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【トリマー監修】おすすめ人気犬用シャンプー10選!選ぶときの注意事項や正しいシャンプー方法も紹介

【トリマー監修】おすすめ人気犬用シャンプー10選!選ぶときの注意事項や正しいシャンプー方法も紹介

定期的なシャンプーできれいにケアしてあげることは、愛犬の健やかな暮らしのためにとても大切なこと。
トリミングサロンにお願いするのももちろんOKですが、シニアになり外出が負担になってしまったときや急を要するときなどのためにも、飼い主さんでもシャンプーができるととても安心です。

いつでもおうちケアができるよう、ぜひ参考にしてみてください!

1.どうして犬にもシャンプーが必要なの?

犬の皮膚はとても薄く、その肌は非常にデリケートなため、散歩に出たときに被毛に付く汚れや雑菌をそのままにしておくと、皮膚病などのトラブルを招きかねません。
また、たとえ室内飼いの犬であっても、ハウスダストや常在菌、皮脂や排泄物など、体の内側から出る汚れもあります。さらに、不衛生な体はノミ・ダニの繁殖につながる恐れも。

そのため、犬もシャンプーによってきれいな体を保ってあげることがとても大切なのです。頻度としては月1~2回程度が理想的でしょう。

2.肌質別犬用シャンプーの選び方

肌質別犬用シャンプーの選び方

犬用のシャンプーはさまざまなタイプがありますが、シャンプーによる皮膚トラブルを起こさないためにも、愛犬の肌質を十分に理解したうえで、それに見合ったものを選ぶのがおすすめです。

【普通肌】

皮膚にトラブルがない普通肌の犬には、汚れの除去や被毛のツヤを出してくれるような、いわゆる“美容”を目的としたシャンプーを選びましょう。目的も忘れずに皮脂を抑える効果や殺菌力のあるようなシャンプーはかえって皮膚に刺激を与えてしまうので、特別な成分などは入っていない低刺激のものをおすすめします。

【乾燥肌】

肌が乾燥しやすい犬には、保湿効果に優れた低刺激のシャンプーを選びましょう。また、体を洗うことによって必要な皮脂まで落としてしまうこともあるため、乾燥肌の犬は高い頻度で洗いすぎないように注意しましょう。

【脂性肌】

皮脂の量が多く、肌や被毛がベタっとしている場合は、十分に皮脂を落としてくれるシャンプーが必要です。しかし、脂漏症など皮膚の病気を引き起こしているケースもあるため、まずは獣医師さんへ相談するのが安心でしょう。

3.シャンプーを選ぶときに注意することは?

低刺激のものを

できる限り犬の肌に負担をかけないよう、低刺激のシャンプーを選びましょう。
また、香料や着色料も犬にとっては必要のないものです。飼い主さん目線ではなく、犬目線で考えながら、できるだけ余分な成分は入っていないものがベストです。

目的も忘れずに

前述の“低刺激のものを選ぶ”というのはとても大切なポイントですが、もちろん目的から外れてしまっては意味がありません。例えば汚れがひどかったりカビが発生している場合は、洗浄力の強いものや抗菌成分の入ったものを使用する必要があります。
その時々の皮膚の状態によって最適なケアをしてあげましょう。

泡立ち・泡切れの良いものを

シャンプーが苦手な犬にとっては、その時間は大きなストレスとなります。できるだけ短い時間できれいに洗浄、さっと洗い流せるような、泡立ち・泡切れの良いシャンプーを選びましょう。購入前にトリマーさんに聞いてみたり、口コミをチェックすると良いかもしれません。

半年ほどで使いきれるサイズのものを

犬は人間と比べるとシャンプーの頻度が少ないため、シャンプーを使い始めてからすぐに使い切ることはないでしょう。しかし、一度開封したシャンプーは酸化が進み、徐々に劣化してしまいます。定期的に新しいものに取り替えることができるよう、半年以内に使い切れるほどのサイズを選びましょう。

わからなければ獣医師に相談

犬の肌はとてもデリケートなため、飼い主さんでは判断できない皮膚症状を抱えているケースもあります。せっかく選んだシャンプーが使ってみたら皮膚に合わなかった、といったトラブルを防ぐためにも、シャンプー選びに悩んだらまずは獣医師に相談してみましょう。
しっかりと皮膚の状態を確認してもらうことで適切なケアが叶います。

4.おすすめの犬用シャンプー10選

APDC ティーツリーシリーズ(シャンプー コンディショナー)

100%無農薬のティーツリーオイルの香り。保湿成分配合でふわツヤの被毛に。

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ビーミーニー イーストシャンプー(旧商品名 ケラモス)

アミノ酸の濃密泡で肌トラブル改善。弾力のあるふんわり被毛に。

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ナノウエルクレンジングシャンプー

皮膚への負担が少ないシャンプー。敏感肌、アレルギーが気になる犬におすすめ。

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BE WASHわんドライシャンプー

天然由来成分100%で洗浄&保湿。水のいらないお手軽シャンプー。

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マヌカ・ウォッシュバー

天然素材100%で泡切れが良いせっけん。パピーからシニアまでOK!

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アップルケア

敏感肌にも安心な天然成分。リンゴ酸パワーで消臭抗菌!

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ハッカケア シャンプー&コンディショナー

青森産ハッカを使用。虫よけ、消臭、除菌ができるシャンプー。

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ペットニームウォータレスシャンプー (洗い流さないシャンプー)

部分汚れは泡で洗う!ムクロジ由来の流さないシャンプー。

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水のいらないシルクの泡シャンプー

シルクの力でつやつやに。すすぎ不要のウォータレスシャンプー。

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自然流 (犬猫用トリートメントシャンプー コンディショナー)

35種類以上の和漢洋植物エキスを配合。トリートメント効果がある犬猫用シャンプー&コンディショナー。

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5.犬用シャンプーは子犬にも使えるの?

犬用シャンプーは子犬にも使えるの?

子犬の肌は成犬よりももっと敏感でデリケートなため、子犬には子犬用のシャンプーを使用しましょう。低刺激なものはもちろん、化学的な成分が入っていない無添加のものや、オーガニックな素材を原料としたものなどもおすすめです。

なお、子犬は成犬と比べると体力がないため、シャンプーをするときは体調がよく元気なタイミングを選び、10分程度で終わらせるよう心がけましょう。

6.正しいシャンプーのやり方は?

STEP1:シャンプー前にブラッシング

シャンプーをはじめる前に全身をブラッシングします。毛玉を取っておけばシャンプーがスムーズになるのはもちろん、ブラッシングだけでもある程度の汚れが落ちるため、シャンプーの泡立ちが良くなります。

STEP2:シャワーで体を濡らす

36~38℃と、人間のシャワーよりもぬるめに感じる程度のお湯で「おしり(陰部)→後ろ足→背中→胸→お腹→前足→顔」の順に体を濡らしていきます。
もしくは、スポンジや泡立てネットを使いながら、泡水(水分の多いシャバシャバした状態の泡)を体に掛けてあげるのも良いでしょう。泡水を使用することですばやく皮膚を濡らしながら皮脂汚れを浮かすことができ、その後のシャンプーがスムーズなります。

STEP3:おしり・尾の根本付近・後ろ足・前足を洗う

濃いめのシャンプーをしっかりと泡立て、おしり(肛門まわり)や内股、足の付け根から足先までしっかりと洗います。尾の付け根付近は皮脂腺によってべた付いていることもあるため、よく確認しながら洗いましょう。汚れの溜まりやすい肉球も忘れずに。

汚れがひどい部位にはシャンプーの原液を揉み込み、すぐには流さずにしばらく時間を置きましょう。ただし、洗浄力の強いシャンプーを使用する場合は、早めに軽く洗い流しておくことをおすすめします。

STEP4:胸・背中・お腹を洗う

次に胸と背中・お腹を洗います。適度な濃度の泡を使い、指の腹を使ってやさしくマッサージするように洗いましょう。

STEP5:顔・首回りを洗う

同じように泡を使い、シャンプーが目に入らないよう気を付けながら、口周りや頭部・耳ふち・首回り、最後に鼻上や頬など目に近い部位を洗います。
希釈した泡で洗うので、多少目に入っても角膜を傷つける可能性は低いですが、もしも目に入った場合はすぐに洗い流してあげましょう。

STEP6:シャンプーを洗い流す

最も重要なすすぎの順番は顔回りから。あごを軽く持ち上げながらシャワーヘッドを犬の頭に当て、背中方向へお湯が流れるようにすると、泡やお湯が目に入ることなくすすぐことができます。見落としてしまいがちな肉球の間やお腹、おしりも忘れずに。

また、シャワーですすぐことが難しい場合はお湯をスポンジに含ませ、ゆっくりと絞りながら少量ずつ頭部から流していきます。この際、やさしく声をかけてあげることを忘れずに。飼い主さんの笑顔を見ると犬の安心感が増し、身を任せてくれるようになります。

STEP7:乾かす(タオルドライ&ドライヤー)

犬の体を吸水タオルで包み、やさしく押さえるように水分を吸ったうえで、水気を十分に拭き取ってあげましょう。肉球の間や耳の先、顔周りなどの細部は、ペーパータオルを使用するときれいに拭き取れます。ほぼ水分が拭き取れたら、ドライヤーでしっかりと乾かします。
ドライヤーは人間用のものではなく、犬や猫に使用できるペット用のものを使いましょう。

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⇒参考記事:

7.コンディショナーやリンスもしたほうがいいの?

犬の皮膚・被毛は弱酸性ですが、シャンプー剤は基本的にアルカリ性の成分が入ったものが多く、シャンプーを洗い流したあとは皮膚・被毛がアルカリ性になっています。
健康な皮膚の場合は時間が経てば弱酸性に戻っていきますが、中には静電気が起こりやすくなったり、乾燥気味になることも。
しかしコンディショナーやリンスは、皮膚・被毛をすぐに弱酸性に戻してくれるため、使用することでそういったトラブルを防ぐことができます。

もし、コンディショナーやリンスを使用する場合は、ごく薄く希釈したものを掛け湯のようにして被毛に浸透させてあげましょう。その後しっかりと洗い流し、コンディショナーの成分が残らないようにすることが大切です。

8.まとめ

衛生的な飼育環境のためにも大切な愛犬のシャンプー。
いつもきれいな体で、心地よく過ごしてもらいたいものですよね。

愛犬の肌に合ったシャンプーをチェックしたら、ぜひ楽しみながらおうちケアにチャレンジしてみてください!

監修いただいたのは…

Dog salon MUOSSI(ドッグサロンムオッシ)
オーナーグルーマー
関野 尚代さん

巫女(正社員)から一念発起してトリマー学校へ。
卒業後、結婚出産。その後トリマーとしてBEAUTY PLUS(株式会社ワンダフル、現イオンペット)に就職。
マネージャーを務めたのち、アドホック株式会社(現 株式会社西武ペットケア)に転職。マネージャーとしてトリマーをサポート。
同社を退職後、独立し個人サロン「ドッグサロンムオッシ」を立ち上げる。

「動物が大好きです。特に犬は人間に寄り添い合わせてくれるとっても協力的な動物ですよね。尊敬の念です。
そんな犬と関われる仕事としてプロトリマーを目指し夢の独立を果たし今に至ります。現在では犬の整体も取り入れて日々頑張ってくれているワンちゃんへ労を労えるよう頑張っています。」

猫専門病院 Tokyo Cat Specialists 院長 獣医師 山本 宗伸先生

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