カンザワファミリーの犬猫おきらく研究所

ギリギリは得意・デコボコは苦手
ギリギリは得意・デコボコは苦手
 ダイダイの散歩コースには、細長い用水路が流れています。
 すれ違うワンちゃんのなかには、用水路のヘリを怖がって歩きたがらないコもいますが、ダイダイはへっちゃら。いつも用水路岸スレスレをスリルでも楽しむかのように飛び跳ねています。  水路にお尻を突きだして、落とし物(?)をしそうになるのは困りものですが・・・(ダイダイ、それはダメ~ッ)。  そんな、一見、怖いもの知らずのダイダイにも苦手なモノが。  それは、地べたでデコボコしてるモノ。主にマンホール、溝のフタ(格子状タイプ、プレートタイプ)・・・などなど。  微妙な凹凸が足裏にさわるのがイヤなのか、それらと道で遭遇するなり挙動不審になり、石のようにカタまり、それでも歩かなければならないときは・・・(イラストをご参照ください)。  あの凹凸素材でダイダイ侵入禁止グッズを作れば、使えるかも?

獣医さんに聞いてみました

 滑る、(足が)挟まる、グラグラ揺れる、痛い思いをする、といった道路や素材を苦手にする犬は多いようですね。子犬の頃からいろんな素材の上を歩かせて慣れさせることで、苦手なものを少なくすることはできますが、飼い主さんが気をつけないといけないことは、側溝のフタの隙間に足が挟まってしまったり、尖った石で肉球を傷つけたりするような事故が起きないよう、散歩中、危険が及ぶ可能性のあるものから上手に犬を回避をさせて導くことです。
 また、犬にとって一番嫌なことは、「痛み」を感じることです。園芸用品のなかには、昔、忍者が使ったといわれる「撒菱(まきびし)」のような、犬や猫が近づかないようにするトゲトゲ付きのマットが実際に商品化されています。しかし、そのような「犬侵入禁止グッズ」を用いるのではなく、飼い主さんがそのような場所へは犬を連れて行かない、近づかせない工夫をする方が、犬に痛みを与えるよりずっと良いように思います。人も犬も安全を第一に散歩を楽しんでくださいね。