動物介護のプロ監修|シニア犬(老犬)の介護特集(食事編)

シニア期になると、食事量の減少や介助のことなど、様々な問題が出てきます。
食べないときどうしたらいいの?寝たきりになったら?
そんな疑問に介護のプロがお答えします
動物介護施設ペットケアホーム・リュッカ代表、愛玩動物看護師
安部 里梅 さん

動物病院での豊富な看護経験を活かした老犬介護のプロ。専門的で安心でき
る動物看護&介護を手助けする総合ケア施設を立ち上げ、代表を務める。
Q1.
ご飯を食べない・量が減ったのはなぜ?
A.
年齢とともに体が変化し、食の好みや必要なカロリー、
食べやすい環境が変わってきます。
愛犬の年齢や状態に合わせた
食事内容・環境を整えてあげましょう。
見た目は変わらなくても、愛犬の体には様々な変化が起こっており、それが食欲に影響することがあります。
1度に食べられる量が減ったなら、無理に1回で食べさせず、回数を増やしてみるのもひとつの手です。
「食べない」のはこんな理由かも?
  • 嗅覚や味覚が衰えた
    加齢により感覚器官が衰えることで、今まで食べていたご飯をおいしく感じなくなり、食べてくれなくなることがあります。
    少量のトッピングや温めてみるなど、変化をつけてみて。
  • 運動量や代謝が落ちた
    歳を取ると基礎代謝が落ち、筋肉量・運動量・消化器官の機能も低下します。運動量が落ちているけれどまだ元気に動ける子は、お腹を空かせるために気持ち多めに運動してみるのもいいでしょう。
  • 舌を動かす力・飲み込む力の低下
    舌を動かす筋力が低下して食べ物を奥へ運びづらくなったり、飲み込む力(嚥下力)が低下している場合があります。フードをやわらかくするなど、食べやすい工夫を。
  • 食事の姿勢がつらい
    足や首の筋力が落ち、姿勢を維持することがつらくて食べなくなる場合も。食事台で高さを変えたり、滑り止めマットを敷くなど、ラクな姿勢で食べられるようにしてあげてください。
病気が原因のケースも考えられますので、
気になる場合はお早めに獣医師さんにご相談ください。
食欲がわくご飯って
どんなもの?
温めることで、香りが立ち
嗅覚を刺激します。
ドライフードはお湯をかけることで香りがたち、さらにやわらかくなるので食べやすくなります。
どうしても食べない場合、
おやつを与えるのはあり?
ありです。「食べる」気持ちを
なくさせないことが大切。
体力を維持するために「食べる」ことはとても重要。なので、「食べる気力」をなくさせることは絶対に避けたいところです。
いつものフードを食べてくれない場合は、おいしいもの・大好きなものを与えることで“食べるスイッチ”を入れてあげましょう。その際、「もうちょっとほしいな」というところで止めておくのがポイント。例えばいつものフードの上に、おいしいものをひとさじだけ乗せてあげるだけで、パクパクそのまま食べてくれることがあります。
(腎臓に疾患がある場合は、獣医師さんとご相談ください。)
おいしいものをちょこんとフードの上に乗せてあげるのがコツ。まんべんなく混ぜてしまうと、味が均一になりメリハリがなくなってしまいます。
\食欲アップ!おススメのトッピング/
味付けせずにグリルしたチキン 玉ねぎ抜きの肉団子 雑炊
かぼちゃを煮たもの お刺身を焼いたり煮たりしたもの etc…
人の手から食べたがる
のは、わがまま?
それで食べてくれるなら、
もちろんOKです!
お皿からは食べないのに、飼い主さんの手から食べる子は、きっと「飼い主さんの手からもらえるものは、おいしいもの」と考えているのでしょうね。食べてくれるなら何の問題もありません。
ただし、食べるのに何十分もかかってしまうようなら、愛犬の負担にもなりかねません。その場合は、流動食などの方法をとった方が愛犬も食べ疲れせず、効率的になる場合があります
積極的にとったほうが
いい食材や栄養は?
まずは水分の摂取
大切です。
歳をとると水を飲まなくなる子が多いですが、
水分不足は尿結石ができやすくなる他、急性腎不全や循環器障害、消化管潰瘍などにも影響すると言われます。
水飲み場を増やしたり、レトルトフードやスープなどを用いて食事に含まれる水分量を増やすといいでしょう。(鶏ささみのゆで汁を製氷皿で凍らせておけば、レンジでチンして使えて便利!)
その他、タンパク質も重要です。シニア期は筋肉量が不足しがちですが、筋肉には体を動かす・姿勢を保持する・心臓や内臓や血管を動かす等とっても重要な役割があります。その他、ビタミンBやEPAなども大切。例えばトッピングで豚肉を湯がいてのせてあげれば、たんぱく質・ビタミンBが摂れて、食欲アップにも♪
高齢の子は、天候や気温・気圧で調子が左右されることもあり、雨が降っている日は食べない、なんていうことはよくあります。
ですが、食欲不振には病気が隠れていることも。愛犬をよく観察して、いつもと比べて明らかにぐったりしていて元気がない、行動に違和感がある、いつもは絶対食べるおやつを食べないなどの様子が見られたら、早めに病院で診察を受けてくださいね。
Q2.
食べづらそう・飲み込みづらそうな時は?
A.
その子が食べやすい大きさ・やわらかさ、
 食事環境を考えてあげましょう。
舌の筋力や嚥下力(飲み込む力)が
低下していることが考えられます。
「食べづらいのは歯が弱ったのでは・・・」と思いがちですが、犬は基本的に食べ物を丸飲みする習性のため、食べ物をのどへ送り込むための《舌の筋力》や飲み込む力である《嚥下力》の低下が原因のことが多いです
食べやすい食事内容・食事の環境を整えてあげましょう。
ドライフードを
食べづらそうにしています
食べやすい&消化しやすいよう
ふやかしてあげて。
お湯などでやわらかくしてあげることで食べやすくなり、お腹の中で消化しやすくなります。お肉のゆで汁やスープなどを使用すれば、嗜好性アップ&水分補給もできて一石二鳥です。
それでもどうしてもうまく食べられない場合は、流動食を考えてみるのもいいかもしれません。
ドライフードをふやかす時のポイント

お湯をかけて芯までやわらかくし、食べるときは人肌程度まで冷まします。

ドライフードをミキサーなどで粉々にして保存しておくと、ふやけるまでの時間が短縮できます。

その子によって食べやすい柔らかさ・水分量が異なりますので、好みを見つけてあげましょう。

むせたり、のどに
詰まらせることがあります
食器の高さを見直して
みてあげて。
case1と同様、ドライフードをふやかしたり、ウェットフードを混ぜるなど、水分を含んだ状態にしてあげてみてください。
また、頭を下げる姿勢が負担になっていることも考えられます。愛犬の体高に合った食器台を用意する、飼い主さんが手で食器を支えてあげるなど、体への負担を少なくするよう考えてあげてみてくださいね。
Q3.
下痢・便秘になりやすいです…
A.
消化機能が低下し、栄養を吸収しづらくなるのに加え、
便秘や下痢が見られがちに。
食事内容や食事回数を変更することで改善する場合があります。
また、季節の変わり目にはお腹の調子を崩すことが多くみられます。
病気が原因のこともありますので、気になる場合は獣医師さんに相談してくださいね。
下痢をしがちですが、
改善できますか?
消化に良いご飯や、
回数を見直して
みましょう。
消化機能が落ちてくると、脂肪分の多いものや人間の食べ物などを与えた場合、上手に消化できずにうんちがゆるくなってしまうことがあります。食事内容を見直してみるのも一つの手です。
ドライフードを低脂肪・高繊維(ライト)のタイプに変更したり、お湯でふやかすなどしてみてあげてください。下痢の時は水分が体外に排出されてしまうので、お湯でふやかすことは水分補給にもなって◎。
また、一回の食事量を減らして回数を増やすことも、内臓への負担軽減につながります。
便秘でなかなかうんちが
出ません
水分が足りていません!
飲む機会を意識して増やして。
水分をとるには、フードをお湯でふやかして与える方法が手軽でおすすめです。また、「お水いる?」と声をかけたり、水飲み場に連れて行ってあげたりと、お水を飲む機会を意識して増やしてあげてくださいね。
食事にオイルをたらしてあげると、便がするりと出ることがあります。量の目安は、柴犬でティースプーン1杯くらいになります。(例えば…⇒フィッシュ4ドッグ サーモンオイル )また、おしりの穴のまわりを指でもんであげたり、ベビーオイルを塗った綿棒でやさしくつつくなど、刺激して排便を促す方法もあります。
食べても痩せてしまうのは
どうして?
加齢による自然現象。
ただし、病気が隠れていることも。
加齢で消化器官が衰え、食べたものの吸収率が悪くなってくると、食べていても緩やかに体重が減っていくことがあります。これを「削痩(さくそう)」といい、16歳以上のハイシニア期には必然的な変化です。この場合、うんちの状態を見ながら食事量と回数を増やしたり、「パピー(仔犬)用フード」を少し混ぜてあげるなどの方法があります。 ただし、病気が隠れている場合もあります。自分で判断せず、おかしいと思ったら病院で診察を受けましょう。
歳を重ねると、見た目には普通でも、何か病気が隠れている可能性が高くなります。愛犬の普段の様子を一番知っているのは飼い主さんです。少しでもおかしいな、いつもと違うなと思ったら、獣医師さんに診てもらいましょう。「こんなことくらいで…」と思う必要はありません。病気の早期発見につながるかもしれませんし、何も無かったら無かったでラッキー!それが愛犬の長生きのヒケツだと思います。
Q4.
食べる姿勢が保てない・ふらつく時は?
A.
「首がらくちん」「滑らない」など、できる
 だけ負担の少ない食事環境にしてあげましょう。
食器を前に脚が踏ん張りきれない、姿勢が保てない、ふらつく、また前庭疾患のような病気で首が曲がっているなど、これらはシニア期に多く見られる症状です。こうなると食べたいけど食べられない…と食欲が低下したり、あきらめてしまう子も。
ラクに楽しく食事ができるよう、工夫してあげましょう。
むせたり、飲み込み
づらそうにしています
頭を下げる姿勢のせいかも?
食器の高さを見直してあげて。
首の筋力が低下してくると、下を向いて食べる姿勢がつらくなってきます。食事中にムセたり、飲み込む力も低下しがちに。愛犬の体高に合った食器台を用意する、飼い主さんが手で食器を支えてあげるなど工夫してあげてください。
「食器の高さ」が適切かチェックしてみよう
食器の底面が、犬の肘関節より少し(10cm程度)下になるくらいがベスト。鼻先が下を向き、お皿の中へぐっと入っているので、自分の舌の動きでしっかり飲み込むことができます。
それより下だと頭が下がるので食べにくく、上だと食べ物がのどへ入り込み誤嚥・誤飲を引き起こす場合があります。
食事中、脚がスル~っと
開いていきます。
滑り止めマットで対策を。
床への汚れ防止にも。
筋力が弱り、前脚や後脚が開くように滑って行ってしまうことがあります。こうなると食べたくても食べられないので、滑り止めマットを敷いてあげてください。
支えていないと、
ひっくり返ってしまいます。
安定する姿勢で抱っこ
して食べさせてあげましょう。
おしりを床につけた状態で上半身を飼い主さんの膝にのせてあげるなど、安定感のある姿勢で食べさせてあげましょう。誤嚥を防ぐため、必ず頭の位置を高くした状態をキープします。
ずっと支えているのが大変な場合は、補助クッションを活用したり、車いすに乗せてあげれば、飼い主さんの負担が軽減されます。
Q5.
自力で食べられない子の介助って?
A.
誤嚥や窒息を防ぐため、正しい姿勢や
やり方で行いましょう。
食べたものが胃にきちんと送られるように、上体を起こしてフセに近い姿勢にしてあげましょう。ご飯をあげた後は、すぐに寝かせるのではなく、しばらくご飯を食べていた体勢のままにしてあげてくださいね。
寝たきりの食事介助の
正しい姿勢は?
飼い主さんにとって
楽な姿勢
をとることがポイント。
抱っこやクッションなどを使って上体を起こし、フセに近い姿勢で食事をさせるのが最善です。この時、飼い主さんが無理な姿勢をとっていると、腰痛や肩こりにつながってしまいますので、注意してくださいね。
中型犬以上の場合は愛犬の上半身を太腿の上にのせて食事介助を行います。愛犬と自分が密着しながら抱っこし、ひじや手首を使って支えることで、両手を使って介助ができます。
スプーンで与える際の
コツ・注意点は?
スプーンの向きは
縦向けではなく横向けに。
犬には唇がないため、スプーンをくわえてご飯を取り込むことが苦手です。
スプーンにご飯を乗せるときは平らではなく山を作るようなイメージで、スプーンの横からかぶりつきやすいように与えてあげてください。
平らだとスプーンを噛んでしまうことも。
山があるとパクッとかぶりつきやすい。
流動食の
正しい与え方は?
少しずつ、与えるごとに
ちゃんと飲み込んだか確認
流動食は、シリンジ(針のない注射器)を使って与えるのが一般的です。
犬の口の端にシリンジの先端を差し込んで、少しずつ注入します。無理に流し込んで窒息しないように、与えるごとにちゃんと飲み込んだか確認するようにしましょう。
全国の飼い主さんから寄せられた「食事」に関する
質問に、専門家が回答します。
  • フード選びについて
  • 食べないお悩み
  • その他の質問
  • 介護経験者のお悩み
(クリックで質問ジャンルが切り替わります)
  • Q. シニア用フードに変えたほうがいい?タイミングは年齢で判断してOKですか?

    回答を読む
    A. 一般的にシニア用フードは「7歳から」とされていることが多いですが、個体差がありますし、小型犬・大型犬というだけで全然違いますので、7歳になったからと言ってただちに変更する必要はないと思います。
    シニア用フードは、栄養を効率的に吸収できるよう作られています。加齢により下痢が増えた…、おなかの調子がちょっと良くないことが増えた…という場合は、シニア用に切り替えてみるのもよいと思います。(グラム当たりのカロリーが低めなことが多いですが、吸収率が良いため結果的に成犬用よりも多くの栄養を吸収できている場合もあります)
  • Q. 歯が丈夫でも、消化吸収の良さを考えて、やわらかいフードにした方がいい?

    回答を読む
    A. 下痢や便秘などおなかの調子が悪く、消化吸収の良い食事にしてあげたいときや、水分不足が気になるときなどは、ドライフードをふやかしてあげたりウェットフードを活用するのはとても良いと思います。
    犬は基本的には食べ物を人間のように奥歯でかみ砕いたりすることはなく丸飲みしますので、「やわらかいものばかり食べていると歯が弱る…」ということはありません。状況に応じて判断してあげてください。
  • Q. どうしても食べてくれない時に、ドライフード以外の食材をどこまであげてもいいのでしょうか。

    回答を読む
    A. なかなか食欲がわかない時には、「これなら食べる」というものを探して色々な食材をあげるといいと思います。味付けせずにグリルしたチキンや、お刺身を焼いたり煮たりしたもの、雑炊なんかだと水分も取れていいですね。
    ただし、それを1回にたくさんあげすぎないことが大切です。あくまで“食べる気持ちになるスイッチ”を入れるための、とっておきの食べ物として活用しましょう。「もう少し食べたいな…」というところでやめるのがコツです。
  • Q. 食べない時、最低限何をどのくらい与えたらいいでしょうか。

    回答を読む
    A. 1回の食事量で判断するのではなく、1日・1週間の単位で考えて、必要な摂取量がクリアできているのであればOKです。シニアになると、天候・気温差・気圧が体調に影響しやすく、それによって食欲が低下してしまうことがよくあります。「1回の食事で絶対これだけ食べないといけない!」と考えるのではなく、少しでも食べてくれたら徐々に量を増やしていったり、朝はあまり食べてくれないのであれば夜に量を増やしたり、様子を見て調整してあげてくださいね。
    ただし、ぐったりしているなど愛犬の様子がいつもと比べておかしいと感じたら、病気が隠れている場合があるため、早めに動物病院を受診してください。
  • Q. 少量でも栄養がとれる食材が知りたいです。

    回答を読む
    A. お肉や野菜などの食材では、効率よく高栄養を摂ることはやはり難しいです。
    動物病院では、回復期サポートの缶詰や、エネルギーチャージ用のおやつなど、少量で高栄養の物を扱っていますので、獣医師さんに相談してみてくださいね。
  • Q. 認知症で食べムラや偏食になることはありますか?

    回答を読む
    A. 偏食は無いと思いますが、食べムラはあります。
    食べムラが起こる要因としては、認知症の子は「ごはんを食べる!」というスイッチが入りにくいことがあるためです。数分待つと食べてくれる場合もあるので、スイッチが入るのを待つか、1度に食べきるのが難しいならば少量にして回数を増やすなど、工夫をしてあげてください。
  • Q. 朝ご飯を食べてくれなくなって困っています…。適切な食事のタイミングや回数を知りたいです。

    回答を読む
    A. 歳をとると消化器官の動きが悪くなるため、朝一番にご飯を食べたくなくなるのは普通のことです。人間も同じですね。
    どうしても朝・昼・晩に食べる必要はありません。例えば、夜の方が食べてくれるなら、朝は食べられるものを少量にし、メインは16時・20時・23時の3回にしてもOK。一日に必要な栄養やカロリーが摂取できるのであれば、いつ食べても大丈夫です。
    ただし、食事回数については1日最低2回以上に分けて与えてあげてください。1日1回きりだと、内臓の負担になったり、空腹の状態が長く続くことで低血糖になる恐れがあります。
  • Q. 食欲がすごくて、太ってきています…。

    回答を読む
    A. 空腹・満腹の感覚が鈍くなってきて、何度もご飯やおやつを要求してくる子もいます。そんな時は、おやつではなくゆでたお野菜などを与えてみてはいかがでしょうか。野菜は食べてくれない…という子も、例えばお野菜の入ったお皿を家族の食卓の上に置いておいて、そこからあげれば「みんなと同じもの=おいしいもの」と思って食べてくれることがあります。
    空腹で夜中起きてしまう子は、就寝前にダイエットフードを上手に使うのもありです。ダイエットフードには繊維質が多く含まれているため、腹持ちがいいので満足感が得られます。
  • Q. 胃捻転のリスクについて知りたいです。

    回答を読む
    A. シニア期では、胃捻転のリスクは高くなります。加齢により胃のまわりの筋肉が衰え、胃が揺れやすくなるためです。大型犬の症例が多いですが、小型犬・中型犬なら胃捻転にならない、というわけではありません。
    胃捻転を予防するには、「食後に体を動かさない」ことが大切。ご飯を食べた後は静かに過ごして、運動やお散歩は避けましょう。寝たきりの子は、体位変換は食前に済ませて、食後にはしないようにしてください。(一度に大量のお水を飲んだ場合にも、胃捻転のリスクは高くなります。)
  • Q. 歯みがきができないので口臭がひどく、口内環境が心配です。シニアの今からでもできることは?

    回答を読む
    A. 咬みつかない子であれば、ガーゼで少し拭いてあげるだけでも全然違うと思います。ただし、認知症になってくるとお口に手を入れることは非常に難しいですね。
    それ以外でできるケアとしては、「食後にお水を飲ませる」ことです。もちろん歯みがきほどの効果はありませんが、それだけでも口内の汚れはある程度落ちてくれます。自分でお水飲めない子は、シリンジを使って飲ませてあげます。(シニアの子は飲水が刺激になるので、飲ませすぎには注意してくださいね)
    他には、腸内細菌(ビフィズス菌)の力で口臭ケアができるものを使うのもありです。お口が臭いと、いくらかわいい愛犬でも「嫌だな…」と思ってしまうものですが、口臭が改善することで距離が縮まってより良い関係性を築くことができると思います。

    口臭ケアおすすめグッズはこちら⇒
  • Q. (Aさん)
    腎臓病は急性でない限り治らないので腎臓病用の療法食を与えるのはわかるが、残された命が短いのにおいしいものをあげられない、おやつもあげられない。治らないなら寿命を縮めてもおいしいものを食べさせるべきか悩んでいます。

    (Bさん)
    口からの食事を受け付けなくなった時、鼻からチューブを通して流動食を摂らせたのですが、本犬の望んだことではなく苦しかったのではとずっと後悔しています。(経管栄養で6ヶ月頑張ってくれました)

    回答を読む
    A. もっと一緒にいたいけれど、果たしてうちの子はそれを望んでいるのか…。いくら考えても答えが出ない、難しい問題ですね。
    後悔しないために大切なのは、「犬の幸せがどこにあるか」「飼い主さんが愛犬とどう向き合いたいのか」を考えることだと思います。私は、犬の一番の望みは“大好きな飼い主さんが笑顔でいてくれていること”だと思っています。飼い主さんが自分のことを考えて判断してくれたことであれば、愛犬は受け入れてくれるはず。
    腎臓病に関しては獣医師さんの治療方針にもよりますが、残された命が短いのであれば、おいしいものを少量あげて楽しいひと時を過ごすのも大切な思い出になります。
    経管栄養での食事も、かわいそうだと考えるのではなく、「上手に栄養が摂れてよかったね、えらいね」と笑顔で誉めてあげるほうが、愛犬は嬉しいはずです。

    病気や怪我が主役になるのではなく、どんな時も愛犬と幸せに暮らすことを大切にする「グリーフケア」という考え方があります。
    最後まで感謝と愛情をもって愛犬と接することができるヒントが書かれていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
終わりの見えない介護は不安が常に付きまといます。
いろいろなケアが必要になってきますが、完璧にこなす必要はありません。
大事な子が飼い主さんに求めているのは、完璧なお世話ではなくあなたの笑顔と優しさです。 自分に合った動物病院や動物ケア施設などを事前に探しておき、辛くなった時にすぐ相談できる場所を準備しておくのも大切です。
「最期まで幸せでいてほしい。」そんな想いから
ペピイは愛犬の「介護」について様々な視点から真剣に取り組んでいます。
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