犬にとってのハーネスの必要性をかんがえる

首輪かハーネスか



ペットを飼うということは、飼い主にも相当の覚悟が伴います。大事な家族として迎え入れることになるからですが、さまざまなことをおこなっていかなければいけません。犬を飼うということも、そのひとつといえるでしょう。健康診断なども必要ですし、予防接種も欠かすことができません。ストレスなどを軽くするためにも、散歩をするということも、生活の中に入れていく必要が出てきます。

散歩をするためには、首輪かハーネスが必要になってきますが、一体どちらを選ぶのかという問題にもなってくるでしょう。実際に社会性を身につけるためにも必要なことですし、一緒に過ごすことによって、生活のルールや関係性も身につけられるようになってきます。トイレに関しても、外にでなければできないという犬も存在するため、重要な習慣になってくるのは間違いありません。

ここで考えなければいけないのは、小型犬にとってはハーネスが重要であるということです。小さいころからマナーを身につけるために必要であるものですが、理由がわかると首輪よりもそちらを選択していくことが重要ということが見えてきます。少しでも長く共に過ごしていくことを考えても、選択する理由を考えてみる必要があるでしょう。



しつけもできるものがある



首輪をするということを考えてみると、いろいろと問題点が出てきます。小型犬は、体格ということを考えても小さい体つきです。人間に比べても、かなり小さくなるでしょう。しつけをするということを考えると、引っ張ったときに苦しくなる首輪は重要な意味を持ってきます。ですが、締め付けられるということは、気管支にまで負担がかかってくることになることが問題です。人間と同様に、気管が弱いということもありますので、負担をかけないということも考えていく必要があります。咳こんでしまう様であれば、首輪はやめておき、獣医の判断を受けることも考えておくことが大切です。これは、自己判断だけではわからない部分があるのは確かであり、しつけという面でも弱くなってしまうこともでてくることを考えると、簡単には選択ができない部分といえます。

しつけということでは、引っ張り防止用ハーネスといったものも存在するため、すべてが首輪にしなければいけないということではありません。特殊な形状でチョーカーのような金具がついており、引っ張られると自動的に締め付ける特殊な形状です。装着に手間がかかりますが、小型犬であっても、これであれば十分にしつけをすることができるようになります。実際にそこまでの力はいりませんし、犬にも引っ張らなければ負担がかかるようなことがありません。かなり有効な手段となってくるため、選択してみるといいでしょう。

ハーネスを使うということは、首だけではなく背中にも無駄な力を掛けないで済むようになります。首は絞めませんので、窒息するという心配もないでしょう。遊びが好きな犬にとっても、負担を下げることができるようになります。首輪と違い、IDプレートや反射板といったものもつけやすいことで、愛犬の危険を下げるということも有効な部分です。存在をアピールするということは、安全の確保に必要なことになるため、位置を知らせるための反射板はとても有効な策となってきます。



胴回りをしっかりと測ってから



ハーネスには、ファッション性を重視しているものもあれば、スポーツ的な要素のために作られたものもあります。目的を考えて選ぶことが大切ですが、しっかりと取り付けられるかどうかも考えておかなければいけません。足が抜けてしまうと、ハーネス自体が取れてしまうことになるため、ダックスやコーギーといった犬種は特に注意が必要です。長期的に使うことを考えるのであれば、長さを調節することができるかということも考えておくと確実といえます。

ハーネスを使うということは、マズルの短い犬にとっては必須ともいえます。どうしても気道に負担をかけてしまうためで、フレンチブルドッグやペキニーズ、ポメラニアンといった犬種は特に考えておくべきです。年齢が上がってきたときにも、呼吸に負担をかけてしまうことを考えると、ハーネスにした方が安全性も高まります。

ファッション性も大切ですが、脱げてしまったりすれば、自分で噛むことも出てくるでしょう。足が抜けてしまうだけで引っかかってしまい、怪我をするようなことも出てくることも忘れてはいけません。胴回りをしっかりとはかり、適切なものを選ぶことが大切です。可愛らしいものも数多くあり、フィットしやすいものもいろいろとありますが、サイズが合わないことが最も危険ですので、購入する際には十分考慮しなければいけません。

愛犬とは、少しでも長く過ごしたいのが当然です。しつけも大事なことですが、必要以上の負担をかけたりしないような配慮もする必要があるのですから、ハーネスの重要性を考えておきましょう。