京都*猫日和 ~猫を愛する京都人を訪ねて~



VOL.3 フォトジェニックな扇子王子!
(2008年8月掲載)

セミの大合唱もようやくおさまり暑さがちょっぴり和らいだ京都より、またまたはりきって猫にゃんレポート、お届けしましょう~!
今回は、名刹・清水寺に程近い、茶わん坂で営む扇子店「くまがい菁々堂」さんへ。ここにと~っても男前な猫にゃんがいるということで、さっそく会いに行ってきました。

さて、迎えてくれたのは、ジャックという名のアメリカンショートヘア。噂どおり、店を彩る扇子に負けず劣らず美し~い! 四六時中、観光客で賑わう場所にいるためか、人見知りの気配ゼロ。むろんカメラにも全く動じず、堂々たるご様子です。「世界各国の人にたくさん写真を撮ってもらっていますからね~。猫好きに国境ナシですよ!」と笑うのは飼い主の熊谷さん。

ジャックと飼い主の熊谷さん(お店の玄関で)

扇子を購入したお客さんが、後日ジャックの写真を送ってくれたり、京都観光に毎年訪れる人が、1年前のジャックの写真を携えてわざわざ寄ってくれたりするそうです。ジャック、すでにファン多し!
アメショだからこその美しい模様、パッチリクッキリの瞳に、キリリと凛々しいお顔立ち…。日本中、いや世界中の猫好きをやすやすと手玉にとってしまう、正統派ビジュアル系といったところでしょうか。

しかも、ただの男前ではなく、なんとお店番もきっちりこなしているとの情報が! というのも、ジャックはご主人様と同様に、奥の住居から仕事場である扇子店へ毎朝ご出勤。熊谷さんの話では「いつもよりちょっと店に入るのが遅くなってしまうと、扉の前でちょこんと座って待っている」とか。さらに「普段はおっとりしていて大人しいのに、見たことのないワンちゃんがお散歩で通りかかったりすると、かなりの大形犬でさえ立ち向かっていくこともあります」。きっとご主人様の、そしてジャックの大切なお店をいつもしっかり見守っているのでしょう。 道行く人も一瞬で虜にする、凛々しいジャックのお姿!
扇子をこよなく愛するジャック。表の通りが見える商品棚の上が一番のお気に入り
~朝のロールプレイング~

バスや車の交通量も多い、ここ茶わん坂。ゆえに、出勤時だけ黄色いヒモに繋がれているジャック。この店の商売を知ってか知らずか「絶対に扇子の上には寝転がったりしない」と熊谷さん。えらいぞ、ジャック! それどころか「どんなに狭くても、踏んだりせずにスルスルと扇子の間をすり抜けて歩く」らしい。すごいぞ、ジャック! でも「たまに、ウロウロしてヒモで商品をひっかけて倒しちゃうこともありますが…」。どんまい、ジャック!
みなさん、清水寺におでかけの際は、ぜひ茶わん坂経由で! 姿が見えないな~と思ったら、黄色いヒモをたどってみてください。扇子に混じったシマシマ模様、それが京都のイケ面、ジャック王子です。

京にゃんナビ  京扇子司 くまがい菁々堂 (ナビゲーター:ジャック)

茶わん坂に構えるお店。観光地だけあって人力車も通る!
お姉さん、ちょっと寄ってかにゃい?

毎日ぼくが出勤してるこの店の扇子は、すご~く素敵だにゃん!おじいさんの代からずっと扇子屋さんだったと聞いているけれど、なんと今のご主人様は、京扇子の扇面加工部門で「伝統工芸士」の認定を受けたんだって。だから、お店のオリジナルの扇子も作っていて、お得意さんがたくさんいるんだにゃん!

特に、俵屋宗達とか尾形光琳とか、昔の絵師さんたちのデザインや構図を踏まえた日本的な作風がご主人様の得意とするところみたい。落ち着いた色合いで上品な扇子たちは、ぼくもお気に入りだにゃん! 他にもお店にはいろいろな素材や絵柄の扇子が約200種類も揃っているから、いつも見ているだけでウットリ。「京都旅行の土産にする」って、たくさん買ってくれる人もいるにゃ~。

Data

京都市東山区五条橋東六丁目583-79

TEL:075-525-0676

営業時間10:00~18:00

定休日:不定休

HP:http://www.seiseido-fans.co.jp/