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パウなヤツら

9月11日
 最近のバニラはミントの香りの歯磨きガムがお気に入り。長さは10cm。カタチは一見、お線香の束のよう。
 ガムの袋を取り出すと、目を輝かせてピョンピョン(垂直跳び)♪ 1本与えると、くわえたまま廊下をドタバタ☆ 走り戻っては、「ほら、いいデショ!?」とばかりに見せびらかしにくる。ハッキリ言って可愛い(毎度の犬バカ)。
 しかし、その後が可愛くない。
 ガムをゲッペイにもお披露目に行くのだが、その行動が暴力的なのだ。ゲッペイが寝ていようがお構いナシ。ガウガウ唸りながら、ガムを無理やり鼻先に押しあてる。「ほれ、いいだろ?いいニオイだろ?うらやましいだろ?」とでも言うように。さすがに温厚なゲッペイも「シャ~~ッ!」。
 取り残されたバニラ、ひとりさみしく歯磨きガムを丸のみ(意味ないじゃん!)するのだった…。
 (ガムをもらうたび、この一連のナゾな行動を繰り返しているバニラです)

9月15日
 ふと、間近でゲッペイの顔を見たら、向かって左半分のヒゲが折れ折れになっていた!(「おれおれ詐欺」ならぬ「おれおれヒゲ」)
 狭いスペースに潜りこむのが好きなゲッペイ。無理やり入りこんで、おヒゲを傷めたかな? こんなに折れ曲がって、バランス感覚が損なわれないのだろうか?
 「おヒゲ、どしたの?」と訊いても、ニャンとも答えずオスマシしているゲッくんだった。
9月22日
 そろそろお彼岸だというのに、何でこんなに暑いんだっ!? ソファに座って団扇をバタバタさせてたら、バニラが駆け寄ってきて、足のスネをペロペロペロペロ…。放っておけば、いつまでも舐めている。
 バニラのこの行動、4月に避妊手術を経てから激しくなった。もともと子犬の頃から、就寝前に必ずカンザワの顔、手のひら、足裏を舐めるのが習慣ではあった。が、最近はヒマさえあれば舐めている。四六時中、舐めている。永遠に舐め続けそうな気配だ。手術のための初入院が、よほど心細かったのか? はたまた単に塩分補給?
 こちらも時間に余裕のあるときは、気の済むまで舐めさせておくが、さすがに手腕も足もバニラの唾液でベトベト。脂っ気も奪われ、先日お風呂に入ったら、冬でもないのに手のひらがシワシワになっていた。しょえ~、美容の大敵!
 早く来てちょーだい、長袖&長ズボンの季節。
【次回予想】
秋になるとTシャツを着るバニラを遠くからジト~ッと見ているゲッペイ。待ってて。今年は猫用Tシャツを買ってあげるからねっ♪