猫の肥満の目安は?
肥満かどうかのチェックポイントと肥満の原因

01猫の肥満の目安は?肥満かどうかのチェックポイントと肥満の原因

わかっていても、つい愛猫のおねだりに負けてキャットフードやおやつをあげすぎてしまうことってありますよね。でも、多くの病気を引き起こす原因になるのが「肥満のリスク」。もう一度、理想体重や必要な摂取カロリーなど、愛猫との生活を見直せる方法をご紹介します。

目次

  1. 肥満のリスクとは
  2. 肥満の原因はたったの2つ
    • 食べすぎ
    • 運動不足
  3. 肥満?痩せ型?体型チェック法
    • 3つのチェックポイント
    • タイプ別!見た目と触り心地の違い
  4. ダイエットの前に知るべき2つのこと
    • 1つ目.健康チェック
    • 2つ目.減量の目安を確認
  5. 簡単ダイエット方法
  6. まとめ

1.肥満のリスクとは

02猫の肥満のリスクとは

肥満になると、脂肪に胸郭や気管が圧迫され呼吸がしにくくなってしまいます。
呼吸がしにくくなることで、心臓への負担が増え、運動不足になってしまったり、さまざまな病気のリスクが高まってしまいます。
太っている猫もかわいいですが、適切な体重管理も飼い主の仕事の一つと言えます。

  • 脂肪に胸郭や気管が圧迫され呼吸がしづらくなり負担が増える。
  • 心臓への負担が増える。
  • 手術時のリスクが増える、麻酔料が増える、覚醒が遅れる。
  • 傷の治りが悪くなる。
  • 糖尿病、脂肪肝、膵炎。
  • 関節や靭帯への負担が増加。

2.肥満の原因はたったの2つ

  • 食べすぎ
  • 運動不足

人と同じように猫も「摂取するエネルギー量」が「消費するエネルギー量」を上回ると太ってしまいます。食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が、猫の肥満の2つの原因になっています。

心当たりあるかもCHECK!

  • フードは目分量であげている
  • おねだりされるとついあげてしまう
  • あまり運動しない
  • 一緒に遊ぶことがない
  • 上下運動する場所がない
  • 多頭飼育のため食事の管理が難しい
  • 最近体重を量っていない
  • 避妊、去勢をした
  • 加齢

3.肥満?痩せ型?体型チェック法

  • 3つのチェックポイント
  • タイプ別!見た目と触り心地の違い

肥満を確認する手法として、ボディコンディションスコア(BCS)という指標があります。ここでは、愛猫のチェックすべき3つのポイントと、猫の体型別でみる触り心地の違いで肥満をチェックする方法をご紹介します。おうちでできる簡単な方法なので、今すぐ実践してみましょう。

3つのチェックポイント

  • 腹部の吊り上がりをみる
  • 腰のくびれをみる
  • 胸や脇腹を触る

猫の肥満を確認するには、押さえるべき3つのポイントがあります。

腹部の吊り上がりをみる

体を横から見て、腹部の吊り上がり(へこみ具合)を見ます。肋骨が浮いているのは痩せすぎ。腹部のへこみが水平か垂れ下がっているのは太り過ぎです。

腹部の吊り上がりをみる

腰のくびれをみる

体を上から見て、腰のくびれを見ます。背骨の突起がとんがって見える場合は痩せすぎ。腰にくびれが無かったり、背中が広く平らになっているのは太り過ぎです。

腰のくびれをみる

胸や脇腹を触る

胸や脇腹を軽く触ってみます。力を入れずにソフトに触って、肋骨が数えられるくらいが理想的。肋骨や肩甲骨がわからなければ太りすぎです。

胸や脇腹を触る

タイプ別!見た目と触り心地の違い

  • BCS1:痩せ
  • BCS2:やや痩せ
  • BCS3:理想的
  • BCS4:やや肥満
  • BCS5:肥満!

愛猫の理想体重を確認する方法として、ボディコンディションスコア(BCS)という指標があります。 痩せ~肥満まで大きく5段階で肥満レベルを分けています。猫の体型を見たり触ったりして、おうちでできる簡単な方法なので、今すぐ実践してみましょう。

BCS1:痩せ

BCS1:痩せ

● 見る

肋骨、腰椎、骨盤が外から容易に見える。首が細く、上から見て腰が深くくびれている。横から見て腹部のへこみが顕著。

● 触る

脇腹のひだには脂肪がないか、ひだ自体がない。

BCS2:やや痩せ

BCS2:やや痩せ

● 見る

上から見て腰のくびれが少し見られる。横から見て腹部のへこみはわずか。

● 触る

背骨と肋骨が容易に触れる。

BCS3:理想的

BCS3:理想的

● 見る

上から見て肋骨の後ろに腰のくびれがわずかに見られる。横から見て腹部のへこみ、脇腹にひだがある。

● 触る

軽く押して肋骨は触れるが、見ることはできない。

BCS4:やや肥満

BCS4:やや肥満

● 見る

横から見て腹部のへこみはやや丸くなり、脇腹のひだは適量の脂肪で垂れ下がり、歩くと揺れる。

● 触る

肋骨の上に脂肪がわずかについているが、肋骨は容易に触れる。

BCS5:肥満!

BCS5:肥満!

● 見る

横から見て腹部のへこみは丸く、上から見て腰のくびれはほとんど見られない。脇腹のひだが目立ち、歩くと盛んに揺れる。

● 触る

肋骨や背骨は厚い脂肪に覆われて容易に触れない。

4.ダイエットの前に知るべき2つのこと

  • 1つ目.健康チェック
  • 2つ目.減量の目安を確認

愛猫とダイエットにチャレンジする前に、次の2つのことを確認しておきましょう。愛猫の健康に関わる大切な2つのポイントです。

1つ目.健康チェック

愛猫がキャットフードや運動量を変えていないのに体重が増加する、摂取するカロリー量を減らしても痩せないという場合は、単なる肥満ではなく病気が隠れていることがあります。
ダイエットをしてもよい健康状態かどうかを知っておくことも大切です。 事前に動物病院で健康状態や体重、体脂肪率をチェックしてから始めましょう。

2つ目.減量の目安を確認

愛猫の体重の減量は1週間に体重1~2%を上限に。急激な減量は脂肪肝(肝リピドーシス)になるリスクが高いため注意が必要です。
また、脂肪ではなく筋肉が痩せてしまい、その後リバウンドしやすくなることがあります。体重4kgの愛猫なら、1週間に40g~80gを目安に。

5.簡単ダイエット方法

愛猫とのダイエットは、結果を早く出そうとがんばりすぎると挫折してしまうこともあります。普段の生活に無理なくできることを少しずつ行うことが、健康的なダイエットへの近道です。

そのためには、まず普段の食生活で愛猫の摂取カロリーを確認しましょう。どこに原因があるか把握することがダイエットへの第一歩です。

人の食べ物を与えていないか、おやつをあげすぎていないか、キャットフードの量は適量かなど、書き出してみましょう。
もしキャットフードを与えすぎの場合は、一番摂取カロリーが高いものから減らすと効果的です。主食のドライフードをダイエットフードに切り替えると、比較的楽に減量が期待できます。

ダイエットフードに切り替えるときは、1週間~10日かけて少しずつ新しいダイエットフードに変えていきましょう。一気に変えると、吐いたり下痢の原因になります。

さらに、キャットフードの与え方を工夫するのも効果的です。
1日分の食事を小分けにして食事回数を増やしたり、少しずつゆっくり食べさせるよう容器を工夫する、家の中の複数の場所にキャットフードを設置するのもおすすめの方法です。

6.まとめ

猫の場合は人と違って運動で痩せることは難しいので、無理に運動量を増やす必要はありません。
運動よりも、カロリー摂取のコントロールを行うなどの、食事の管理がポイントになります。ダイエットフードを活用したり、与え方を見直してみましょう。

短期間で減量させようと急に激しい運動を行うと、関節を痛めてしまう恐れがあり、おすすめできません。キャットタワーなどの上下運動ができる環境を整えたり、飼い主さんがじゃらしで遊んであげる時間を作るなど、無理のない範囲で運動ができる工夫をしましょう。

キャットフードをお探しならこちらをクリック >

(ペピイカタログ2017年春夏号掲載)

犬と暮らす犬と暮らす

猫と暮らす猫と暮らす