ペットと共に生きること

第21回 いろんな形で参加して、命を守ろう

里親募集から地域猫活動、
保護した犬をセラピー犬として再デビューさせるなど、
犬や猫に関する保護や愛護の活動は
ここ数年盛り上がっているようです。
動物愛護の精神、ペットは人のパートナーという考え方。

様々な思いが、そこにはあります。
大切なのは、「同情心だけで向き合わないこと」。
小さくてもひとつの命です。
命を守る活動は、共に“生きる喜び”を感じながら
関わらなきゃ、ですよね。

ペットの保護活動といえば、
投稿する人も閲覧する人も、いろんな形で参加して、
楽しみながらペットの保護活動をする、
そんな写真コンテストがあるのをご存知ですか?

想いも一緒に審査する

そのコンテストは「いのちつないだ ワンニャン写真コンテスト」
といいます。
2010年に第1回が開催され、日本をはじめ
中国、アメリカ、シンガポールなど、
世界中から1400点以上にのぼる応募があったそう。
主催しているのは「公益財団法人どうぶつ基金」、
環境省が後援しています。

募集したのは
行政からの譲渡、動物愛護団体や個人ボランテイアから譲渡された犬や猫、
町で保護した犬や猫、
TNRでみみ先カットを施された猫や地域猫を対象被写体にした作品。

作品の募集に関して特徴的なのが
応募作品には必ず250文字以内のコメントを付けなければならないこと。
写真コンテストといえば、
普通は作品名や被写体名、撮影地、撮影者などを
明記するくらいですよね。
しかしこのコンテストは、
送られた作品を、そのコメントと共にホームページに掲載するのです。
コメントの内容は対象被写体とのエピソードや想いなど。
応募作品がホームページに掲載されると、
閲覧者は写真とコメント両方を見て、
気に入った作品に投票します。

要するに、カワイイ写真だからといって、
賞を獲れるわけではない、ということですね。

続きを読む