カンザワファミリーの犬猫おきらく研究所

ゲッペイのイラスト
トイレ・チェックで健康に
     さて、「コーモン様」関連レポートです。
 ゲッペイが肛門嚢炎になる前、(当時はそれほど気にしていませんでしたが、今になって思えば)ある異変がありました。
 それは、トイレ回数と排便時の様子。
 日頃は快便のゲッペイ。お通じは判で押したように1日1回です。
 ところが、一時期、便秘気味になり、トイレで長らくイキんでいたわりに、便の長さがたった2cm!? …なんて日も。
 今、思うに、お尻が痛くて排便しにくかったのでしょう。
 このことから、改めてゲッペイのボス…いや、母としての自覚を新たにし、次の教訓を胸に刻んだ所長です。
 「トイレ回数・排尿排便時の異変は、体調の異変を疑うべし」。
 何を今さら? 基本中の基本ですよね。
 ゲッくん、今後は気をつけます。呑気な母でゴメンニャさい~。

獣医さんに聞いてみました

 健康な猫のトイレ回数、便は1日に1回か多くて2回、尿は3~4回前後。ただし、季節や気温、湿度によって、また、各猫の活動量や飲食状況(ウェットフードvsドライフード、水入れの種類や配置など)によって多少の変動や個体差がでてきます。
毎日のトイレは健康チェックの重要項目。回数だけでなく一回あたりの量や形状、排泄にかかる時間など、愛猫のトイレの様子を日ごろから気に留めてあげましょう。例えば、膀胱炎では何度も長くトイレにしゃがみますが、尿量は少なめです。
逆に発熱時や慢性腎不全では尿量が多くなる傾向に。口内炎が痛くて物が食べられないと便の量は少なくなります。
また、大腸や肛門周囲に問題があると、排便に時間がかかる割に便の量は少なめであったり、イキミながらドロドロの便を少量だけ何回もしたり、といった様子がみられます。
尿は愛猫の全身状態や泌尿器系の健康状態を、便は口や肛門周囲を含めた消化器系の健康状態を反映しています。トイレの様子に異常があれば、早めにかかりつけの動物病院に相談しましょう。