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「夏の体調管理」と「愛犬も食べられる夏野菜」

「夏の体調管理」と「愛犬も食べられる夏野菜」

019:犬夏食べ物

体温調節が苦手な犬にとって、夏の暑さは体調を崩す原因にも。愛犬が元気に過ごせるように対策をとってあげるのも飼い主さんの役目です。本記事では、気を付けたい夏の健康管理、また愛犬も食べられる夏野菜をご紹介します。

目次

気を付けたい症状

愛犬は体調が悪くても、飼い主さんに言葉で訴えることは出来ません。いつもと様子が違うかな?と感じたら早めに動物病院を受診しましょう。 中でも子犬や高齢犬、寒さに強く被毛の厚い犬種や肥満気味の子、病気で治療中の犬は、体温調節が十分に出来ない場合があるので、体調管理に特に注意が必要です。

夏に元気がないのは夏バテと決めつけずに、熱中症や他の病気が隠れている可能性もあります。まずは様子をしっかりと観察し、愛犬の異変を察知できるようにしましょう。

食欲不振

普段は元気にごはんをモリモリ食べてくれるのに、ごはんを残したり食べたりすることに興味を無くしている様子。気温がストレスになっている場合もあるので、室温をチェックして必要に応じてクーラーを使用しましょう。

ドッグフードをぬるま湯でふやかしたり、ゆで汁を与えるなど工夫をしてみるのもおすすめです。 同時に水分も摂っているか確認をしましょう。

元気がなくなったり、普段と違う様子が他にも感じられたら早めに動物病院へ。

動きたがらない

いつもは遊ぶのが大好きなのに、動きたがらなくなるのも心配な症状のひとつです。散歩に誘っても行きたがらない時には無理せず、涼しい室内で遊んであげるといいでしょう。
犬にとってお散歩は大切ですが、真夏の昼間などに外を歩かせるのはかえって熱中症の危険もあるのでやめましょう。お散歩は朝早いうちか、日が落ちてから連れて行ってあげるといいでしょう。肉球の火傷を防ぐために、アスファルトを直接触って温度を確かめると安心ですね。

室内ではクーラーをつけて室温を調整したり、冷却マットを使用して快適な環境を整えましょう。外出時にはクールウェアなどの夏バテ対策グッズを使用してあげてもいいですね。

下痢などの便の変化

下痢は気温の変化などの体への負担から起こる場合もあります。下痢以外の症状がみられない場合で、愛犬が落ち着いているようであればすぐに焦る必要はありません。2日以上下痢が続いたり、好物を食べない場合は、脱水の恐れもありますので動物病院で診てもらいましょう。

 

大量の血液やジャム状の下痢、黒いタール状の便をした場合は、すぐに受診しましょう。 重篤な病気も考えられます。

愛犬も食べられる夏の食材

暑い夏にお部屋で一緒に楽しむのに、季節の野菜をあげたいと思った飼い主さんもいるのではないでしょうか?ここではいくつか愛犬も食べられる夏の食材をご紹介します。もちろんあげすぎは禁物です。小さく切ってのどに詰まらないよう、少量をあげることをおすすめします。

スイカ

019:スイカ

6月~7月が出荷のピークを迎える夏の代表的な食材であるスイカは、「カリウム」や「ビタミンA」、「リコピン」、「βカロテン」などが含まれる栄養豊富な果実的野菜です。水分が豊富で夏に食べるにはぴったりですね。犬に与える時は、食べやすく小さく切って種も取り除いてあげたほうがいいでしょう。

冷たく冷やしたスイカだと、お腹をこわしてしまうかもしれないので冷やしすぎないようにしましょう。
また、スイカにはカリウムが豊富に含まれているため利尿作用があります

きゅうり

019:きゅうり

きゅうりは通年見かけますが、実は夏が旬の野菜です。95%以上が水分で夏バテ解消におすすめとされています。愛犬が水を飲んでくれない時の水分補給も期待できます。 スイカと同じように、きゅうりにも「カリウム」が含まれており、カリウムは先ほどご紹介したように利尿作用があります。体にこもった熱を体外に排出し、体を冷やしてくれます。

生の状態で与えても問題ありませんが、注意点としてはきれいに洗ってあげること、皮は硬く消化できない場合もあるので剥いてあげることです。
カリウムの他にも「ビタミンK」や「ビタミンC」、「食物繊維」も含まれている栄養豊富なきゅうり。あまり栄養がないと言われている野菜ですが、食べやすくて簡単にあげられるのでおすすめです。

トマト

019:トマト

トマトも夏野菜の代表的な食材です。「リコピン」や「ビタミンC」、「ビタミンE」、「カリウム」、「食物繊維」が豊富なトマト。 犬に与える時は生でも加熱したものでも問題ありません。青く未熟なトマトは有毒な成分が含まれているので、赤く完熟しているものをあげるようにしましょう。

また、トマトの薄い皮は消化が良くないので、剥いてあげてください。
トマトジュースやトマト缶は、塩分や添加物が含まれている場合があるので与えないでください。

夏を一緒に乗り切る!夏の食材を愛犬と一緒に

ここまでおすすめの夏野菜をご紹介してきましたが、ドッグフード(総合栄養食)には愛犬の健康を保つために必要な栄養素が十分含まれています。無理に野菜をあげる必要はありません。少しフードに加えるなど、楽しみとして取り入れてください。

また、肥満気味の子には与える量に注意をしましょう。体重2kgの子に10gのトッピングをあげるのは、体重60㎏の人間が300gの野菜を食べるのと同じと考えると多いかどうかの目安になります。

そして、野菜を与えた後お腹を壊したり、体調の異変が生じた場合は、すぐに動物病院に相談して、正直にその旨を獣医師に伝えましょう。大切な家族が辛い思いをしないよう、日ごろから体調管理に注意し、暑い夏を乗り切りたいですね。

 

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