カンザワファミリーの犬猫おきらく研究所

去年ドッサリ今年サッパリ
去年ドッサリ今年サッパリ
 それは去年の梅雨頃のこと。ゲッペイの背中に馬のタテガミのような毛束が並んでいました。ヒョイとつまむと・・・
 えっ?コレ全部抜け毛!?
 それからひと夏、抜けるわ抜けるわ!ゲッペイの全身から大量の毛が抜けつづけました。幸いハゲはないものの、ひらすらドッサリゴッソリ。いつかゲッペイ本体が消えてしまうのでは?そんな恐怖すら感じる、ホラーのような日々・・・。
 例年ならゲッペイの換毛期は春先と秋口。夏に大量に抜け毛は記憶にありません。異常気象の影響?それとも高齢のせい?
 やがて肌寒くなり、抜け毛もおさまり、そして今年。
 拍子抜けするほど、抜け毛が少ないのです。今年の分は去年のうちに抜けて、1回休み?(スゴロク?笑)所長的にはお掃除のテマと吸着コロコロの消費量が減ってラクチンですが・・・。
獣医さんに聞いてみました

 通常、四季のある国に住む猫は春と秋に換毛期が訪れますが、エアコンが活躍する室内で暮らす猫の場合、換毛期が長引いたり、一年中毛が抜けたりします。毛が大量に抜けても、抜けた部分にハゲや皮膚炎の兆候がなければ、皮膚の病気ではなく、生理的な換毛と考えられます。この換毛が普段より大量になる原因には周囲環境の温度や光の影響のほか、強いストレス、加齢に伴う新陳代謝の低下などがあります。これらが原因で、次の発毛が全体的に減少し、結果として「1回休み」になることも。
 この他、皮膚と被毛への栄養が十分に行き渡らない病気(肝臓や胃腸などの内臓疾患、甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、腫瘍etc.)が原因のこともあるため、おかしいな、と思った時は動物病院で診てもらうようにしましょう。