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第24回子ネコのお世話スケジュール 生後5カ月以降編

日本一テストするネコ雑誌『ネコDK』が、ネコとの暮らしに役立つ情報をお届けします!

第24回は「子ネコのお世話スケジュール 生後5カ月以降編」。
生後5カ月を過ぎると、成長スピードが緩やかに。ただ、体格はかなりがっしりしてきて、そろそろ去勢・不妊手術が受けられます。(『はじめてでも安心ネコとの新生活完全ガイド』より抜粋)

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日本一テストするネコ雑誌『ネコDK』

ネコ・ディー・ケー

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“本当にいいネコグッズ”を発見するべく、編集部と専門家、そしてネコたちの協力のもと、あらゆる製品を“ネコ目線”で徹底検証。ネコと愛猫家さんのことだけを考えた「正直な評価」と「信頼できる情報」だけをお伝えする雑誌です。
ぜひ、あなたと愛するネコのためにお役立てください。

1.去勢・不妊手術を検討する

去勢・不妊手術を検討する

生後6カ月前後になったら、去勢・不妊手術を検討しましょう。かわいそうに思うかもしれませんが、ネコは子孫を残せないからといって、悲しむことはありません。手術をしないと、発情期のたびに異性を求めることになり、それを我慢させることこそ、かわいそうです。また、去勢・不妊手術は精巣がんや子宮蓄膿症など、特定の病気予防にもつながります。

去勢・不妊手術は、いきなり動物病院に行っても実施できないので注意。獣医師の診断を受け、手術ができるかどうか判断してもらいましょう。費用は動物病院によって異なるので、事前に確認を。

手術が受けられる目安

  • ・生後5カ月くらい
    ・体重2kg以上

  •  

手術費用の目安

  • ・去勢手術 1〜3万円
    ・不妊手術 2〜5万円

  •  

去勢・不妊手術の流れ

01

1〜2週間前

検査を受ける

手術が受けられるか、病気はないか、検査を行います。問題なければ、手術の予約をします。費用や入院の有無を確認しましょう。

検査を受ける
02

前日

食事制限を行う

手術中に嘔吐した食べものをノドに詰まらせると危険。それゆえ手術前日の決められた時間以降は、食事をとらせないようにします。

食事制限を行う
03

当日

手術を受ける

通常、オスは15分前後で手術が終わり、日帰りが一般的。メスの手術時間は30分前後で、1〜2日入院することが多いようです。

手術を受ける
04

1週間後

抜糸を行う

手術後は傷口をなめないよう、腹帯やエリザベスカラーを付けるのが一般的。1〜2週間ほど経ったら、抜糸を行います。

抜糸を行う

2.去勢・不妊手術のメリット&デメリット

去勢・不妊手術のメリット&デメリット

去勢・不妊手術の最大のメリットは、特定の病気を予防できること。
もちろん全身麻酔にはリスクもありますが、その確率は0.1〜0.3%といわれています。

  • メリット

    1

    発情期特有の行動がなくなる

    2

    生殖器関連の病気が発症しにくくなる

    3

    性格が穏やかになる

  • デメリット

    1

    太りやすくなる

    2

    ごくまれに全身麻酔で死亡する

3.去勢・不妊手術で予防できる病気

去勢・不妊手術で予防できる病気

性ホルモンの病気は進行しないと症状が出にくいものも。
発見が遅れると命にかかわることもあります。去勢・不妊手術で予防しましょう。

手術で予防できる病気は、主に以下の4種があります。

  • 卵巣がん

    ホルモンの分泌が過剰になることで発症。ほかの臓器に転移したり再発したりすると、生存率が下がります。不妊手術で卵巣を摘出すれば、かからずにすみます。

  • 乳腺腫瘍

    ほとんどは乳腺に悪性の腫瘍ができます。いわゆる「乳がん」で、リンパ節や肺への転移が多く見られます。まれにオスが発症することもあります。

  • 精巣がん

    精巣(睾丸)にできる腫瘍。大きくならないと症状が出にくく、発見が遅れがち。進行すると痛み、元気や食欲の低下、皮膚炎などが見られるようになります。

  • 子宮蓄膿症

    子宮に膿が溜まる「閉鎖性」、膿が排出される「開放性」の2つがあります。閉鎖性は症状が重くなりがち。不妊手術で子宮を摘出すれば、発症しません。

4.生後12カ月以降のお世話

大型種を除き、ネコは生後12カ月で成長がストップ。
フードを成猫用に切り替えるほか、発育具合が正常か健康診断で確かめましょう。

  • STEP1

    成猫用フードに切り替える

    子ネコ用フードはたんぱく質を始めとした栄養素の量が多く、カロリーも高め。成猫に与えると肥満などのリスクが増えます。

    ウエットフード、ドライフードともに「成猫用」もしくは「維持期用」と記載された総合栄養食に切り替えましょう。

  • STEP2

    病院で健康診断を受ける

    成猫になったら、成長度合いが問題ないか、体に異常がないか、動物病院で健康診断を受けましょう。獣医師からネコの状態に合わせた今後の飼育アドバイスが受けられるはず。

    その後は1年に一度健康診断を受けるのがオススメです。病気の早期発見・早期治療によりネコの負担が少なくなるうえ、飼い主の金銭的負担も減ることになります。

健康診断費用の目安

健康診断は検査項目が増えるほど費用も高くなります。
どんな検査を行うのかは、獣医師と相談しながら決めましょう。

身体検査、レントゲン検査、血液検査、尿・便検査 → 2〜3万円

身体検査、レントゲン検査、血液検査、心電図検査、超音波検査、尿・便検査 → 3〜5万円

レントゲン検査

  • 呼吸器、心臓、胃腸、肝臓などを撮影。大きさや形に異常がないか、異物がないかなどをチェックします。

  • レントゲン検査

血液検査

  • おおまかな健康状態のほか、ホルモンや内臓の状態、ネコエイズを始めとしたウイルス感染の有無もわかります。

  • 血液検査

尿検査

  • 腎臓病、糖尿病、膀胱炎、尿結晶などの有無がわかります。オシッコが溜まっていない場合は、自宅での採尿を求められることもあります。

  • 尿検査

心電図検査

  • ネコの足に電極をつなぎ、心臓から発生する電気信号を記録します。波形を見ることで、不整脈がないか、心臓肥大が起きていないかなどがわかります。

  • 心電図検査

超音波検査

  • レントゲン検査では判断が難しい臓器の内部や状態を調べるときに行います。腫瘍の有無、臓器の内部構造などがわかります。痛みはほとんどありません。

  • 超音波検査

以上、「子ネコのお世話スケジュール 生後5カ月以降編」でした。

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