたのに、いつからかそれもなくなった(この春の狂犬病予防接種のときも大丈夫だった)。遅ればせながら、大人になったのね。うれしいような、せつないような…。
診療後、いつものように獣医さんとノリノリでハイタッチして、オヤツタイム♪(警戒心の強いダイダイ、身内以外の手からは決してフードを食べないが、この獣医さんだけはOK)。

6月27日
昨年から始まった王太郎のお粗相パフォーマンス(大)も、そろそろ1周年を迎えようとしている。頻度としては1ヶ月半に1度ほど。原因はわかっている。実家で留守番犬となってしまったダイダイへの嫉妬。ダイダイのお世話で奔走するカンザワへの当てつけなのだ。
獣医さんに相談したところ、「言って聞かせる作戦」をアドバイスされた。今のダイダイの境遇など詳しく話して、王太郎に理解ししてもらっては?と。
今朝もカンザワがソファに座っていたら、隣に上がり込んできた王太郎が突然、堂々とウンチング・ポーズ。あわててソファから王太郎を下ろしたが、時すでに遅し、すでに小さな便が1コ落ちていた。
今こそ作戦敢行!
「オーちゃん聞いて。ダイちゃんはね、おじいちゃんもおばあちゃんも死んじゃって、お留守番なの。だからオカーチャマが会いに行く時間しか、甘える人がいないの。オーちゃんなんか、いつだってオカーチャマに甘え放題でしょう?」
床の上で何故か「猫の開き」のように平たくうつぶせて、耳をヒコヒコ傾けていた王太郎。果たして理解してくれただろうか?
ちなみに王太郎に対してだけ、自称「オカーチャマ」なカンザワ。王太郎特有のキャ~キャ~鳴きが、「オキャ~チャマ~」と聞こえてしまうのが由来です(こんなこと言ってるから、甘ったれが増長するのかも)。

7月20日
さすがの(命に関わる危険な)猛暑で、数日前から夜通し冷房オンにしている我が家。
冷房オフのときは、カンザワのベッドに寄りつかない北欧ルーツの暑がり猫・王太郎が、朝方ゴロゴロ甘えながらやって来るようになった。王太郎的には心地いい気温設定なのかもしれないが…カンザワ的には安眠妨害されるうえ、あづぐるじい~!(汗)