ペットと共に生きること

エシカルということ。

倫理観といえば、震災に関わる様々な支援が生まれてくるなかで、
「エシカル」という言葉をよく聞くようになってきました。

言葉の意味は“倫理的”“道徳上”という意味の形容詞ですが、
日本では、例えば被災地支援のための寄付が付いた商品を購入する
「エシカル消費」なんて言葉で広まっていますね。

もちろん、消費するだけがエシカルではありません。
環境に配慮した生活を送るなど、
倫理や道徳に照らし合わせて正しいと思われる行動する、
それもエシカル。

つまり消費や生活を含め、
すべてにおいて“正しい”と思われる生き方をする。
なんだか難しい言い方ですが、
そんなようなことです。

最近ではエシカル=“エコを越える言葉”として、
環境保全や社会貢献を形容する言葉にも使われるようになってきました。

さて、このエシカルな生き方。
動物を取り巻く環境にも、当てはめることができます。
野生動物が安心して暮らせるように
必要以上に自然を改変しないこと、汚さないこと。
動物と暮らしたいと思ったときに
ペットショップへ行くのではなく、
保護施設などから里親として迎え入れること。
一時的かも知れませんが、
様々な事情で飼い主と離れて暮らしている
被災地から保護されたペットを
預かることもそのひとつですね。

“正しいこと”の基準は他ならぬ自分自身です。
これからはおそらく、
この「エシカル」という言葉に関連した
様々な商品や、事業が生まれてきます。
それらすべてを鵜呑みにするのではなく、
ここでも自分自身で考え、決めていきたいものです。

少しでも、世の中がよくなりますように。
動物の暮らしが、穏やかになりますように。