ペットと共に生きること

「人と動物が一緒に暮らしていく」うえで、考えて欲しいことを、さまざまな取材を通して紹介します。ちょっぴり硬い話題が多いけれど、ほんの少し、一緒に考えてみませんか?

第15回 終生飼育を考えてみよう

さて、今年はウサギ年。
ということは、テレビや雑誌、そして街角でも、
いろんなウサギを見ることでしょう。
彼らはみんな、
フカッとしていて、愛らしい。
おとなしそうだし、においもあまりないから、
飼育が簡単そう…。

はい、ストップ!
そんな気持ちで安易にペットを飼うから、
容易に手放してしまうんです。
共に暮らし始めたからには、
最後まで面倒を見るのが当然。
そう、終生飼育はペットを飼う際の義務なんです。
でも、それができていない現実。

知ってますか? 巷では今、
捨てられるウサギが問題になっているんです。

そのイメージ、合ってますか?

数年前から、ウサギを飼う人が増えているようです。
その影で、公園や河川敷に捨てられるウサギの数も、
増え続けています。

正確な数字は不明ですが、
ウサギの保護を行う団体は年々増加していて、
それらのホームページを見ると、
ウサギを保護したニュースが
どんどん書き込まれています。

保護団体が増えていることからして、
それだけ問題が深刻化していることに他なりません。

ペットショップでウサギを見ている方に
何人か話を聞きました。

彼らがウサギをペットとして検討している
大きな理由は
「おとなしくて飼いやすそう」
「においがあまりないから、
マンションでも飼える」
「人なつっこそう」

でした。実際はどうでしょう。

ウサギは本来臆病で、とっても警戒心の強い動物。
だから決まった時間に遊ばせたり、
ちゃんとかまってあげないと、ストレスをため込みます。
警戒心が強いため、自分の弱さをなかなか外に出しません。
だから、なんだか弱ってるな、という時は
「もう限界!」と感じている可能性大です。

また、確かに犬などと比べてにおいはあまりしませんが、
その分清潔な環境を好みます。
においが気にならないからといって世話を怠ると
すぐに病気になったりしてしまいます。

そして、ウサギの祖先はアナウサギ。
名前の通り地面の下に穴を掘るので、
屋内で放し飼いにしていると、
あちこち破壊して回るのは当たり前。
加えて本来夜行性なので、
日中はじっとしていることが多い動物です。

ね、考えているイメージと実際は、
結構違うものなんです。

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