パウなヤツら

11月24日
  ダイダイとのお散歩を兼ねて、来年、市民ホールで開催される落語会のチケットを買いに行く。
 ゴキゲンで歩いていたダイダイが突然、ホール手前の交差点でカタマり、動かなくなった。
 そういえば…市民ホールはダイダイの鬼門!? 毎年4月、狂犬病予防接種を受ける場所だったっけ。
 去年は市民ホールでの実施日に悪天候だったため、市役所で接種を受けたから…鬼門に向かうのは1年半以上ぶり? なのに、ダイダイは憶えていたのか…
 賢いぞ、ダイダイ!
 って、ホメてるバヤイじゃない。ちょうど若者に人気のバンドのコンサート日で、ホール周辺は大混雑。軽いパニックで人混みに吠えはじめたダイダイをズリズリ引っぱりながら、どうにかホール事務局にたどりついた。
 新たなトラウマが加わって、ますます鬼門度が増しちゃったかなぁ、市民ホール。来年の狂犬病予防接種が思いやられます…。

12月4日
 ダウン入りの膝掛けをかけてソファに座っていたら、ゲッペイが飛び乗ってきて、フミフミをはじめた。
 10代前半までは、ひとたびフミフミをはじめると100回も200回もつづけたゲッペイだが、ここ数年、めっきり回数が減り、フミフミにも体力が要るのね…と、しんみりしていたカンザワ。
 ところが、今日はいつになく踏みつづけている。ふわふわダウンの上で、フミフミパワー復活? 珍しく100回近く踏んでいた。
 ゲッペイ爺さん、まだまだ子猫気分!?

12月14日
 もともと猫派のカンザワ兄。
 それを敏感に察するのか、兄を見ると吠えてしまうダイダイに、いつも言い聞かせていた。
 「この人、ダイダイの大好きなRちゃん(カンザワ甥)のお父さんだよ。私のお兄さんでもあるよ。ダイダイにもお兄さんがいるからわかるでしょう?」(って、わからないか~。笑)
 ところが最近、ダイダイと兄の距離が縮まり、兄に会うとキュンキュンと甘え鳴きをするようになった。やっと身内と認識したようだ。
 遅いよ、ダイぽん。4年かかったね(笑)。