ユウヒ&モモ育児日記

Vol.13 ネコズの写真展報告

猫写真展の作り方

 やってしまった、ユウヒとモモの写真展。この大胆企画のきっかけは、うちのネコズの写真がまわりのネコ好きに好評だったことと、そのうち一人がギャラリー併設のカフェをオープンして「うちで猫展やってみない?」と声をかけてくれたことから。当初は簡単に考えていたが、実際に準備段階に入ると案内状や看板の制作、額の準備などやること満載。やるからにはいい加減にやるわけには行かず「これは思った以上に大変なことなのかも」と、遅まきながら気づいてからが大変の連続だった。

 一番苦労したのが展示作品を選ぶこと。デジカメで撮った作品は6千枚以上。それをパソコンでチェックしながら、展示候補を絞り込んでいく。普段は家で夜更かしと言えばテレビを視ているぐらいの私が、長時間パソコンに向かってせかせか作業していると、ネコズも「なんで寝ないの?」と落ち着かない。キーボードの上を歩いたり、マウスパッドに寝たり、プリンターから出てくる写真にネコパンチをお見舞いしたりと、ありがた迷惑な猫の手を貸してくれる。

「も~う!お前達はあっちに行って寝なさい!」と部屋から追い出しても、ドアの向こうで「ナオ~ン、ナオ~ン、ガリガリガリガリッ」と鳴くわ、引っかくわで騒がしいユウヒ。モモはと言えば、ドア下のすき間から前足2本をニョキッと突っ込んでくる。

そういえば、子ギツネがお店の人に手だけ出して手袋を買う童話があったなぁ・・・って、ホッコリさせられている場合じゃない!手袋代わりに前足をぎゅ~と握ったら慌ててひっこめ、今度は猫じゃらしを差し入れてきた。なんで猫に猫じゃらしで誘われにゃならんのにゃっ!その間もずっとユウヒは、ナオナオ、ガリガリ。負けたわ、もう。ドアを開けると、2匹共小走りで入ってきた。ユウヒなんぞは「グルグルグル」とブツブツ文句を言う始末。に、憎い!

 搬入前日の夜中、展示写真を床一面に並べて配置を考える。ネコズも興味深げに自分たちの写真を見ているが、分かるんだろうか。モモは自分の寝姿の写真をじっと見ている。「モモ、その写真気に入った?」と聞くと「ケエッケエッ!」とこの世のものとは思えない声で返事した。いや、ちがう!猫の恒例行事「毛玉吐き」だ!

「ここではダメ~!」と慌てて追い立てると、吐きながら廊下をダッシュして行った。写真は無事だったが、夜中に廊下掃除をするハメに・・・。本当にこんなバカ猫どもの写真を、わざわざ額で飾って公開していいんだろうか、不安はどんどん膨らむばかり。

 しかし展覧会には予想を上回る多くの方に来ていただいた。ユウヒのコワイ顔にウケる人続出。アンケートには展覧会の感想と、ご自分の猫の近況報告が多かったのが印象的。猫を飼うのとは別のヨロコビを感じた一時でありました。