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感動!ねこが喜ぶしあわせ猫ルーム
クウ動物病院

クウ動物病院(大阪市)
JAHA認定パピーケアスタッフ
J-HANBSマスターインストラクター

田中玲子さん
犬のしつけ教室や保育園の仕事をしながら、猫も大好き!
サスケちゃん以外に猫4頭、犬2頭と暮らす毎日。

サスケちゃん(14歳)
人懐っこくてマイペースな男の子。

猫が喜ぶお部屋って?

くつろげて、さらに家族とも触れ合える場所

室内で暮らす愛猫にとって、お部屋の中は“世界の中心”。だからこそ「猫の目線」で考えたお部屋なら、猫がのびのび暮らせて、人ももっと楽しくなるはず。そこで今回は、猫と暮らすお部屋に注目。愛猫と家族が楽しく暮らせる工夫が満載です。

猫の「気持ち」を理解して、安心できる居場所作り。

猫特有の習性

かわいい愛猫も、人とは異なる“猫特有の習性”があります。猫は元々、外敵が少なく周りがよく観察できる木の上で過ごしていたと言われ、その名残から、今でも「高い所」は安心できる場所。室内でも猫が自由に登ったり下ったりできるよう、部屋を「立体的」に使えば、広い家でなくても猫は十分に運動ができ、楽しむことができます。

また、猫は好奇心旺盛で動くものに興味津々!窓の外の鳥や人を眺められる「窓」がお気に入りです。あたたかい場所を好み、日向ぼっこするのも大好き。「安心できる場所」は、猫の好みや気分によって変わるので、いろんな場所にたくさん用意してあげるとうれしいですね。お気に入りの場所がたくさんあるとストレス発散になり、のびのび暮らせます。

猫にうれしい住まいづくりのコツ。

愛猫がのびのびと暮らせるよう、家の設計段階からこだわった田中さんのご自宅。猫の目線に合わせながら、家族みんなが居心地よく暮らせるヒントがいっぱいです。

通り道にガリガリ爪とぎ

いつでも爪とぎできるよう、家中の「猫の通り道」に設置。数もたくさん置くことで、ストレス発散になり、困った場所の爪とぎが減りました。わが家は伸びて爪とぎできる「縦型」が人気!

高い場所にわくわく

部屋の上にあるネコウォークとつながるようにステップを配置。登り下りしやすいよう、無理のない段差で動線を作るのがポイント。同居犬からの逃げ場所にもなっています。木登りできるツッパリ型のタワーは横の階段への動線にも。野生のようによじ登り、ハンモックの上でお昼寝するのがお気に入り。

あちこちに猫のお休み処

日当たりの良い場所が大好き。スチールラックの上にベッドを置いて、窓の外の鳥を眺めたり、日向ぼっこするのが午前中の日課。家族がいる空間も好きなので、夕方からは家族と一緒にリビングで団らんしています。

タワーの上のハンモックは絶好の見晴らしスポット。顔だけを出してこちらを「じーっ」と見下ろしていることも。

自由にでは入りできるねこドアも完備。二階のリビングへと出入りできます。床は足が滑らないよう吸着マットを敷いて、愛猫想いの住まいに。

賃貸でもできる!家具を組み合わせてねこアスレチック♪

「賃貸だからキャットウォークは無理…」とあきらめていませんか?大丈夫です!DIYをしなくても「キャットタワー+家具の工夫」で立体的な遊び場がつくれます。タワーの横に、部屋にある本棚や食器棚、クローゼットなどを置けば、素敵な猫の散歩道に変身。

夢の3段ベッド♪ タワースチールラック

タワーの側にスチールラックを置いて、多頭にうれしい三段ベッド!窓際に置くと見晴らし台に。

めざせ登頂! タワークローゼット

クローゼットの横にタワーを並べて、立体的な散歩道に。上にベッドを置けば、くつろぎスポットが完成。

少しの工夫で猫との暮らしがもっと楽しくなります。取り入れやすいものから試してみてください。

ちょこっと工夫!やってみたい3つのヒント!

窓辺に日向ぼっこスペース

猫は日向ぼっこが大好き。窓辺にゴロンとくつろげる場所を作ってあげるとよろこびます。窓辺にダンボールで作った階段を置いても楽しい。

カラーボックスを活用

カラーボックスを階段状に並べて、登り下りできる道に。中にベッドを置くと寝床に、ダンボールを入れると隠れ家にもなります。

ダンボールで隠れ家・トンネル作り

猫が大好きなダンボール。簡単に手に入り、穴を開けたり、つなげたり、自由に加工できるのが良いところ。


(ペピイカタログ2018年春夏号掲載)

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