カンザワファミリーの犬猫おきらく研究所

ゲッペイ・バニラのイラスト
小骨、大丈夫?
 秋の味覚、サンマの美味しい季節ですね♪
 サンマに限らず、所長が魚を焼いていると、2匹とも興味津々です(ただ、猫のゲッペイより、犬のバニラのほうが魚好きかも)。
  ある日、所長が食べ残したアジの開きを調理台に置いたときのこと。まず、ゲッペイがチビチビと食べはじめ、うらやましがったバニラがジャンプして略奪。アッというまに完食してしまいました。
  ん? 小骨は?? 大丈夫!?
  あらかじめ大きな骨は取りのけてありましたが、小骨はいっぱいあったはず。犬や猫は魚の小骨をノドに引っかけたりしないのだろうか?
  たとえ引っかけても、言葉で訴えたりできないし。
  もしかして、この世には、小骨がノドに刺さったまま不調を感じてるコ、結構いるんじゃなかろうか? ふと、そんなことを考えてしまった、心配性な所長であります。

獣医さんに聞いてみました

犬や猫も魚の小骨や鳥の骨、固めのジャーキーの破片など、様々なものを喉や食道にひっかけてしまうことがあります。魚の小骨の場合は、あまり咀嚼をせずに丸飲みすることが幸いしてか、小骨が魚の身につつまれたまますみやかに胃にまで送り込まれることが多いようです。しかし、鯛などの骨が堅い魚は、やはり喉や食道に刺さる危険が高いため、身だけを与えるようにしましょう(私の愛犬は焼き魚を綺麗に骨だけ残して食べました--;)。
 食べてはいけない魚は人間と同じです。また、青背の魚や生魚は過食を避ける必要があります。青背の魚は不飽和脂肪酸が多く含まれ、この代謝にビタミンEが使われます。このため、青背の魚の過食ではビタミンE欠乏を起こす可能性があります。生の魚にはチアミナーゼというビタミンB1(チアミン)分解酵素が含まれているため、過食によりビタミンB1欠乏を起こす場合があります。与えすぎには注意しましょう。
※チアミナーゼは加熱すると分解されます。