年をとるごとに食い意地が張ってきたというわんちゃんはいませんか。
若いころには拾い食いや盗み食いなど決してしなかったわんちゃんでも、
食べ物に対する執着心が強くなってくるケースが少なくありません。
いくらしつけをしていても、年とともに抑えていた本能が顕著になってくる傾向があります。
だから食い意地が張るのも自然なこととおおらかに受けとめ、
食に対する執着心を満足させてあげる工夫をしてみましょう。
指導:中塚圭子
モデル犬:グレープちゃん(コリ-) |
|
[ 1 ] フード豆まき
同じ分量のフードを与えるにしても、ゆっくり時間をかけて食べさせるほど、犬にとっては満足感が得られます。
普通のフードボウルで食べさせる代わりに、清潔なレジャーシートなどを用意し、そこにフードをばらまいて与えます。においをかいで探しながら食べるのでフードボウルよりもずっと長もちします。 |
|
|
[ 2 ] フード宝箱
愛犬の大きさに合わせて壊れにくい箱や缶を用意し、中にフードやおやつと一緒にボールやおもちゃなどを入れて与えましょう。
わんちゃんはボールやおもちゃをどけながらフードを探し当てるはず。
※フードと間違って食べてしまいそうなおもちゃは入れないようにしましょう。 |
[ 3 ] トリーツホルダーの活用
一日に与える分量をフードボウルに入れておき、それをトリーツホルダーを使って数回に分けてあげると与え過ぎることなく、時間も回数も増やすことができるでしょう。 |
|
|
[ 4 ] 愛犬用知育玩具の活用
食に対する執着が強いことを逆手にとり、脳の刺激になる愛犬用の知育玩具を活用してみるのもおすすめです。
市販の愛犬用知育玩具はいろいろなタイプのものがあり、嗅覚を使ったり、鼻先や前脚でフタをこじ開けたりしながら、フードを探し出すように工夫されています。 |
|