健康・しつけ・くらし記事 獣医師さんのアドバイス

老犬と暮らす

第5話 室内トイレのしつけ直し

お宅のわんちゃんはトイレをどこで済ませていますか?

もし散歩の途中に外でする習慣がついているなら、年をとって動きにくくなるとトイレは大問題になります。

室内で排泄できれば犬にとっても人間にとっても負担が軽くなるので、今からでもしつけ直しをおすすめします。

わんちゃんによってフィットする方法が違うので、いろいろ試してみてください。


指導:中塚圭子
モデル犬:ポール(トイプードル)、REX(MIX)、コロン(チベタンテリア)

[ 1 ] 徐々に外から中へ

突然室内でさせようと思ってもそう簡単にはいかないので、段階を追って徐々に中へ導きましょう。1~3の手順でトイレシーツで排泄することが習慣づいたら、室内でもトイレシーツがあればできるようになります。

トイレ1
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トイレ2
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トイレ3
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[ 2 ] トイレシーツの上に外の環境を作る

外の環境に似た状態を室内に再現し、わんちゃんがトイレに行きたそうな様子を見せたらそこへ連れて行きます。うまくできたらしっかりほめ、室内でするといいことがあると覚えさせます。

トイレ4
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▲トイレシーツの上に草を入れた植木鉢を置く ▲トイレの上に人工芝を敷く

[ 3 ] 広々トイレ

子犬にトイレのしつけをするときのように、はじめからしつけ直すのも一案です。玄関やお風呂場などにシーツを取り除いて敷き詰めておき、しそうな気配がしたらそこへ連れていきます。徐々に場所が限定されていくので、それ以外の場所のシーツを減らしていきます。


トイレ5
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▲徐々にしない場所のシーツを減らしてトイレの場所を限定していく。
▲お風呂場にシーツを敷き詰める