見つけてあげることができる愛犬の迷子札

何かあったときに愛犬のために



大事な愛犬が迷子になってしまうということは、考えられないことではありません。散歩している時に、リードから離れてしまい行方がわからなくなることもあるでしょう。気が付いたときには、玄関からどこかに出てしまっていたということも考えられます。ほかにも、災害などで迷子になってしまった例もあることから、迷子札をつけるということが大切なことであるということが浸透してきました。愛犬たちを大切にするということだけではなく、その関係を失わないためにも、大事な命綱になるのですから、飼い主として考えていかなければいけないことでしょう。

愛犬が迷子になってしまったときに、どうやって探していくのかということについて考えたことがないという飼い主はいないはずです。外に出さないということもあるかもしれませんが、玄関を開けた時に、これはチャンスだとばかり飛び出していくこともあります。そうなると、楽しい時間となってしまい、飛び出したことなど忘れはしゃいでしまい、見つからないといったことも出てくるでしょう。そんな時に、どうやって探し出していくかといえば、飼い主が探してあげるほかありません。

なぜならば、愛犬たちは、自分が迷子になったことを誰かに伝えることができるわけではありません。ましてや、飼い主の住所などを記憶し、だれかに教えるということなどできないからです。そして、飼い主のいる犬であるということを知らせるためにも、迷子札がついているかどうかということは、とても大きな意味があるといえるでしょう。ある意味では、飼い主としての責務であるともいえます。



迷子札には最低限の情報を



迷子札には、いろいろなものがあります。愛犬に合わせて使うことができますし、おしゃれなものも販売されるようになりました。布製のものもあれば、革製やプラスチックのものもあります。大型犬ということでは、金属製の丈夫に作られたものもあり、それぞれ選択できるようになっているのは大きな特徴でしょう。迷子札というものの特徴を考えた場合、書かれた文字が見えなくなるような事態は避けなければいけません。文字が薄れてしまったり、汚れて見えなくなるようでは、その機能を果たすことができないからです。この点に注意すれば、さまざまなものを選ぶことができるようになるでしょう。

迷子札には、なにを書いておくのかということも重要です。伝えなければいけない情報をできるだけ簡潔に記入しておくことがポイントとなってきます。飼い主の苗字と愛犬の名前は、ワンセットということになるでしょう。次に、住所と電話番号です。これがなければ、連絡をしてもらうことができなくなります。逆にいえば、これだけの情報があれば、見つけてくださった方が、連絡をしてくれる可能性が高まるということになるでしょう。

迷子札があるということは、何かあったら連絡をくださいという意思表示になります。すぐにでも探していますということになるでしょう。愛犬を守ってあげるというだけではなく、飼い主としての意思をはっきりさせるという意味でも、迷子札をつけてあげるということも愛情のひとつだということです。ただし、どこにつけるのかということも考えていかなければいけません。首輪につけるということは、あまりに単純で、間違った選択となることにも気が付かなければいけないからです。



迷子札をつけるなら専用の首輪に



どこに迷子札を取り付けるのかということは重要な意味があります。一般的には、首輪につけると考えるでしょう。しかし、首輪は取れてしまえばその意味はなくなってしまいます。庭に首輪をつけてつないでいても、脱走するときには外れていたり、ちぎれたりすることもあるでしょう。家の中で首輪をつけていないで逃げてしまえば、元の木阿弥になってしまいます。そこで重要なのが、迷子札をつける首輪には、リードをつけないということです。これだけでも、安全性は格段に向上することになります。

家庭内でもつけてあげておけば、安全を確保することができるでしょう。リードで引っ張らないという前提で考えれば、そこまで頑丈なものではなく、おしゃれなものでも済みます。こうして首輪についていれば、保護されたとしても、チェックされることになり、すぐに見つけることもできるようになるのですから、愛犬のためにも重要な選択です。

最近では、マイクロチップを使う方法なども出てきています。たしかに確実な方法となりつつありますが、リーダーとなる機材がなければ読み込むことはできません。一般のご家庭で保護してもらった場合、マイクロチップの存在に気が付かない可能性のほうが高いでしょう。これでは、役立てることはできない可能性があります。

そう考えた場合、迷子札はアナログではありますが、一番の目印であることは間違いありません。特に、災害時など、デジタルな方法をとることができないようなときを考えれば、アナログだからこそ効果をあげることも考慮して選択しましょう。