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猫の気持ちがわかる!?しっぽの役割と使い方で猫の気持ちを知る方法を獣医師が伝授

【獣医師監修】猫のしっぽの役割と使い方でわかる猫の気持ち

しなやかに動かして、飼い主さんに雄弁に語りかけてくる猫の「しっぽ」。飼い主さんの心をくすぐる猫のチャームポイント、「しっぽ」の役割をご紹介します。

目次

  1. 猫のしっぽの構造

  2. 猫のしっぽの4つの役割

    • 役割1.体を保温する

    • 役割2.体のバランスをとる

    • 役割3.マーキングする

    • 役割4.感情を表現する

  3. しっぽでわかる猫の気持ち

    • しっぽをピンと立てる

    • しっぽを足の間にしまう

    • しっぽの先だけを動かす

    • しっぽと毛を逆立てる

    • しっぽをパタパタ振る

  4. しっぽの雑学

    • 雑学1.しっぽのない猫は平気なの?

    • 雑学2.短尾猫が多いのはなんで?

    • 雑学3.マンクスは後ろ足でバランスをとる?

  5. まとめ

お話を伺ったのは…

くわはら動物病院
獣医師 桑原 岳先生

「No!ストレス」を目指した診断と治療、適切な予防プログラムによる動物たちの健康増進、体全体を見通す『総合診療』、国際水準の『ねこ診療』を基本理念とするくわはら動物病院。平野区で開業して71年。歴史あるホーム動物ドクターとして獣医療活動を続けながら、地域に貢献している。

くわはら動物病院 獣医師 桑原 岳先生

1.猫のしっぽの構造

猫のしっぽは、「尾椎(びつい)」という小さな骨がいくつも連なってできています。尾椎の数は猫のしっぽの長さによって異なり、長いしっぽの場合は16~21個あるといわれています。ピョコピョコ動く可愛いしっぽを見ていると思わず握ってみたくなりますが、猫にとっては大切な背骨の一部です。しっぽを誤って引っ張ってしまったがために、尾椎の付け根の太い神経がダメージを受けて、歩けなくなってしまった猫ちゃんもいます。決して面白半分にしっぽを引っ張ったりしないでくださいね

02猫のしっぽの構造

2.猫のしっぽの4つの役割

猫のしっぽは感情表現で注目されることも多いですが、猫が生きていく上で非常に重要な役割を果たしています。
今回は、その中でも特に重要な4つの役割をご紹介していきます。

役割1.体を保温する
役割2.体のバランスをとる
役割3.マーキングする
役割4.感情を表現する

役割1.体を保温する

猫のしっぽは意外と暖かく、冬の寒い時期など、しっぽに埋まるような形で暖をとります。
しっぽをマフラーのように使っているのをよく見かけるのではないでしょうか。
メインクーンやノルウェージャン・フォレスト・キャットなど、寒い地域にいる長尾の猫は、いかにも温かそうなふかふかのしっぽを持っています。

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役割2.体のバランスをとる

猫のしっぽは体の動きのバランスをとる役割もあります。猫が走る時、ジャンプする時、高いところから飛び下りる時など、しっぽで体全体のバランスを調整しているのです。

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役割3.マーキングする

猫は体のあちこちに、匂いを出す線を持っています。
額、あごの下、口の脇、肉球など、場所はさまざまです。しっぽにある皮脂腺からも匂いを発します。
猫が家具や飼い主さんにしっぽを巻きつけるのは、匂いをこすりつけるマーキング行為です。

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役割4.感情を表現する

猫はしっぽでも感情表現を行います。
甘えたい時は、しっぽをピンと立ててすり寄ってきますし、威嚇する時はしっぽの毛を逆立てて膨らませます。
しっぽには、その時々の気持ちがとてもよく現れます。

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3.しっぽでわかる猫の気持ち

猫はしっぽで数多くの感情を表現します。
表情や態度、声でわかるものも多いですが、しっぽの動きまでわかると、猫の気持ちをかなり知ることができます。
主なしっぽの動きとその時の感情をまとめましたので、愛猫とのコミュニケーションに生かしてみてください。

・しっぽをピンと立てる
・しっぽを足の間にしまう
・しっぽの先だけを動かす
・しっぽと毛を逆立てる
・しっぽをパタパタ振る

しっぽをピンと立てる

猫がしっぽをピンと立てるのは、嬉しい時や甘えたい時です。
基本的に機嫌がいい時なので、しっぽをピンと立てながら歩いている時は、ウキウキ・わくわくしている証拠です。
また、ピンと立っているしっぽの先が前に少し垂れている時は、テンションが上がっている時です。
大好きなご飯の時などは、こういう形になることもあるのではないでしょうか。

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しっぽを足の間にしまう

猫がしっぽを足の間にしまうのは、恐怖を感じた時です。
うずくまって体を小さくして「攻撃しないで」と全身でアピールします。
自宅に知らない人が突然現れた時や、不意打ちで怖い思いをした時などに見られる動作です

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しっぽの先だけを動かす

猫を呼んだ時に、寝ながらしっぽだけを振られたことはありませんか?
寝ている時にしっぽの先だけ小さく動かすのは、猫が「めんどくさい」と感じている時。飼い主の声は聞こえているけど、起きるのが面倒な気持ちの時に行うしぐさです。

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しっぽと毛を逆立てる

猫がしっぽの毛を逆立てて膨らませるのは、恐怖を感じている時や相手を威嚇している時です。

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しっぽをパタパタ振る

猫がしっぽを左右に大きく振っている時は、イライラしている時やご機嫌が斜めの時です。

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4.しっぽの雑学

いろんな役割がある猫のしっぽ。病気などで断尾した猫や、しっぽのない猫種はどうしているのでしょうか。知っていると猫について詳しくなれる雑学を3つ集めてみました。

雑学1.しっぽのない猫は平気なの?
雑学2.短尾猫が多いのはなんで?
雑学3.マンクスは後ろ足でバランスをとる?

雑学1.しっぽのない猫は平気なの?

猫のしっぽの形や長さは違っても、その機能や役割は同じです。しっぽがなくなっても、不足する部分は他が補って、生活に支障をきたすことはないようです。
家の中の生活に適応し、狩りもしない現代の猫にとっては、体のバランスをとることも防寒機能もそれほど必要ではないのかもしれません。
尾の動きを見ることができないため、よく注意を払わなければ感情を読み取りにくくなる可能性もありますが、猫は耳の傾き具合や、ひげ袋の膨らみ具合、目の見開き方、ヒゲの向きなどで飼い主さんにしっかり気持ちを伝えようとしています。

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雑学2.短尾猫が多いのはなんで?

日本に短尾猫が多い理由は、古くから日本に伝わる「猫股」伝説が原因と考えられています。
江戸時代から、猫は老猫になるとしっぽが二股に割れて化け猫になるといわれ、長いしっぽの猫は嫌われていたようです。そのため、江戸時代中期には短いしっぽの猫が好んで繁殖され、短尾猫が増えたという説もあります。今、日本由来の短尾種はジャパニーズ・ボブテイルとして有名です。一方、近年では洋猫との混血が進み、尾がまっすぐで長い猫も増えてきているようです。

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雑学3.マンクスは後ろ足でバランスをとる?

さまざまな猫種のなかでも、マンクスという猫種は尾がほぼありません。なかでもランピーと呼ばれる種類は、まったくしっぽがなく、しっぽの付け根部分がくぼんでいます。
マンクスは前足に比べて後ろ足が長く、まるでウサギが跳ねるような歩き方をします。しっぽがないぶん、体のバランスをとるため、後ろ足が発達したといわれています。

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5.まとめ

猫のしっぽには、体のバランスをとったり、体に巻きつけて保温したりという体の機能面だけでなく、機嫌や喜びを表す感情表現としての機能もあります。飼い主さんと愛猫のコミュニケーションにも、猫のしっぽをもっと活用してみましょう。

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