1月15日
昨秋、じいやん(カンザワ父)の老人ホーム入所以来、夜は実家でお留守番のダイダイ。
実家至近にある兄宅から独立していた甥が、兄宅に戻る計画が一時期あり、その際にはダイダイの生活拠点を兄宅に移すことにしていたが、甥の都合でそれも白紙になった。
この寒さで数日前から実家の水道管が凍結(泣)。ダイダイの飲み水も兄宅から汲んできたり、お隣りさんの庭先から汲ませていただいたり、相変わらず毎日ハプニングの連続だが、どんなときも元気なダイダイに救われている。
今日やっと水道屋さんが来て、凍った水道管を見てくれたが、気温が上がって水が出るまで待つしかないとのアドバイス(再び泣)。
そこにヒョッコリ現れ、会話に参加するように真ん中に座った兄宅の猫・ルッカの頭を水道屋さんがクリクリなでていた。カンザワ、つらい気持ちが少し和らぐ。最近、犬猫に励まされてばかり(泣笑)。
1月21日
昨秋来、台風など悪天候の期間は、実家にいるダイダイに会いに行くのが大変になるため、事前にカンザワ自宅マンションにダイダイを連れてくることにしている。
明日は大雪との予報で、今年はじめて、ダイダイをマンションにお泊まりさせることに。
とはいえ、繊細で人見知りな王太郎との同居は無理。ダイダイも王太郎に会ったら爆吠えしてご近所迷惑になること必至なので、ダイダイは同じ建物内の父の仕事場へ。
そしてその夜、事件は起こった(大げさ)。
「ダイダイ、近くにいるんだよ」 と、王太郎にダイダイのスマホ画像を見せたのがシャクにさわったのか、王太郎が突然、ソファにモリモリと排便をはじめたのだ。
またか! 昨秋来6回目。母の他界、父の老人ホーム入所→入院…大変な時期に必ずヤラカシてくれる王太郎のこの行為、カンザワ、名付けました。
「非常時脱糞」
王太郎にばかり、かまっていられないんだよぅ(泣)。
2月3日
先月下旬の大雪につづき、再び雪の予報があったため、3日前からまたマンションにいるダイダイ、マンション生活にもすっかり慣れ…と思っていたら、トンでもない事態が起こった。
部屋で遊んでいたダイダイが急にガタガタ震えだしたのだ。フードやオヤツはパクパク食べ、いつもと変わらぬ快便。ボールを投げると飛んで行くけど、くわえて戻るとまたガタガタ。カンザワが膝に抱っこして、ダイダイの子守唄(ばあやんがよく歌っていた『ぞうさん』の替え歌)を歌っても震えが止まらない。
どう見ても身体的な病気ではなさそうだけど…もしかして心理的ストレス? ダイダイ、お家に帰ろう!
あわてて実家に連れて行くと、何事もなかったようにガタガタは止まっていた。ダイダイ、震えるほど実家が恋しかったの…?
3月6日
先日のダイダイのガタガタ(震え)事件を獣医さんに話したら、こう指摘された。
「だから前から言ってたでしょ。ダイダイは番犬タイプなの。プライドをもって実家を守ってるんだよ。移動させたら逆に不安定になるよ」
え~…でも、外野から言われるんですよ、「誰もいない実家でお留守番?かわいそう」って。実際、それを言われるたびに、カンザワもいたたまれず泣きたい気持ちになるのだ。すると獣医さんが言った。
「そんなヤツには言ってやれ! ならオマエが来て世話をしろ~!って(笑)」
たしかに、口先だけで「かわいそう」なんて憐れまれるのは、ダイダイ本犬的には、まっぴら御免なのかも。それに、ここ数ヶ月で分かったことがある。犬に詳しい人ほど、ダイダイの今の境遇を「大丈夫だよ」と言ってくれるのだ。もちろんダイダイの強いキャラあってのことだけれど。
ちなみに先日の震えは、やはりストレスとか。「放置していたら、てんかんを起こしたかもしれないよ。すぐに実家に連れて帰って正解だったよ」と獣医さん。
この一件で、カンザワも腹を決めた。
今後もダイダイの生活拠点は実家。夜は1匹でお留守番。でも日中は、できる範囲で、ダイダイと一緒に過ごすぞ!