カンザワファミリーの犬猫おきらく研究所

ダイダイのイラスト
ああ、ショクフン…
 3年ほど犬のいない生活を続けていた所長の実家に、このたび念願の子犬がやってきました。パパ犬はトイプードル、ママ犬はコッカースパニエル。ミックス犬・コッカプーの「ダイダイ」です。
 このダイダイ、実家に来た当初、環境の変化でお腹の調子を崩し気味だったため、フード量を控えめに与えていました。そのせいで空腹だったのか、始まってしまいました。何が?…って(小声で書きますが)「ショクフン」。ウンチを食べちゃう、食糞です。
 お腹の調子も戻り、フード量も増やした今、頻度は激減したものの、まだときどき、思い出したように、悪しき習慣が…。
 これまで何頭かの犬を飼ってきました。バニラのように、猫のゲッペイのウンチにだけ執着するコもいましたが、自身の排泄物を食べるコを見たのは、初めて…。所長、軽くショック(フン)。
 なんてダジャレてる場合じゃないか。何とかしなくちゃ。

獣医さんに聞いてみました

「私の可愛いワンちゃんがなんてことを…」愛犬の食糞を目撃してしまった飼い主さんはとてもショックですね。
食糞症の原因には、犬に内部寄生虫がいる、消化器系の病気があるといった内科的な要因や、食事の量・内容・栄養のバランスが取れていない、ストレス、飼い主さんに注目されたい、かまってもらいたい等の理由が考えられます。
また、不適切な場所で排泄した時に、飼い主さんに強く叱られたため、排泄自体を「いけないこと」と覚え、飼い主さんに見つからないように便を食べてしまう、ということも考えられます。
残念ながら食糞症には「これですぐに治る」といった特効薬は残念ながらありません。もし、食糞をしている場面に遭遇しても驚いたり騒いだりせず、速やかに便を片付けましょう。食糞の機会を犬に与えないようにしていれば、いつのまにか食糞が治っているということもありますよ。