カンザワファミリーの犬猫おきらく研究所

ゲッペイ旅立つ
ゲッペイ旅立つ
 ゲッペイの老化が急に進んだのは、19歳を過ぎた頃でした。
 昨年2月の大雪の晩に珍しくお腹をこわし、すぐに回復したものの、翌3月には目が不自由に。それでも視覚以外の感覚をたよりに、自在に行動するゲッペイの姿に、こちらが励まされる日々でした、
 そして9月。もともと少食ながら、食欲をなくすことのなかったゲッペイが、突然フードを食べなくなって3日目、お昼寝したまま天国へと旅立ちました。享年19歳9ヵ月3日。
 快眠快便やや少食、生涯太ることなく、大病ひとつせず、まさに天寿を全う。所長カンザワも見習いたくなる大往生でした。
 ただ20年近く同居していながら、ゲッペイのすべてを知りつくしたかと訊かれたら…正直、自信ありません。
 でも、そもそも猫って、そういうものかもしれませんね。

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