健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

老犬と暮らす

第8話 らくらくアジリティー

アジリティーといっても、若い犬が挑戦する競技のように跳んだり走ったりスピードを競ったり、というものではありません。

簡単な障害物をまたいだり、くぐったりと、愛犬自身が知恵を使いながら体を動かすだけでいい、負担の少ない運動です。

足腰が弱ってしまう前に、無理のない程度に楽しみながら行いましょう。

指導:中塚圭子
モデル犬:モモ(パピヨン)、ジー太(MIX)

[ 1 ] トコトコまたぎ

競技のアジリティーではハードルをジャンプしたりしますが、6、7歳になったら足に負担の少ない低い障害物にし、またぐだけでクリアーできるものが適しています。ゴルフクラブを並べたり、はしごや脚立を利用すると手軽にできます。

アジリティー1
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アジリティー2
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[ 2 ] チョコッとくぐり

完璧なほふく前進ができなくても、くぐる感覚が体験できる程度でOK。大型犬ならイスやテーブル、小型犬なら人がヒザを立てて行うなど、犬の体高や技量に合わせて選びましょう。

アジリティー3
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アジリティー4
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[ 3 ] ゆっくり渡り

本格的なアジリティーならもっと高いところを渡るところですが、低くして危険を避けましょう。床に台を置いただけのところでも、バランスをとりながら歩くのでトレーニングになります。

アジリティー5
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