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タイトル

8月28日

散歩中、ハトを追いかけながら華麗にジャンプ!…したものの激しくズッコケたダイダイ。大丈夫ー!?カンザワが声をかけると明らかにキマリ悪そうな笑顔で振り向いた。何だか人間みたい(笑)。カッチョ悪いところ見られたくなかったのね。了解。見なかったことにするね。
生来オテンバで運動神経バツグンなダイダイ、数年前までは用水路沿いのキワキワを得意そうに疾走したり、大きな段差に軽々と飛び乗ったり、足を踏み外すなんてあり得なかった。が、昨今は危うい場面もときどき。お婆ワンにしては健脚だけど、やっぱり目が離せない。今日も用水路ギリギリに行きたがるダイダイを制しながら声をかける。「転ぶよ~」じゃプライドを傷つけそうだから、「気をつけて~」。

8月29日

数日前、王太郎の胸とお腹の間にゴッツイ毛玉発見。ひとつ…ふたつ…ふたつ半?(姑息にも3つとは数えたくない笑) 昨年、腰まわりを毛玉だらけにして以来、背中側チェックは怠らなかったが、お腹側はノーマークだった。我ながら応用学習能力なさすぎ。
毛玉ほぐし作業は、いつも夜。王太郎がソファでリラックスしてヘソ天になったところを見計らい、さりげにクシを取り出し、コーミング開始。ちょっとでも毛を引っかけたり引っぱったりすると、速攻パンチが飛んでくる。無理に続けると流血騒ぎになりかねないため、その時点で終了。毎日コツコツ根気強くがコツ。
今日は昼間、台所で王太郎と目が合ったので、「またムネムネの毛玉取らせてね」とコーミングのジェスチャーをしたら、その場でコロリンとお腹を出した。その上機嫌、夜までキープしてください。

9月2日

畑コースを散歩中、十字路を右に曲がろうとしたら、座り込んで拒否するダイダイ。前方からは見知らぬシニア女性がやってくる。もし犬が苦手な人だったら、それを敏感に察知するダイダイが吠えかからないとも限らない。ニアミスを避けるためにも、何としても右折したいのに、にっちもさっちも立ち往生。どうするカンザワ!
な~んて心配は無用でした。満面の笑顔で近づいてくるシニア女性に、ダイダイも生前のばあやん(カンザワ母)に甘えていた頃のようにピヨピヨ声で熱烈大歓迎。良かった、どう見ても犬好きおばあさんだ~。
十字路の真ん中で2人と1匹のイヌバタ会議。嬉しそうにダイダイをなでくりまわすおばあさん、以前はシェットランドシープドッグ3頭と暮らしていたという。すぐ近所にお住まいではないけれど、ときどきウォーキングで足を伸ばしていること、書道教室の先生をしていること(どおりでキリッとされてる)など楽しくお喋り。また会いましょうね!と名残惜しくお別れした。うん、たぶんきっと、またバッタリお会いしそうな予感。
人見知り犬見知りで警戒心の強いダイダイでも、数年に1人、会った瞬間に懐いてしまう人がいる。今回で5人目かな。どの方も明るいオーラを放ったシニア女性で、今もお散歩友達としてお付き合いが続いている方も。ダイダイが繋いだ温かなご縁です。

9月15日

9月も半ばになって、やっと暑さが和らいできた。夏場は常に、除湿冷房の風が心地良いらしきリビングのテーブル下に落ちていた王太郎が、今日は場所を移動しながら落ちている。
が、その位置が嫌がらせか?と言いたくなるくらいカンザワの行く先々。今まさに立ちたい狭いスペース、通りたい細いルートなのだ。
先週から気圧の変化が激しく、今日も台風が発生。昨今話題の「気象病」持ちでヨレヨレのカンザワとしては、ついイラッ。口に出してしまった。オーちゃん、ジャマ!
いかん、ゴメン、ジャマじゃない。逃げてゆく王太郎を見送りながら、瞬時に反省するカンザワです(なら言うな~)。

カンザワファミリー劇場

パウなヤツら

おきらく研究所

ゲッくんダイぽん 299日和

プロフィール

絵と文/神沢礼江

人間/♀
イラストレーター。
犬猫歴30数年。
ファミリーのボス
兼パシリ(?)

王太郎

ノルウェージャン/♂
’14年初夏生まれ。体重5.8キロ。
去勢済みの箱入り息子猫。
キュ~ン♪と鳴く甘ったれ。

ダイダイ

ミックス(コッカプー)/♀
’08年真夏生まれ。体重6.8キロ。
所長実家から所長兄宅に転居。
文字通りのお転婆な婆さん犬。

ルッカ

ミケトラ猫/♀
’10年真夏生まれ。体重3.2キロ。
所長兄宅のアンチ箱入り娘猫。
地元では喧嘩最強のアネゴ。

ゲッペイ

オシキャット/♂
’95年元旦生まれ。体重3.8kg。
去勢ズミの完全室ニャイ猫。通称「ゲッくん」。

バニラ

キャバリア/♀
'08年夏休み、
天国リゾートへ旅立つ。お空で悠々バカンス中。

マル

ヨークシャーテリア/♀
’94年秋生まれ。所長の実家を仕切る、箱入り娘。食と食事作法にこだわるグルメ犬。