Vol.1 スマートな歩き方 いざ散歩に出かけようとして、単に歩くことが案外難しいことに気づきます。元気すぎて引っ張ったり、あっちへウロウロ、ときには座り込んでしまったり。飼い主と犬が歩調を合わせてスマートに歩くには、ちょっとしたコツが必要です。まず、飼い主が主体となって進む歩き方を練習しましょう。

(1) 首輪&リード選びと持ち方

飼い主が主体となって歩けるようになるには、はじめのうちはしつけしやすいハーフチョークタイプのプレミアカラーがおすすめです。リードは短めに持ち、固定して歩くように心がけましょう。

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プレミアカラーは引っ張ったときだけ犬の首にフィットし、飼い主の意図を伝えやすい。抜けにくく、かつワンちゃんにもやさしいのが特長。締め付けすぎないように注意。
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フードで誘導すると着けやすい。
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折りたたんで握りしめ、リードの長さを調節し、腰で固定。
親指にリードをひっかけて握る。
大型犬や引っ張りが強い犬なら、両手で握っておへその前で固定。

(2) 引っ張るコなら

引っ張られながら歩いている人をよく見かけますが、犬が引っ張ったときにはすぐ止まるのが基本です。そうして引っ張ったら歩き続けられないということをワンちゃんに教えましょう。引っ張りにくい構造のイージーウォークハーネスを利用するのも一案です。

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[レッスン前]単に連れて歩いているだけでは、若い大型犬には引っ張られがち。
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引っ張ったらすぐ止まり、犬が飼い主の様子をうかがって止まったら再び歩き出す、をくり返す。
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首からイージーウォークハーネスをかける→脇のバックルを留める→首輪とハーネスの輪にリードのフックをかける。
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イージーウォークハーネスなら胸側の動きが制御されるので、犬が引っ張りにくい。

(3) ついて来ないコなら

興味のあるものから離れようとしなかったり、座り込んでしまうコも少なくありません。そういうときには、伸縮式のリードを着けておき、かくれんぼ作戦で気を引いてみましょう。いつも飼い主に注意を払う習慣をつけておくことが大切です。

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ついて来ないときには、リードを伸ばしながらわざとスタスタ歩いて陰に隠れる。飼い主の姿を探して追ってきたらかくれんぼ作戦成功。