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猫が食べてはいけないものとは?注意すべき食品や対策方法も

猫が食べてはいけないものとは?注意すべき食品や対策方法も

032:猫_食べちゃいけないもの

猫をこれから迎える方は、ぜひ食べてはいけないもの・注意が必要な食材を知っておいてください。

実は人間が日常的に口にするものでも、猫が食べてしまうと命の危険に関わるものが多く存在します。今回は、猫が食べてはいけない野菜や植物、果物などについて詳しく解説していきます。

 

目次

猫が食べてはいけないもの・注意すべきもの

猫にとって食べると危険なもの、食べさせる際に注意が必要な食材について解説していきます。

野菜

 

・ネギ類
・ニラ
・ニンニク
・アボカド
・春菊
・ホウレンソウ
など

 

玉ネギ、長ネギ、ニラ、ニンニクなどの類は赤血球を破壊する成分が入っており、貧血を引き起こす恐れがあるので絶対に食べさせてはいけません。

アボカドは「ペルシン」という物質によって中毒を起こす可能性が考えられます。また、春菊やほうれん草などに含まれる「シュウ酸」は摂りすぎると尿結石につながる恐れがあるため、泌尿器系の病気の猫に食べさせてはいけないのはもちろん、健康な猫も避ける方が安全でしょう。

植物

 

・ユリ科の植物
・サトイモ科の植物
・ドラセナの葉
・多肉植物
など

 

ユリ科の植物は猫にとっては猛毒です。摂取すると腎臓への毒性から急性腎障害を引き起こし、死に至る可能性もあります。

サトイモ科の植物は、猫が食べると口腔内にチクチクと刺さって炎症や疼痛を引き起こし、嘔吐することがあります。

観葉植物として親しまれているドラセナ(幸福の木)は葉に強い毒性があり、口にすると嘔吐、下痢、手足の腫れ、麻痺などを引き起こすことがあり、死に至る場合もあります。猫を迎える場合は観葉植物の種類にも注意しましょう。

また、部屋のインテリアとして人気の多肉植物も、猫にとっては有害です。例えば、アロエの皮や葉には「バーバロイン」という成分が含まれ、口にすると下痢や腎炎を引き起こす可能性があります。

果物

 

・ブドウやレーズン(干しブドウ)
・イチジク
・マンゴー
など

 

ブドウやレーズンは腎臓へ影響を及ぼす可能性があるので絶対に食べさせてはいけません。イチジクは口内の炎症や嘔吐の原因に。マンゴーは酵素がアレルギーを引き起こす可能性があるので食べさせる量に要注意です。フルーツはテーブルなど目につく場所に置く方も多いため、猫がいる場合は保存場所に細心の注意を払いましょう。

海鮮類

 

・エビ
・カニ
・イカ
・タコ
・カツオ
・ブリ
・貝類(アワビ、サザエなど)
など

 

生のエビやカニなどの甲殻類、イカやタコなどの軟体類はビタミンB1を破壊する酵素の「チアミナーゼ」が含まれており、最悪の場合、意識障害を引き起こす可能性があります。カツオやブリは寄生虫である「アニサキス」による食中毒のリスクが高いため、生であげることはやめましょう。

貝類すべてではありませんが、アワビやサザエなどには毒成分「ピロフェオホルバイドα」が含まれています。この物質が体内に取り込まれると「光線過敏症」を発症するリスクが高まります。光線過敏症では耳の皮膚炎やかゆみが生じ、最悪の場合、壊死する可能性もあると言われています。

猫は魚が好きと考える方も多いと思いますが、生であげることはやめましょう。焼いたものでも骨や人用の味付けが猫にとって危険な場合もあります。猫用に加工されたフードやおやつで魚をあげると安心ですね。

チョコレートやココア

チョコレートやココアを猫が口にすると、テオブロミンやカフェインなどで中毒になる可能性が考えられます。また、興奮状態になり発熱することも考えられ、最悪の場合死に至ることもあります。チョコレートやココアは人間が日常的に口にするため、うっかり猫の手の届きやすい場所に置いてしまう方も多いと思います。保管する箇所には細心の注意を払いましょう。

生卵、生肉、骨

人間と同様、猫が生卵や生肉を摂取した場合も、サルモネラ中毒や大腸菌中毒を起こすことが考えられます。嘔吐、下痢、無気力などの症状が現れる可能性もあります。また、サルモネラ菌や大腸菌は人間に感染することもあるため、生の食材を取り扱う時は注意が必要でしょう。

 

猫が注意すべき食べ物

前述したものは猫にとって危険度の高い食べ物でしたが、ここからは、与える際に工夫や注意が必要な食べ物について解説していきます。

乳製品

乳製品に関しては猫が好んで口にすることも多く、ミルクを飲む姿をイメージする方も多いと思います。口にすること自体は、体に害はありません。しかし、猫には人間用の牛乳やチーズの「乳糖」を分解する能力が足りず、下痢などを起こす可能性も考えられます。個体による違いのため、合わないと思ったら与えるのを控えましょう。また、与えすぎにも注意しましょう。

炭水化物

炭水化物を摂ること自体は猫の体に害はありません。しかし、炭水化物に含まれるでんぷんは加熱しないと猫にとっては消化や吸収が難しい傾向です。そのため、与えすぎには注意しましょう。炭水化物の中でも、そばは人間と同じくアレルギーの恐れがあるので控えたほうがよいでしょう。また、パンは炭水化物が多いので、与えすぎると糖尿病の恐れが考えられます。

飲み物

飲み物でも注意すべきものがいくつかあります。コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインが含まれるもの、アルコールはもちろんNGです。絶対に猫が届かないようにしましょう。また、麦茶などはミネラルが多いため、与えると尿石症の恐れがあります。

猫が危険なものを食べないための対策

ここまで、猫が食べてはいけないものや注意すべき食べ物について解説してきましたが、どうすれば猫が誤って食べてしまわないのかも知っておく必要があるでしょう。

まずは大前提として、食材を出しっぱなしにしない習慣をつけることが重要です。人間の食事の前に猫のごはんタイムを設けるものも1つの手でしょう。さらに、食べ物は、扉の中など猫が届かない場所に保存しましょう。猫は高所に登ってくることもあります。調理や食事の最中は、調理台やテーブルの上に乗らないように注意しましょう。また、人間の食事を与えることでのトラブルも多く発生しています。食卓の食べ残しをあげないようにしましょう。

また、ここでは取り上げませんでしたが、猫が鼻かぜをひいているようだと思った時にヒト用の風邪薬(特にアセトアミノフェンを含んだもの)を投与することは厳禁です。小量でも中毒を起こす可能性が高い身近な薬物です。このように、安易にヒト用の薬(市販薬を含め)を投与することは控えましょう。

まとめ

今回は猫が食べてはいけない食べ物や植物などについて詳しく説明しました。

人間が日常的に口にする野菜や魚、果物でも猫が食べてしまうと命の危険に関わることもあります。危険な食べ物と知らずにあげたり、誤って口にしてしまうことがないよう、この記事を参考に食材の取り扱いや収納場所には細心の注意を払って愛猫の健康を守りましょう。

 
動物看護師 富永 良子先生

お話を伺ったのは…
動物看護師
富永 良子さん

18年間の動物病院勤務を経て、2017年よりフリーランスの動物看護師として活動中。「犬や猫ともっと楽に、もっと楽しく暮らそう♪」をモットーに、犬や猫の心の健康を大切にした育て方や暮らし方の提案に力を入れている。ペット共生型有料老人ホームで高齢者とペットとの暮らしのサポートも行っている。

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