健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

老犬と暮らす

第6話 ウォーキングお助けテク

この間まで散歩するとき遅れがちになっていたのに、このごろ自分よりも前へスタスタ行くから、「脚力が戻ってきた?」と思うのはちょっと待って。

足の衰えがさらに進み、ゆっくり歩くことができなくなったからとも考えられます。

こんな様子が見えてきたら、散歩をするときの補助を考えてあげる必要があるかもしれません。


指導:中塚圭子
モデル犬:舞(ラブラドールレトリーバー)

[ 1 ] 足が弱ってきた犬の歩かせ方

ゆっくり歩く方が実は足腰に負担がかかります。パタパタと速足になったのは、ゆっくり歩けなくなったからと考えられます。こうなると、必ずしも飼い主の横にぴったり付いて歩かなくてもOK。パタパタと速歩きしたら立ち止まって休憩し、また速歩き&休憩、といった歩かせ方を心がけましょう。

足が弱ってきた犬の歩かせ方
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[ 2 ] 首輪からハーネスに

パタパタパタと速足で歩くワンちゃんにとっては、首輪よりハーネスのほうが負担が少ないといえます。ハーネスの中でも、H型対応のほうが補助にもなってよりベターです。

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首輪からハーネスに

[ 3 ] お助けアイテム

散歩のとき、途中から歩きにくくなるようだったら、首輪に付けるのとは別に長めのリードを用意し、応急処置として後ろ足を軽く補助してあげてもいいでしょう。

お助けアイテム
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[ 4 ] 専用歩行介助グッズ

さらに足腰が弱って歩きにくくなってきた場合、そろそろ専用の介助グッズを用意しましょう。前足と胴を補助するタイプ、後ろ足を補助するタイプなど、いろいろなタイプがありますので、ワンちゃんに合ったものを選びましょう。

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専用歩行介助グッズ
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