やっぱり日本犬がすき!

山下先生に聞いてみよう!No.1「同居犬への攻撃について」 (2013年11月29日)

お悩み:同居犬への攻撃について

先住犬(こたろう・雄)が3歳の時にこなつを迎えいれました。
ちなみに2頭とも同じブリーダーさんから購入しています。
ブリーダーさんからのアドバイスで
2頭をいきなり一緒にするのではなく、
部屋を柵で仕切りお互い慣れるまで数ヶ月時間をおきました。
半年くらい経って柵を取り外し一緒にしましたが、
それ以降今もこなつからこたろうへの攻撃が続いています。
攻撃といっても手足や耳を執拗に
ちょこちょこ噛んでくるというものですが、
こたろうが反撃しても、優しいのかこなつが
痛い目に合うほど噛んだりしないので
こなつがいつまでもやめようとしないのです。
こんなこなつの行動をやめさせることはできるのでしょうか?

愛犬:こなつ (豆柴 メス 1歳2ヶ月)
相談者:凛 (宮崎県)

山下先生からの回答(^_^)/

凛さんご質問ありがとうございます。
「こんなこなつの行動をやめさせることはできるのでしょうか」 にストレートにお答えするとしたら、「たぶん無理でしょう」ということになります。
理論的には可能ですが、飼い主さんの労力を考えると現実的ではありません。
「このまま犬どうしに任せていて大丈夫でしょうか?」ということであれば、 そのまま様子を見ていて大丈夫だと思います。
こなつちゃんは先輩犬である、こたろうくんに対して 「手足や耳を執拗にちょこちょこ噛んでくる」ということですから、 相手を屈伏させようとか、相手の資源(物や場所)を取り上げようとする 本気の攻撃ではなく、若い犬特有の敵対心のないいたずらだと思います。
こたろうくんが本当に嫌なら強く怒ると思います。
『うっとうしくてしようがないけどかわいい妹分のことだから』と手加減しているのでしょう。
見ていてこたろうくんがかわいそうに思えるかも知れませんが、 多頭飼いを選択なさった以上、大怪我をするほどのことがない限り 犬の関係は犬どうしに任せ、中途半端な介入はしない方がいいと思いますよ。

山下國廣

日本犬投稿コーナー うちの子日本犬です! (2013年11月29日)

今年の夏にっ(●^o^●)
やっぱり、和犬はハッピが似合うぅ~(^^♪
ハッピを着た日はモテモテなナックスでした(笑)

投稿:ひまわり
愛犬:NACS(柴犬)

お祭り男じゃなくて、お祭りわんちゃんに認定します(^v^) byペピイスタッフ

山下國廣先生からのご挨拶 「ここは日本犬の原産国」 (2013年10月4日)

僕が小さい頃、一般家庭の飼い犬はほとんどが柴系雑種で、残飯処理と番犬が暗黙のライフワークでした。知らない人が来ても吠えないとバカ犬呼ばわりされたものです。庭のすみに短い鎖でつながれ、毎日散歩に行ける犬は可愛がられている方でした。指示語(昔は「芸」って言いましたが)のレパートリーはお座り、お手、おあずけくらいで、伏せでもできれば近所の子供たちが見に行きましたっけ。
今は愛犬は家族の一員。というより家族の中心でしょうか。旅行や野外活動に同伴したり、ドッグランに連れて行ったり、一緒にスポーツを楽しんだりすることがごく普通になりました。「誰の指示でも聞ける犬にしましょう」と指導され、警戒心のある犬はやっかい者扱いにされがちです。しばらく減る一方で少数派になっていた日本犬ですが、ここ数年じわじわ人気が復活しているように感じます。しかし、わずか数十年の間に飼い犬の標準イメージが変わってしまったため、日本犬は「難しくて扱いづらい犬」という目で見られがちです。でも、何千年、何万年と受け継がれた遺伝的資質がそう簡単に変わるはずがありません。
言うまでもないことですが、ここは日本犬の原産国です。原産国の人間が、日本犬に合わない生活をさせて「気難しい」と言い、日本犬に合わないトレーニングをして「しつけにくい」と言っていたら、何千年も昔から祖先と共に暮らしてきたパートナーに失礼な気がします。 昔と今とでは生活も変わり犬に求められるものも変わりました。その中で、どんなふうに日本犬と暮らすのがお互いに幸せなのか。現代社会の中で日本犬のキャラクターを生かすにはどのようにしたらいいのか。日本犬に合った飼育環境や接し方、しつけ方を考えて行きたいと思っています。

山下國廣先生 獣医師・しつけインストラクター

家庭犬の問題行動治療やしつけ・トレーニング指導を行う「軽井沢ドッグビヘイビア」主宰。
幼少時より一貫して日本犬と暮す。一時期流行した支配-従属理論(犬と飼い主の関係をすべて順位付けに還元する説)に当初より疑問をもち、行動分析学の文献を独習。「自分が犬の立場なら」という素朴な発想と学習理論の裏付けでしつけ・訓練に取り組む。
相棒のすぐり(甲斐犬)を日本犬初の災害救助犬に育て上げ、多くの出動経験を持つ。最近では、日本テレビ系番組「ザ!鉄腕!DASH!!」にて柴犬の北登(ほくと)くんを指導した。

「健康・しつけ・くらし記事」では、医療や健康・生活に関する一般的な情報の提供にとどまります。事務局から回答を返信する場合でも、診療行為が必要な「個別性の高い」「緊急性の高い」「専門性の高い」ご相談は、かかりつけの獣医師やお近くの医療機関・専門家に必ずご相談ください。