パウなヤツら
9月2日
 気難しくて人見知り(犬見知り?)なダイダイ。
お散歩中、よそのワンちゃんの7割がたに吠えてしまうため、なかなかお友達が増えないのが悩みだった。
 が、この夏は少しずつ、名前を教え合う仲間が増えてきました。
狆のペンちゃん、Aコッカーのココちゃん、柴犬の小太郎くん…
 皆さんの共通点は、飼い主さんが大らかなこと。
 最初、ダイダイが吠えてしまっても、気にせずフレンドリーに接してくださるので、だんだんにダイダイも落ち着いてくるのだ。
 ありがたいことです。
 カンザワも見習わなければ。
 ダイダイ、2歳。遅ればせながら、ワンコの社交性を習得しております。
9月6日
 終電後の深夜1時過ぎ。自宅近くで線路工事がはじまった。眩しいライト。凄まじい爆音。
 「ニャンだ? 何ニャんだ!?」
 とばかりに、寝ていたゲッペイがいそいそと起き出し、カーテンを分け入って、外の様子を伺っている。
 御年15歳9ヶ月。好奇心マンマンのお爺さんニャのだ。
9月7日
 先代犬・キャバリアのバニラは、犬も猫も人も大好き…というより、世界中の生き物が大好きで、お散歩中も360度に愛想を振りまく八方美人(百方美人?)犬だったが…
 ダイダイときたら、呆れるほど好き嫌いが多い。
 その「好き嫌い基準」も、これまでイマイチわかりづらかったのだが、対・ヒトに関しては、徐々に判明してきた。
 基本的には年長者が大好きだ(そこにも選り好みの激しさを発揮するのだが)。日頃、カンザワ実家で両親と暮らしているせいかもね。
 次に好きなのは、若い男子(さすが女のコ!?)。
 「かわいい~」と寄ってきてくれる女子高生のことは無視。か、吠える(ごめんなさい~)。
 小学生にいたっては、通りを隔てて歩いているだけで、吠えまくる…。
 以上のどこにも該当しない中高年層に対しては、現在解明中ですが…
 そのゾーン、ド真ん中のカンザワのことは、一応、大好きみたいです(ほっ)。
9月15日
 カンザワ兄一家宅に子猫がやってきた!
 名前は「ルッカ」、だそうだ。
 路上出身。三毛と茶トラが合体したような、不思議な色柄。
 生後何週齢だろう?
まだネズミみたいに小さく、体重も300グラムに満たない。ついでに性別も…まだ不明。
 久しぶりに見た小さな命に、カンザワもドキドキ。
 あまりに赤ちゃんで、猫じゃらしにジャレることも知らない。が、お皿に体ごと乗っかってフードをウニャウニャたいらげる姿に、たくましい生命力を感じた。
 飼育責任者はカンザワの甥と姪。ふたりとも20代はじまったばかりの若者だ。
 今は猫も普通に15歳20歳と長生きする時代。「40代くらいまで、責任もってルッカの面倒みるんだよ」
 と言ったら、ふたりともさぞかし神妙な顔になるだろうなぁ。わかってるだろうから、あえて言わないけどね。
 ともあれ、ルッカちゃんの成長がカンザワも楽しみ♪