大事な家族である犬用介護用品を考える

大事な家族として



環境的な進化は、多くのことに影響を与えます。愛犬のたちの環境もそのひとつで、食事は進化し、医療も充実するようになりました。その結果として、寿命は飛躍的に上昇したといえます。番犬としての位置から、家族としての立場へ変化したことも大きいでしょう。獣医師との距離が縮まってきたのも、こうした立場の違いが影響しているのは間違いありません。

実際に高齢犬の数も増えてきており、付き合い方も考えていかなければいけなくなったといえるでしょう。いつまでも元気でいてほしいと思うのは、飼い主すべての願いです。人間の年齢に換算すると、相当高齢になっていることも少なくないでしょう。そうなると、介護ということも考えていく必要が出てくるのは、当然のことといえます。

介護ということになると、大きな負担になることは間違いありません。それでも、以前より犬用介護用品は充実してきており、手助けになるようになりました。負担ということをあまり考えず、家族の一員として一緒に過ごすことができるようになってきているといえるでしょう。

実際に衰えとして出てくるのは、人間と同じ足腰です。腰にも負担がかかりますし、足も衰えてきてしまいます。足が震えてしまうことも出てきますし、立ち上がれなくなることもあるでしょう。歩行が難しくなると、トイレも自由にできなくなってきてしまいます。階段などの上り下りといったことのレベルではなくなってしまうため、体にも大きな負担がかかるようになってしまうでしょう。こうした状態も、人間が支えてあげなければなりません。



歩行を手助けしてあげる介護用ハーネス



犬の介護用品として、足腰が衰えてしまったときには、介護用ハーネスが便利です。早めに使い始めてあげれば、体の負担は大幅に少なくしてあげることができるでしょう。歩行を手助けしてあげることができるため、お散歩に出ることもできるようになります。その分だけ、トイレの負担も下げることができるようにもなるでしょう。

犬によっては、体に痛みが出ることもありますが、こうした場合にはかかりつけの獣医師と相談することも必要です。ハーネスが重要になってくるのは、後ろ脚が動きにくくなっても、歩けなくなると、体全体の筋力を衰えさせてしまうからです。歩行をサポートするようなかたちでも、歩くことを続けられれば、筋力を少しでも維持することができるでしょう。そのために、ハーネスが便利であるということになります。もちろん、転倒防止にも効果がありますので、負担は大きく減っていくでしょう。

ほとんどのタイプは、腰から後ろ脚に装着します。腰全体からサポートするため、犬に負担を少なくすることができるでしょう。問題は、犬だけではなく、飼い主側もどこまでサポートできるかということを考えなければいけません。介護用品として支えてあげることになるのですから、両者の負担が少ないものが大切です。洋服型もありますので、こうした視点も持つべきでしょう。

体に装着することになりますので、あたっている部分などもよく確認します。痛みが出てしまう様であれば、大きな負担となってしまうでしょう。嫌がっているようであれば、他の方法を考えるということも重要です。持ち手もしっかりと握れるかどうかを確認しましょう。



寝たきりになった時のサポートまで



カートの使用も、介護用品として考えていかなければいけない部分です。犬とすれば、帰り道のことを正確に把握しているわけではありません。行きは頑張っても、帰りがぐったりしてしまうことも少なくないでしょう。それだけ大きな負担になるからです。ハーネスをしていても、その分だけ前足に負担がかかることは変わりがないため、思った以上に体力を使っていることもあります。そうなると、抱っこして帰ってくるということも考えなければいけません。

小型犬なら負担も少ないですが、中型犬以上となると、簡単にはいかないでしょう。そのため、カートの使用を考慮しておく必要があります。介護用品ということでは、さまざまなカートを見つけることができるようになりました。大型犬でも使えるものがあり、スロープをつけて乗り降りができるようになっているものまであります。こうしたカートを利用すれば、飼い主の負担は大幅に減らすことができるでしょう。歩行ができなくても、雰囲気だけでも味合わせてあげることができますし、一緒にいる時間も楽しくなるはずです。

介護用品としては、おむつなども用意されています。種類も豊富になってきており、胴回りに合わせて選ぶと簡単です。ほかにも、食事のサポートができるスタンドなどもありますが、滑りにくくしてあげたり、高さの調節をしたりすることでも代用することができるでしょう。ですが、怖いのは寝たきりになってしまうことです。人間と同じですが、どうしても生活に負担がかかり、床ずれの危険が出てしまうでしょう。専用のマットなどもありますので、人間同様に配慮してあげることが大切です。




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