ペットの防災準備について考えよう

「飼い主さんの日ごろの準備が、うちの子を救います」
地震や洪水などの自然災害はいつ、どこで起きるか分かりません。
愛犬・愛猫の為の防災グッズや、やっておくべき防災準備をご紹介。
日常の中で備えることが、うちの子を守る第一歩になります。


薬や療法食など、災害時に入手するのが難しくなるもの、
命や健康に関わるものは最優先で!
- お薬(処方箋もあると◎)
- いつも食べているフード、水(5日分。できれば7日以上)
- 携帯用フードボール
- トイレシーツ・トイレ砂(猫ちゃんは使い慣れたトイレもあると安心)
- 排泄物の処理具(ビニール袋など)
- 予備の首輪、ハーネス、リード(伸びないもの)
- キャリーバッグ、ケージ
- うちの子の写真(迷子になった時のため)
- 飼い主さんが明確にわかるもの(迷子札・鑑札・マイクロチップ)

いつも食べているフードに併せて
非常食を備蓄しましょう。
犬や猫はいつもと違う環境に置かれたりするとストレスを感じ、食欲が低下する
ことがあります。「うちの子は食いしん坊だから大丈夫」と思っていても、
災害時は何が起きるか分かりません。備えあれば患いなしです。

- ①嗜好性の高いもの(香りがあるもの)
- ②消化に良いもの
- ③日持ち、軽量なもの
フリーズドライの犬用トッピング

-
水でふやかすと食欲を
そそる香り -
消化器官の負担となる
穀物不使用 -
フリーズドライだから
軽い・常温保管OK
水分補給にも!猫用トッピング

-
素材の香りが食欲を
そそる -
お腹の健康を守る
乳酸菌を配合 -
水分量80%以上
水分補給にも
フードは「ローリングストック」で備蓄を。
フードは備蓄しておきたいけど、賞味期限が切れたらもったいない…。
ローリングストックとは、普段からフードを多めに購入しておき、食べて消費した分だけ補充する方法です。
補充し忘れがないように、「フード定期便」などを利用するのもおすすめです。


被災経験のある
260人の飼い主さんに聞きました (2024年5月実施 災害避難についてのアンケートより)
日頃から、ペットとの同行避難について
意識していることがあればご記入ください。

被災経験のある92%の飼い主様が
意識していることがあると回答しました。
※240/260(人)
防災白書(令和6年版)よると、多くの人が災害を経験して
初めて防災意識が高まると考えられています。災害はいつ、どこで起きるか
分かりません。日常の中で備えることが、うちの子を守る第一歩です。
(参照元:防災白書 令和6年版 第1部第1章 P71 )
迷子札を付けましょう
環境省のデータ
動物救護施設に保護収容されたペットは犬689頭、猫39頭でした。
そのうち 犬170頭、猫0頭が飼い主が判明しています。
飼い主が判明した割合
-
鑑札・狂犬病予防注射済票(犬)
(どちらか一方または両方)100% 81/81(人) -
迷子札着用(犬)
100% 4/4(人) -
首輪のみ(犬)
14% 85/604(人) -
首輪のみ(猫)
0% 0/39(人)
環境省 「東日本大震災における被災動物対応記録集」(令和4年7月12日更新)より
迷子札、鑑札などの飼い主が分かるものを装着している場合
飼い主の判明率は100%です。鑑札や迷子札を装着しましょう。
Sippole ネームプレート

車中泊での避難に備えましょう
被災経験のある
260人の飼い主さんに聞きました (2024年5月実施 災害避難についてのアンケートより)
どこで避難生活をおくりましたか?
車中泊避難を選択した理由
避難所で「ペットは屋根や壁のないゴミ置き場スペースにケージを積み上げることになっている」と言われたから。
避難所には、人間しか入れなかったから。
ペット可の避難所はすでに満員で入れなかったから。


在宅避難も叶わず、避難所でもペットの受け入れが拒否された場合などに選択肢として
車中泊を視野に入れている人も多いでしょう。実際、東日本大震災でもペットと暮らす人は
車中泊を選択することも多かったそうです。もしものために、車内の環境を整えましょう。
スペースボード





避難所の生活ってどんなもの?地域によってルールが違うので、
事前に確認をして、自分に合った避難生活を考えてくださいね。


