カンザワファミリーの犬猫おきらく研究所

生後57日仲間です
ペロリ♪椿の花
 冬の終わりに、ポトリと花を落とす椿。それをすかさず、ペロリとたいらげるダイダイ。
 はじめて見たとき、不安になりました。突然、首からモゲるように深紅の花が落下するさまは、どこか不吉なイメージ。椿って毒があるんじゃ・・・? ダイダイ、大丈夫!?
 とはいえ、そもそも椿油は髪にもいいし、食用にもなるし、毒性は・・・ないですよね。ダイダイにも異常ありませんでした(椿の花よ、勝手に疑ってゴメンなさい)。
 これをきっかけに、ペットに有毒な春の花を改めて調べてみたら・・・あるある! チューリップ、パンジー、ツツジ、梅雨どきにはアジサイ。どれも身近な花ばかり。
 これからの季節、食いしん坊・ダイダイとの散歩は気が抜けません(で、また、食らいつくのが速いんだ、コヤツが。泣)。
獣医さんに聞いてみました

 犬や猫にとって有害な植物の主なものには、アサガオ(有毒部分は種子)、アマリリス(球根)、クリスマスローズ(全草、特に根)、ヒヤシンス(茎)、ポインセチア(茎から樹液と葉)などをはじめとするたくさんの種類があります(実際、皆さんが思っているよりもずっと多いんですよ)。
 また一概に「有毒な植物」といっても、花や実、種子、茎、根、球根など、どの部分が中毒の原因になるかも異なりますし、「どれだけ食べてしまうと中毒を起こすのか」も、その植物の発育環境、状態などや犬や猫の個体差(体重や体質、状態など)によって違ってきます。ですから万一の事故を防ぐため、犬や猫が間違って植物を口にすることが無いよう室内の飼育環境を整えておく、散歩のときにも注意する、といった工夫が大切です。
 有害な植物を全て覚えておくことはなかなか困難ですので、新しい植物を購入する際には、専門書やインターネットで調べるようにしてください。