Vol.10 他の犬との接し方 他の犬に出会って飛びつかれるのもイヤだけど、愛犬が飛びつくのも困りもの。
毎日通る散歩コースに犬猿の仲のワンコがいて、いつも吠え合うのが憂鬱。
そんなときに役立つ、他犬とのトラブルをさり気なく避ける対処法や
愛犬の過敏な反応を抑えてスマートにお付き合いする方法をご紹介します。

(1)出会ったときのあいさつの仕方

犬にも相性がいい・悪いがあります。他の犬に出会ったときには、お互いの反応を見ながら、あいさつの仕方に気を配りましょう。愛犬が他の犬のことを怖がるからといって、まったく出会わなければいっそう過敏になってしまうので、散歩に出て他の犬に出会う機会はなくさないようにね。

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自然なあいさつ
特に相性が悪いことがなければ、一般的に犬同士が出会ったときには鼻を合わせてクンクンし合ったり、お尻を臭ったりする。これはお互いを確認している動作だから、自然にさせておこう。
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相性が悪くて吠え合ったり、興奮して飛びかかったりする場合、無理をして犬同士近づけておくとトラブルを起こしかねない。飼い主が間に入り、すぐにやり過ごす方が賢明。
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飼い主同士が話をしたい場合などには、リードを踏んでおくと犬は落ち着いていられる。

(2)苦手な犬と行き違うとき

散歩途中に苦手な犬と行き違うとき、無理に避けるのではなくフードなどで愛犬の気を引いてやり過ごす方法を身につけておきましょう。トラブルを未然に防ぎ、お互いの犬にとって余分なストレスをかけずにすみます。

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レッスン前
普通にリードを引いて歩いているだけでは、突然飛びつかれたり、吠え合ったりすることもある。
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苦手な犬がやってきたら、なるべく飼い主自身の体が壁になるような位置に立ち、フードで気を引いてやり過ごす。

(3)苦手な犬がいる家の前を通るとき

庭に放されている犬が、近づいてくる人や犬に対して吠え立てるのはある程度仕方のないことです。そうした犬が居ることがわかっている場合、前を通るときにちょっと工夫をすれば、相手の警戒心をやわらげることができます。

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その家に近づいたら、なるべく飼い主自身の体が壁になるようにリードを持ち、道幅いっぱいに外側に弧を描くように歩く。こうすると、相手の犬から見ると近づいているようには見えにくい。