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先住犬を亡くした後、里親募集の「あん」と出会って

先住犬のミニチュア・ダックスを19歳7ヶ月で見送り、別れの辛さに、もう犬と暮らすことはないだろうと思いました。でも、時が経つにつれ、どこへ行っても、犬、とりわけダックスを目で追っている自分に気がつきました。
犬を飼うと明確に決めていたわけではないものの、何となくペットショップを覗いたり、ネットで子犬情報を検索したりするうちに、里親募集をしていた7歳のミニチュア・ダックスの写真に目が止まりました。結局、何日経ってもその一枚の写真が頭から離れず、勇気を出して、記載してあった保護主に連絡を取ったのが、あんとの出会いでした。

保護した「のん」の母親代わりになってくれた「あん」

そして、あんとの暮らしが完全に軌道に乗った頃、家の近所でダンボール箱に入れられた子猫を保護。生後3~4週間・体重360gだった、のんとの出会いでした。
あんの様子を慎重に見ながら、のんをこのまま飼うのか里子に出すかを決めることにしましたが、元繁殖犬のあんは、のんを優しく受け入れ、自分のベッドで一緒に眠り、おっぱいを貸し、母親代わりになってくれました。
のんは次第に活発になり、あんの尻尾をおもちゃ代わりにしたり、飛びかかってみたり…。怒ることなくやらせていたあんですが、小さく吠えたり、軽くやり返したりする場面がたまにありました。それは、お母さんが子どもをしつけているかのようでした。

ふたりを見ていると、温かい気持ちでいっぱいに

穏やかシニアとやんちゃ盛りの凹凸コンビ。一緒に遊ぶことはないものの、窓際に並んで外を眺めていることがよくあります。体をくっつけ、時折お互いの顔を覗いたりする様子は、まるで会話をしているかのよう。そんなあんとのんを後ろからそっと見ている私は、温かな気持ちでいっぱいになるのです。

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