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さて、今年はウサギ年。
ということは、テレビや雑誌、そして街角でも、
いろんなウサギを見ることでしょう。
彼らはみんな、
フカッとしていて、愛らしい。
おとなしそうだし、においもあまりないから、
飼育が簡単そう…。
はい、ストップ!
そんな気持ちで安易にペットを飼うから、
容易に手放してしまうんです。
共に暮らし始めたからには、
最後まで面倒を見るのが当然。
そう、終生飼育はペットを飼う際の義務なんです。
でも、それができていない現実。
知ってますか? 巷では今、
捨てられるウサギが問題になっているんです。


数年前から、ウサギを飼う人が増えているようです。
その影で、公園や河川敷に捨てられるウサギの数も、
増え続けています。
正確な数字は不明ですが、
ウサギの保護を行う団体は年々増加していて、
それらのホームページを見ると、
ウサギを保護したニュースが
どんどん書き込まれています。
保護団体が増えていることからして、
それだけ問題が深刻化していることに他なりません。
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ペットショップでウサギを見ている方に
何人か話を聞きました。
彼らがウサギをペットとして検討している
大きな理由は
「おとなしくて飼いやすそう」
「においがあまりないから、
マンションでも飼える」
「人なつっこそう」
でした。実際はどうでしょう。
ウサギは本来臆病で、とっても警戒心の強い動物。
だから決まった時間に遊ばせたり、
ちゃんとかまってあげないと、ストレスをため込みます。
警戒心が強いため、自分の弱さをなかなか外に出しません。
だから、なんだか弱ってるな、という時は
「もう限界!」と感じている可能性大です。
また、確かに犬などと比べてにおいはあまりしませんが、
その分清潔な環境を好みます。
においが気にならないからといって世話を怠ると
すぐに病気になったりしてしまいます。
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そして、ウサギの祖先はアナウサギ。
名前の通り地面の下に穴を掘るので、
屋内で放し飼いにしていると、
あちこち破壊して回るのは当たり前。
加えて本来夜行性なので、
日中はじっとしていることが多い動物です。
ね、考えているイメージと実際は、
結構違うものなんです。