健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

Let's ワンダフルビクス vol.7

古川はじめと楽しく Let's ワンダフルビクス vol.7 バイバイ肩こり

いまや国民病ともいえる肩こり。これからの季節、寒さで体が縮まるほどつらい症状が出てきます。毎日の暮らしの中で簡単にできるストレッチをこまめに行い、肩の負担を軽減していきましょう。
藤井さんとチップくん(トイプードル)
愛犬の幸せは飼い主の健康から。ワンダフルビクスは、飼い主が若々しく健康でいるための、愛犬家向けのフィットネスです。ワンちゃんといっしょにできるエクササイズもご紹介。
インストラクター 古川はじめ・愛犬レオンくん
 

器械体操から始め新体操の日本チャンピオンを経てデンマークの国立体育専門学校の客員講師に。帰国後は舞台の振付けや演出、ジャズダンズ、エアロビクスなどの指導にあたる。物心ついたときからずっと犬がそばにいて、結婚後は家族同様スキーやキャンプなどを楽しんできた。現在は4頭の愛犬とともにアスリートライフを実践。宝塚市レクリエーションスポーツ協会副会長、関西ジャズダンス協会会長。兵庫県トランポリン協会顧問。

 
★ワンポイント・アドバイス

肩こりの原因は長時間にわたる同じ姿勢、細かい作業からくる目の疲労、睡眠不足、ストレス、血行不良や冷えなどさまざまです。人間は細い首一本で約5kgの頭を支えているのですから、肩こりはある程度は仕方がないといえますが、放っておいては頭痛などの症状を引き起こすこともあります。肩の周りの筋肉を強化し、しっかり動かすことでコリは解消されます。「肩こりかな?」と思ったらこまめにストレッチを。いずれも息をゆっくりと吐きながら、無理せず気持が良いと感じる程度に行いましょう。

EXERCISE 1

首から肩にかけての筋肉をゆっくり伸ばす、立って行うストレッチです。Aでは、回す方の腕はなるべく遠くへやるようイメージします。Bでは、体を前へ屈伸することで肩甲骨を伸ばすので、なるべく小さな姿勢になるまで身を縮めてみましょう。

★各動作を10秒かけて行う。A左右・Bを各2、3回ずつ

A1 足は肩幅の広さで立ち、右手は手のひらを外側にしてまっすぐ上げる。左手は頭を上から抱え込むようなポジション。
A2
A2 左手の重みを利用して頭を左へ傾け、同時に右手は大きく弧を描きながら下ろす。空気をかき分けるように動かすのがポイント。
A2
A3 気持ちがいいと感じるところまで首を伸ばし、右手を下ろす。左右を替えて同様に行う。
B1 両手を頭の後ろで組み、胸を張って立つ。
A2
B2 肘同士がくっつくくらいまで腕を寄せる。
A2
B3 その姿勢を保ちながら腰を曲げ膝をゆるめて、小さく身を縮める。

EXERCISE 2

散歩のときに使うリードを使った肩を回すストレッチです。Aは前から後ろへ、Bでは左右に伸ばします。

★ゆっくり各2、3回

A1 イスに腰かけ、リードを適当な長さにして両手を持ち上げる。これが基本姿勢。
A2
A2 腕を曲げないように意識しながら、後ろへ回す。ここで痛い場合、無理は禁物。

B1 両手を上に持ち上げた基本姿勢から上体を右へ倒す。
A2
B2 同様に左へ倒す。
A2
A3 下ろせるところまで回し下ろす。
A3
回らない場合、リードを長めに調節。両手を広げて持ち上げ、長くても頭にあたるまでにすること。
前のページへ 1/2 次のページへ