猫が喜ぶ飲み水&トイレって?

もっと快適に楽しく猫と暮らしてほしいから。うちの子の好みを探したり、ちょっとした工夫を始めてみませんか?特に秋冬は泌尿器系の病気を予防するために、飲み水とトイレのコツをご紹介します。

もみの木動物病院獣医師村田先生

監修いただいた先生は…

もみの木動物病院
獣医師 村田 香織 先生

同病院でパピークラス、問題行動を持つ犬猫のカウンセリングも担当。
著書に『こころのワクチン~子犬に教える、人としあわせに暮らす方法』など。

「飲み水の好み
 猫によって違います。

うちの子の好みを観察しながら、
猫が喜ぶ水飲みスポットを手軽に増やしてみましょう。

どんなお水がいいのかな?

水道水でOK。
新鮮だともっと嬉しい♪

お水はこまめに交換を。
マグネシウムやカルシウムが多い硬水のミネラルウォーターは尿路結石になる可能性が。
器に柑橘系の洗剤の香りがうつると、猫が嫌がることも。

寒い日は人肌程度
温めてあげても。

極端に熱すぎず、冷たすぎない常温で大丈夫。
温度次第で好みが変わる子もいます。

◎こんな工夫も!
ウェットフードやドライチキンにお湯やチキンなどの煮汁をくわえても、水分摂取量を増やせます。

流水が好きな猫も多いです。

流水を新鮮に感じているのかも。
水道から直接飲むのが好きな子もいます。
電動で湧き出す水飲み器もおすすめです。

うつわの種類や形は?

陶器やガラスなど、素材にも好みがあります。

台に置いたり、背の高い食器を使うと飲み始めることも。

ヒゲが飲み口に当たると飲まないデリケートな子もいます。

目盛り付きのうつわなら飲水量がわかりやすい!

様々なうつわを置いて、
人気投票しても楽しいです♪

水を飲むのが得意な子もいれば苦手な子もいるため、飲みやすいうつわの形も千差万別。様々な場所に色々な食器を置いて、どれが好きか愛猫に選んでもらいましょう。
普通のマグカップが好きな子も!

置き場所は、普段から立ち寄る場所がおすすめ。
数カ所に置く方が飲んでくれます。

いつも景色を見に行く
窓辺や高い場所に。

猫は高い場所に安心する習性があります。よく通る廊下の端もついでに飲めて良いですね。

シニア猫なら低い場所に!
運動能力に合わせて高さを調整しましょう。

洗面台の上なら交換が頻繁にできる。

食事場所や寝床の隣にも。

安心できない場所は避けてあげましょう。

◎トイレやゴミ箱の近く
においが気になる場所は避けてあげましょう。

◎騒がしい場所
人通りが多い場所や洗濯機の近くでは落ち着いて飲めません。

◎一度イヤなことがあった場所
猫は嫌なできごとを場所に関連付けて覚えることが多いです。

猫下部尿路疾患チェックリスト

明らかな変化が起こる前に定期診断を受けておくと安心ですが、飲水量の変化やいつもと違う行動がないかも日常的に気を付けてあげましょう。

□ 頻繁にトイレに行く

□ 何度も排尿の姿勢をとるが、
 尿が出にくい(あるいは出ない)

□ トイレ以外で粗相をする

□ トイレにキラキラ光るもの
 (結晶)が残っている

□ 尿がピンクや赤色(血尿)

□ 排尿時の痛み
 (大きな声で鳴いたりする)

多飲多尿の場合は腎臓病の疑いも!!

健康マメ知識

排尿量の変化は、トイレシーツの写真を保存しておくとわかりやすい。

シーツの輪染みの大きさや色の濃さも、携帯電話に画像を残しておけば変化に気付きやすくて安心。

飲水量が増加した時は、1回の飲む時間が長くなることが多い。

採尿は、システムトイレならシーツを裏返して敷いてみましょう。

普通のトイレなら、裏返したシーツやサランラップをトイレ砂の上に敷いてみて。
採尿後はすぐに動物病院へ。

朝の起床後に排尿する猫が多いので、そのタイミングが狙い目!

動物病院では、注射器で採尿することも。
猫が受け入れてくれるのであれば負担は少ないです。

(ペピイカタログ2017年秋冬号掲載)

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