ご長寿猫ブログのスターたち 28

 保健所に子猫をもらいに行ったら、成猫のわんぽんも「良い子なのでもらってください」と言われ、「一匹も二匹も一緒だわ」と、子猫のぽちこと一緒に家に来ることになりました。

近所づきあいも抜かりない”わんぽん”

 わんぽんは、好きじゃないカリカリが出てくると「いらない」とハンストし、おいしいカリカリが出てくるまで
”きゃわいい”お顔で上手に甘えます。結果、飼い主は鼻の下を伸ばして甘やかし、日替わりでいろんなカリカリを献上することになります。
 あるとき食欲が低下。心配してよく観察していると、近所に人間のお友だちがいて、おやつをもらっていることが判明。近所づきあいも上手です。

飼い主にせっせとプレゼントする”ぽちこ”

 ぽちこは若いころ素晴らしいハンターでした。毎日飼い主へ獲物のプレゼントを忘れず、自分のペット(?)として生きたトカゲをお風呂場へストック。飼い主はトカゲと一緒にシャワーを浴び、ぽちこの目を盗みプレゼントを庭へぽいっと。
 ヘビをプレゼントしてもらったときは、飼い主はすかさず高所へ避難、隙を見て竹ぼうきでヘビを庭へ掃き出しました。飼い主は必死です。私が暑がりになったのは、この頃心臓に毛が生えたせいかもしれません。

病気だからこそ一緒にいられる幸せを実感

 今、ぽちこは腎臓病で通院しています。治らない病気なのに完治したかと思う程、元気な日もあれば、食欲が無くてとても心配な日もあります。この先の治療も、ぽちこが楽に過ごせるのが一番大切なことです。
 皮肉にも、ぽちこが病気を抱えているからこそ、猫たちとの生活を大切だな、一緒にいられて幸せだなと身に染みて感じる毎日です。