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愛犬の名前はどうつける?抑えておきたいポイント3つと注意点をご紹介

愛犬の名前はどうつける?抑えておきたいポイント3つと注意点をご紹介

015:犬名前注意点

家族の一員となる愛犬の名付けに悩む方も多いのではないでしょうか。和風にするか洋風にするか、また性別や犬種によっても名前の候補は違ってくるでしょう。一緒に暮らしていく大切な愛犬の名前は、失敗しないよう慎重に決めたいものです。そこで今回は、名前を付ける際のポイントと注意点についてご紹介します。

目次

犬の名前を決めるときに意識すべきこと、3つ

しつけをする時、食事の時、散歩に行く時、コミュニケーションをとる時など、愛犬との暮らしの中で数えきれないほど名前を呼ぶことになります。 そんな大事な名前を決めるときには、「覚えやすい発音」、「母音の多さ」、「苗字とのバランス」の、3点を意識し、注意しましょう。 ここからは、それぞれの詳しい解説をします。

犬が覚えやすい発音を意識する

人間の言葉は、「a、i、u、e、o(あいうえお)」からなる母音と、「k、s、t、n、h、m、y、r、w、g、z、d、b、p」からなる子音で成り立っており、犬は子音が聞き取り辛いと言われています。 さらに、「d」「k」「p」などの鋭い音のイメージのある子音と、はっきりとした母音の「a」「i」「e」が含まれると反応しやすいといわれているので、名前に使うといいでしょう。 逆に、「f」「m」「r」といった柔らかい印象の子音や、曇った響きの「u」「o」という母音は聞き分けにくい発音だとされるので、名前にはあまり使わない方が良いようです。

また、1~2の音節からなるようなシンプルで短い名前にしましょう。 耳がよいと言われる犬ですが、それは人間よりも広い音域を聞く事が出来るということであって、どんな音でも聞き分けられるといった意味ではありません。 特に、人間のように子音を聞き分けることができないため、長い名前は避けましょう。

母音が多い方が良い

人間は母音と子音を組み合わせて言葉を発音しています。しかし、ワンちゃんは言葉の母音を聞き取ることはできるものの、子音を聞き分けることは苦手だと考えられています。 そのため、全く聞き取れないということはありませんが、「さくら(sakura)」や「なすか(nasuka)」、「たつや(tatuya)」という母音が「a、u、a」になる言葉は全て「あうあ」、もしくは「あうあ」と似た言葉として聞こえているのです。

名前を付ける際には子音よりも、「アクア」、「アオイ」など、母音を多く使った名前の方が良いでしょう。

苗字とのバランスを考える

動物病院などでは、「近藤パルちゃん」というように、飼い主さんの苗字とワンちゃんの名前をつけてフルネームで呼ばれることがあります。 そのようなときのため、飼い主さんの苗字とのバランスも考えて名前をつけると良いでしょう。

 

また、公共の場で呼ばれても恥ずかしくない名前、聞いた人が不快に感じない名前を意識して、誰からも愛されるような名前をつけてあげたいですね。 外国語で名前を付ける場合には、響きが格好良いからといってそのまま名前にするのではなく、念の為に意味を調べてみることをオススメします。

つけるときに注意しなければいけない名前とは?

名前を付ける時に注意しなければならないことは、「性別」や「名前の長さ」、「名前と似た言葉」などがあります。
それではここから、それぞれについて詳しく説明します。

女の子、男の子の区別のつかない名前

女の子なのか男の子なのかが分かる名前を付けると、公園やドッグランなど他のワンちゃんがたくさん集まる場所や、ご近所でのトラブル回避に繋がります。 名前から性別が判断できれば、「うちの子は男の子だから、女の子には近づけないようにしよう」、「ヒート(生理)中だから、あまり男の子に近付かないようにしよう」などの対策が飼い主さん同士で気遣ったり、注意したりすることができるためです。

しかし、人気の名前には「マロン」や「ソラ」、「チョコ」など、性別がどちらともとれるような名前もあります。 そんな時は、名前だけではなく性別も合わせて自己紹介をする、ヒート中は他のワンちゃんが集まる場所に行かないなどの工夫をしましょう。 また、ヒート中は出血だけではなく独特の匂いが広がるため(半径2㎞)、攻撃されやすいそうですので、散歩の際にも注意しましょう。

長すぎる名前

犬が覚えやすいのは2から3文字といわれていますので、あまりにも長い名前をつけてしまうと自分の名前だと認識して覚えることができません。 トレーニングの際のコマンドも「マテ」や「スワレ」、「フセ」、「ヨシ」、「コイ」など、短くてシンプルな言葉が多いのもこうした理由からきています。 飼い主さんにとっても呼びやすいのは2から5文字ではないでしょうか。

 

理由があってどうしても長い名前をつけたい場合には短縮して、覚えやすくて呼びやすいニックネームで呼びましょう。 ただし、家族がそれぞれ呼びたいようにニックネームを変えて呼ぶと、愛犬は混乱してしまい、自分の名前を覚えることができません。 そのため、ニックネームは家族で予め決めておいて、統一して呼ぶようにしましょう。

しつけ言葉の母音と、同じ名前

犬は母音を聞き取ることができますが、子音の聞き取りは苦手だといわれています。 トレーニングのコマンドの言葉と母音が似た名前をつけてしまうと、犬はコマンドなのか名前を呼ばれたのかが分からずに混乱してしまいます。 例えば、「マテ(mate)」なら「マメ(mame)」、「コイ(koi)」なら「トキ(toki)」、「フセ(huse)」なら「ユメ(yume)」などです。 大切な愛犬を守るためにもトレーニングのコマンドの母音を確かめ、同じ母音にならないように名前をつけましょう。

毎日使う言葉と似た名前

日常的に使う言葉と名前が良く似ている、母音が同じだと、その言葉を聞くたびに愛犬は自分の名前を呼ばれたのかと勘違いをして混乱してしまいます。 そのため、よく使う言葉と愛犬の名前の母音が被らないようにも注意をしましょう。

 

例えば、「ナナ(nana)」と名付けたとします。 そこに子供がいた時、子供が「ママ(mama)」と呼んだ場合、「ナナ(nana)」も「ママ(mama)」も母音は「aa」となり、「アア」になります。 愛犬にはどちらも「アア」と聞こえていることになりますので、自分が呼ばれたと勘違いをしてしまう可能性があるのです。

知人、家族と同じ名前

知人や家族と同じ名前をつけてしまうと、その名前を呼んだ時、人間も愛犬も自分が呼ばれたと思うでしょう。 同じ名前ではなくても、「ハル(haru)」と、「マル(maru)」のように母音が同じになる名前の場合も、愛犬は自分が呼ばれたと勘違いをして混乱してしまいます。 また、多頭飼いである場合にも似た名前、母音が同じになる名前は避けた方が無難です。

毛の色など、見た目にちなんだ名前

成長するにしたがって、被毛の色が変わることは珍しくはありません。 子犬の時に真っ黒な見た目から「クロ」と名付けたとしても、成長するに連れて徐々に色が抜けてグレーに変わることがあるのです。 そうなると見た目と名前が合わなくなりますが、それが気にならないというのであれば全く問題はありません。 しかし、気になり後悔してしまう可能性が僅かにでもあるのなら、被毛の色をイメージして名前を付けるのは避けた方が良いでしょう。

素敵な名前をつけてあげてください

愛犬が自分の名前を認識し、その上で飼い主さんも満足のいく名前がつけられることが一番大切なのですが、知人と同じ名前ではないか、人が聞いた時に不快感を与えないか、呼びやすいかなども考慮しましょう。 愛犬の名前は何度も呼ぶことになる大切なものですので、ステキな名前をつけてくださいね

 

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