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【獣医師監修】猫の便秘は水分不足が原因?|うんちが硬い・出ないときの対策と受診目安

【獣医師監修】猫の便秘は水分不足が原因?|うんちが硬い・出ないときの対策と受診目安

「猫のうんちが何日も出ない」といった愛猫の便秘について悩む飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。
猫の便秘は比較的よく見られるトラブルの一つです。
食事や運動量、体質などさまざまな要因が関係して起こります。
その中でも、水分摂取量は便の状態に大きく関係する要素と言えるでしょう。

この記事では、猫の便秘の症状や原因、水分不足との関係、日常生活でできる対策についてわかりやすく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛猫の便秘対策の参考にしてください。

猫の便秘で見られる症状

猫の便秘では、排便に関するさまざまな変化が見られます。
よく見られる症状は以下の通りです。

  • 数日排便がない
  • 便が硬く出にくい
  • 排便時にいきむ
  • トイレの回数が減る

便秘になると、便が硬くなり排便がスムーズにできなくなります。
トイレで長くいきんでいるのに便が出ない、少量しか出ないといった様子が見られることもあります。

また、排便時の不快感からトイレに行く回数が減ることも。
普段より排便の間隔が空いている場合は、便秘の可能性を考える必要があります。

猫が便秘になる主な原因

猫の便秘はなぜ起こるのでしょうか?
主な原因としては次のようなものが考えられます。

  • 少ない水分摂取量
  • 運動量不足
  • 毛球
  • 食事内容

猫はもともと水をあまり飲まない動物であるため 、水分摂取量が不足しやすい傾向があります。

猫が水を飲まない理由についてはこちらの記事もご覧ください。

【獣医師監修】猫が水を飲まない理由とは?|脱水を防ぐためにできる工夫 - ペット用品の通販サイト ペピイ(PEPPY)

また、猫の運動量が少ないと腸の動きが鈍くなり、便が腸内に長くとどまりやすくなることがあります。
毛づくろいで飲み込んだ毛が腸内にたまる「毛球もうきゅう」も便秘の原因になることがあります。

このように、猫の便秘は生活環境や体質、食事などが組み合わさって起こることが多いと考えられています。

猫の便秘で見られる症状

便秘と水分不足の関係

猫の便秘を考えるうえで、水分は重要な要素のひとつです。
水分不足と便秘にはどのような関係があるのでしょうか?

猫の腸の中では水分を吸収しながら便が形成されます。
水分摂取量が少ないと、腸内で便が乾燥しやすくなるため、硬くなって排出しにくくなる可能性があります。
また、体内の水分が不足すると腸の動きも鈍くなり、便が腸内に長くとどまってしまうことも。

水分摂取量を増やすだけで便秘が必ず改善するわけではありません。
それでも、水分は便の柔らかさに大きく関係するため、便秘対策の基本のひとつと考えられています。

水分補給を助ける工夫とアイテム

猫は水だけでは十分に飲まないことも多いため、水分摂取量を増やすための工夫が役立つことがあります。

例えば、次のような方法があります。

  • 水を飲む場所を増やす
  • ウェットフードを取り入れる
  • 水分を含むおやつを活用する
  • 飲みやすい器を使用する

とくに水分を含んだおやつを取り入れることで、自然に水分摂取量が増える猫もいます。
例えば次のようなアイテムがあります。

にゃろみ

水分量80%以上含まれ水分補給としても。国産原材料を使用した無添加のペースト猫おやつ。

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にゃろみ L8020

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指で簡単に割れるサックリ感を重視したドライタイプの3種と、食べやすいキューブカット、ほぐしやすい柔らか食感を重視した2種。好き嫌いが激しい子におすすめの食べ比べセットも。

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おやつでの水分摂取は、比較的安価で始めやすい対策でもあります。
愛猫の好みや様子をみながら、合う方法を試してみるのもいいかもしれませんね。

日常生活でできる便秘対策

猫の便秘は、日常生活の見直しによって改善することもあります。
例えば

  • 水分摂取量の見直し
  • 食事内容の調整
  • 適度な運動
  • 排便環境の見直し

などは比較的簡単にご家庭でできる環境の見直しです。

水分摂取量については、普段どのくらい飲んでいるかを正確に把握できていないご家庭も多いかと思います。
厳密に測ろうとするのではなく、次のような方法でおおよその飲水量を把握することが大切です。

  • 水皿の水量をあらかじめ測っておく
  • 一定時間後の残量を確認する
  • 給水器を使用している場合は減り方をチェックする
  • 多頭飼育の場合は個別に分けて観察する

飲水量だけでなく、尿の量や回数の変化もあわせて確認することで、水分摂取の状態をより把握しやすくなるでしょう。

また、水飲み場を複数設置したり、静かな場所に水皿を置いたりすることで、猫が水を飲む機会を増やすことができます。 遊びを取り入れて体を動かすことも腸の動きを促す助けになる方法といえます。

排便環境の見直しも便秘の改善には有効です。
猫は綺麗好きな動物です。
トイレ環境を清潔に保つことでスムーズな排便につながることもあります。
猫の便秘で悩んでいる場合は、こうした日常の工夫で便秘の予防や改善を行ってみましょう。

受診した方がいい便秘のサイン

猫の便秘が続く場合には、動物病院での診察が必要になることがあります。
とくに次のような症状が見られる場合は注意が必要です。

  • 数日排便がない
  • 嘔吐を伴う
  • 食欲低下
  • 腹部膨満

便秘が長く続くと、腸内に便がたまりすぎてしまい、排便がさらに難しくなる悪循環に陥ることがあります。
また、便秘の背景に腸の病気や異物などの問題が隠れている場合もあるため、症状が続く場合は早めに動物病院に相談することが大切です。

猫の便秘で見られる症状

まとめ

猫の便秘は、水分不足や運動量、食事内容などさまざまな要因が関係して起こることがあります。
とくに水分摂取量は便の状態に影響するため、日常生活の中で水分をとりやすい環境を整えることが大切です。

水飲み場の工夫や水分を含んだフード・おやつの活用など、小さな工夫でも水分摂取量が増えることがあります。
愛猫の便秘に悩んだ場合は、まず水分摂取を目的としたおやつなどから取り入れてみましょう。
ただし、症状が続く場合には早めに動物病院へ相談することをおすすめします。

監修いただいたのは…

2014年 麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
フリーランス獣医師
陶山 雄一郎 先生

麻布大学獣医学部獣医学科を卒業後、獣医師として犬・猫の診療に携わってきました。 現在はフリーランス獣医師として、臨床現場に立つ一方で、全国の動物病院における情報発信やコンテンツ監修にも取り組んでいます。

日々の診療の中で感じるのは、飼い主さまが「正しい情報を知ること」で、ペットの選択肢や安心感が大きく変わるということです。
一方で、インターネット上には情報があふれており、何を信じてよいのか分からず不安を感じている飼い主さまも少なくありません。

そのため監修では、専門的な内容であっても、「飼い主さまが正しく理解し、安心して選択できること」を大切にし、実生活に活かしやすい表現や考え方を心がけています。

犬や猫の健康管理、食事、予防医療、日常ケアなど、飼い主さまの疑問や不安に寄り添いながら、日々の暮らしの中で役立つ情報をお届けすることを目指しています。

獣医師 陶山 雄一郎 先生

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