Vol.3 子犬のトイレのしつけ ワンちゃんを家庭に迎えたときから避けて通れないのがトイレのしつけ。犬は猫ほど簡単ではありませんが、ちょっとしたコツでずいぶんしつけやすくなるものです。まずはトイレ日記をつけて排泄のリズムを知り、ワンちゃんが失敗しにくいトイレの設置方法などを工夫しましょう。

(1)トイレの設置&トイレ日記

子犬の居場所をつくるとき、トイレのしつけがしやすい長方形のサークルをおすすめします。また一般的に、起きたとき、食後すぐなどに排泄することが多いですが、具体的な傾向を知るために愛犬のトイレ日記をつけてみましょう。2週間くらい続けてみると、トイレをするタイミングだけでなく場所や事前の様子などもわかってきます。

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なるべく細長い長方形のサークルを用意し、トイレシーツと寝床を両端に振り分ける。すると犬は自分の寝床を汚したくないので、自然に反対側のトイレに排泄をしたがる。
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床を嗅ぎまわりウロウロしだしたらトイレのサイン。サークル内のトイレに連れていくと失敗が減る。

(2)トイレ引き算しつけ法

トイレシーツで排泄する習慣がついたら、リビングなどのあちらこちらにトイレシーツを敷いておき、徐々に減らしていくしつけ方法もあります。

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(1) 出入り口のそば、窓の下など、数カ所にトイレシーツを敷いておく。
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(2) 犬が排泄しやすい場所を自分で選ぶようになる。
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(3) しない場所のトイレシーツを片付けていくと、自然にトイレの場所が決まっていく。

(3) うれション対策

大好きな家族が帰ってきたとき、思わず嬉しくておもらしをしてしまう愛犬も少なくありません。俗にうれションといいますが、これを避けるには、クレートを活用し、いったん犬をクールダウンさせるのがコツです。

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玄関にクレートを置いておき、家族が帰ってきたらいったんクレートに入れて出迎え、犬が落ち着いてからクレートから出す。
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クレートトレーニングの方法:犬は外、クレートの中にフードを入れて気を引く→クレートの扉を開けて犬が中に入ったらフードを追加→フードに夢中になっている間に扉を閉める。