パウなヤツら

9月1日
 一昨年、去年と夏場はギックリ腰(?)に苦しんだバニラだが、今年の夏は腰の調子が良さそう。あわてて動物病院に担ぎこむような事態も起こらずホッとしている。…のだが、元気な分、スキあらば食卓の椅子に飛び乗り、物欲しげに人間のゴハンを狙うクセがついて困っている。
 先日も晩御飯の支度中に宅急便が届き、玄関で対応して戻ってきたら、食卓に乗せたフライドチキンが1コ減っていた。もちろん犯人(犯犬?)はバニラ。
 苦肉の策として、食卓にオカズを並べはじめたら、椅子を引いて食卓から離すか、椅子に大きなバッグを乗せ、バニラの飛び乗り&盗み食いを阻止することに。あぁ、めんどくさ~。バニラの腰が良くなって、こんな弊害が起ころうとは…。

9月4日
 寝室の前を通ったら、ベッドの上にて珍ポーズで停止中のゲッペイと目が合う。そのまま2~3分、ゲッペイ微動だにせず。
9月5日
 
 自宅マンションの裏庭に降りたら、我が家と同じ3階に住むシーズー犬のジュリーちゃんがポツネンとたたずんでいた。あたりに飼い主さんの姿はない。さては、ひとり…というか1匹で外に出て、マンション内迷子になっちゃったのかな!?
 「ジュリーちゃん、おいで。お家に帰ろ」と手招きすると、いつもは人見知りで飼い主さん以外の人間には近づかないジュリーちゃんが、こちらに向かって一目散。一緒に並んでマンションの階段を昇った。はじめてジュリーちゃんと心が通い合った気がして、カンザワ胸キュン☆(ちなみに当マンション、ペットはエレベーター使用禁止なのです)。そういえば、よそのワンコとふたりきりで階段を昇ったのも初! ヤキモチ焼きのバニラには内緒です。
 3階に着いたら案の定、ジュリーちゃんちの玄関が少しだけ開いていた。自分のお家がわかったジュリーちゃん、「ママ~、ただいま~」と言わんばかりに、元気よくドアの中に駆け込んでいきました。めでたしめでたし。

9月6日
 垂れ耳のワンコは耳の中がムレやすい。毎年夏場はバニラも中耳炎気味。動物病院で処方された点耳薬をつけている。
 この薬、ミントの香りが爽やかだが、使いはじめは耳の中がビックリするらしく、点耳するのにひと苦労(バニラの前に飼っていたキャバリアの女のコもやはり中耳炎もちだったが、この薬を見ただけで悲鳴を上げて逃げ回ったものだ)。ゆえにカンザワも長年この薬には苦手意識があったが、さすがに今年は慣れてきた。バニラも最近は「お薬タイム」を楽しみにしている気配さえある。
 本日もカンザワの膝の上、耳の穴おっぴろげで寝そべるバニラ。耳の奥に薬を垂らした後、耳まわりを丹念にモミモミ。ふんわりミントの香りがひろがって、カンザワにとっても「癒しタイム」になりつつあります。

【次回予想】
ゲッペイ、流行りのリネンに目覚める!?
使いこなせずにいた大判キッチンクロス、ベッドに敷いてあげたらゲッペイ大喜びです。