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タイトル

8月17日

夜散歩で、いつもの遊歩道へ。今夜はキラキラのライトに照らされながら、キッチンカ一がズラリと並んでいる。バインミー、かき氷、ロコモコサンド、麻婆丼…美味しそうな匂いに誘われ、広場への階段を降りながら、カンザワ一瞬、油断してしまった。ダイダイがそばを通りかかったシーズーちゃんに吠えながら飛びかかろうとしたのだ。コラーッ!ダメ一ーッ!勢い余って階段を転げ落ちるダイダイ。
すみませーん!あわててシーズーちゃんに駆け寄ると、「ワンちゃん、お怪我してないかしら?」と逆にダイダイを心配してくださった先方の飼い主さん。幸い双方とも無事で心底ホッとしたけれど…
ここ年々、神経質なお婆ワンと化しているダイダイとの散歩、今後ますます気持ちとリードを引き締めなければと思った出来事。そして明らかにコチラが悪い状況だったにも関わらず、優しく接してくださった先方の飼い主さんには頭の下がる思い。世の中には天使のような人がいるものですね。

8月25日

ダイダイと王太郎の水飲みボウルは、2匹共用でリビングの2カ所に設置している。夏場はリビングの床でゴロゴロしてる率の高い王太郎が、何故かだいたいどちらかのボウルのそばにいて…そのせいで勃発するバトル!といっても怒るのはいつも一方的にダイダイだけど。
今日もボウルのそばで箱座りしてる王太郎に「どいて!」とばかりに吠えかかり、水を飲もうとしている。王太郎も動じることなくダイダイを見つめ返す。そのピカピカ光る大きな瞳が怖いらしく、怯えながらもウガウガ文句を垂れながら水を飲むダイダイ。もうひとつのボウルで飲みなさいよ~(笑)。
ほぼ毎日のように繰り返されるこの光景、2匹にとってはバトルというより、一種のプレイなのかもしれないと思うこの頃。

9月8日

まだ薄暗い明け方、首回りにモフッとした感触。珍しく王太郎が枕元にやって来て、ゴロゴロ言いながら丸まっている。オーちゃん、久しぶりだね。去年の10月に2匹の同居が始まって以来、カンザワにベッタリのダイダイ姉さんがベッドに近づくことすら許してくれなかったもんね。幸いダイダイは足のほうで寝ている。思いっきり甘えていいんだよ。カンザワもここぞとばかりにナデナデのお返し。
とはいえ、ここ数日、さすがに熱帯夜は脱した感あるから、王太郎も床のゴロ寝で冷えた体を温めに来ただけ?ひとしきり甘えたのちアッサリ去って行って行きました。昨夜の残りのカリカリでも食べに行ったかニャ?

9月12日

昨夜、廊下からドタバタ暴れる音がしたので行ってみると、王太郎が何かのキャップのような?パーツのような?樹脂製の小さなブツにジャレている真っ最中。それ何?どこから持ってきたの?
昔、先代猫がリビングに落ちていた小さなネジにジャレていて、何だか分からず捨ててしまったことがあった。が、数日後に気づいた、室内用物干しのネジが1本抜けていることに~。あのときの二の舞を踏まぬよう、今回は保管しておかねば。
で、一夜明け、意外と早くブツの正体が判明した。お納戸にあった椅子の脚カバーでした。アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトが1910年代にデザインした『ミッドウェイ・チェア』の。といっても当時の製品ではなく、のちに作られたリプロダクト品だけど。カンザワがまだ犬猫ライフしてなかった若い頃に購入。その後、犬を迎え、猫を迎え、椅子の布貼り部分をバリバリにされそうで、お納戸に仕舞いっぱなしに。家にあることすら忘れていた椅子だった。結構な重量なのに、一体どうやって脚カバーを外したのか?王太郎ってときどき不思議なことをする。

カンザワファミリー劇場

パウなヤツら

おきらく研究所

ゲッくんダイぽん 299日和

プロフィール

絵と文/神沢礼江

人間/♀
イラストレーター。
犬猫歴30数年。
ファミリーのボス
兼パシリ(?)

王太郎

ノルウェージャン/♂
’14年初夏生まれ。体重5.8キロ。
去勢済みの箱入り息子猫。
キュ~ン♪と鳴く甘ったれ。

ダイダイ

ミックス(コッカプー)/♀
’08年真夏生まれ。体重6.8キロ。
所長実家から所長兄宅に転居。
文字通りのお転婆な婆さん犬。

ルッカ

ミケトラ猫/♀
’10年真夏生まれ。体重3.2キロ。
所長兄宅のアンチ箱入り娘猫。
地元では喧嘩最強のアネゴ。

ゲッペイ

オシキャット/♂
’95年元旦生まれ。体重3.8kg。
去勢ズミの完全室ニャイ猫。通称「ゲッくん」。

バニラ

キャバリア/♀
'08年夏休み、
天国リゾートへ旅立つ。お空で悠々バカンス中。

マル

ヨークシャーテリア/♀
’94年秋生まれ。所長の実家を仕切る、箱入り娘。食と食事作法にこだわるグルメ犬。